見出し画像

豊かさと器

私自身は物質的な「豊かさ」にはあまり興味がないのだけれど、
講座をしている時も、多くのお客様がお金についてや
「豊かさ」についての疑問を持ってきたり、「○○が欲しい」みたいな
話をされていたなぁ、と。

私はあんまり欲がないし、お金のことは分からないし、
なのでお客さま達にアドバイスするだけの知識も経験も
知恵も持ち合わせていないので、そう伝えるのだけれど、
ずっと感じていることは

人それぞれ「豊かさの器」みたいなものを持っており、
その器自体は皆さんそれぞれ満たされているので、
「豊かさ」を持っていない人なんていないですよ。
ということは言ったりする。

お金は豊かさの一つの形でしかなく、人間関係、健康、知恵、とか
縁、運、様々な形の「豊かさ」がこの世には存在するし、
それぞれの方に合わせてどこが得意で、どこが不得意か、
があり、皆さん不得意な部分に注目し「私は○○が足りていない」
みたいにおっしゃるのだけれど、
「足りない」という意識自体が「足りない」状況を産むので、
自分の足りている部分に意識を向けて
「私は運は強いよなぁ」とか「私は人に恵まれているなぁ」とか
と自分の持っている豊かさを味わい、感謝する時間を多くとったなら、
本当は豊かさが拡大していくのではないか、と思っている。

後は器。

これも絶対あったら良い視点だと思うのだけれど、
この世には「正負の法則」というものが働いている。
(詳しく知りたい方はDrディマティーニという方が
 本を書いているので読んでみられると良いと思います)

この世界に「良い」だけのものも「悪い」だけのものも
存在しない。というか、人間が勝手に物事を「良い」「悪い」
に分けているだけで、本当は「良いこと」「悪いこと」も
存在しない。

物事を「良い」と分けた時点で反対側に同じだけの「悪い」
が発生する。だから、全てのことはメリット、デメリットの
量が同じ。そう見えていないだけで・・・。

だから、例えば「お金」に関してだと、
大きなお金を手に入れたなら、そのお金を失う時の喪失感が増えるだろうし、狙われるリスクが増えるだろうし、大きいものはメリット
デメリットを合わせた時のエネルギーの総量が大きいと言えると思う。
そして、エネルギーを扱うことが出来るかどうか?を示すのが「器」かな、と。

だから、これは仮説だけれど遺産相続や宝くじで大量のお金を手に入れた人は大抵それをすぐに手放してしまう。なぜなら、それを留める。或いは
それを自分の器の中に満たした状態で循環させるだけの力というか器を
持っていないからなのだと思う。

多分、器以上のものは手元にとどめられないし、
もっと大きなものを獲得したいなら、器自体を広げなければいけない。
器を広げるにはどうするか?
器を広げた時に発生するデメリット、代償を受け止められるだけの自分になること。自然な覚悟と自然な人としての大きさを獲得すること。

一つ前の記事で昨日、佐野直樹さんのアドバンダンスディクシャというのを
受けたと書いたけれど、こちらは最後に瞑想をして望む豊かさの形を意図し、イメージするようにと言われた。

私の中から自然に出てきたのは人間関係に関すること。

ちなみに佐野直樹さんの本 インド式「グルノート」の秘密には
豊かさは 「知恵・叡智」「使命・目的」「人間関係」「子供」
「資産・お金」「美・健康」「チャレンジ」「スピリチュアリティ・貢献」
の8つになっている。

この2か月人と出会い、交わって、人と人との間に発生する作用を感じた。
嬉しいことも怖いこともあったけれど、それでも人と出会うから得られる
作用が私を変えてくれたと感じている。
この2か月に私と出会ってくださった皆様に心より感謝申し上げたい。
ありがとう。

人と出会うことはやっぱり素晴らしいことだよな、と思えたから、
未来にもっと人と出会えることを意図し、願った。
私のイメージしたことはこう
「瞳の綺麗な人20人に出会って、一緒にお互いを高め合いながら
楽しく何かをしている未来が欲しい」と。

どこかのオフィスで仕事をしているヴィジョンを見た。
ガラス張りでガラスは黒い縁取りがついていて・・・。
そんなオフィス。
もしかすると、これから出会う人達と会社を興したり、
仕事を一緒にする未来があるのかもしれない。分からないけれど。

人と出会うことで困ること、悩むこともあるけれど、
それを受け入れてももっと多くの人と出会いたいと思った。

「人間関係」に関する自分の器が広がったのを感じた瞬間だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?