8月8日ソマティックエナジェティクス②
ワークは前半部分と後半部分とに分かれていたのだけれど、
前半部分で私が見たものはこんなものだった。
それは、一人の女性と白馬の物語。
一人の女性が多分この世界ではない、とてもとても緑の濃い
美しい湖畔みたいなところに座っていて、その傍らに白馬がいた。
この女性は私自身で、私にとってこの白馬は半身のようなもの。
いつも一緒にいて、お話はしないけれど、側にいることが当たり前で。
とてもとても大事な存在だった。
馬と共に人里に行くこともあったけれど、
周りに人がいる風景はほとんど出て来なくて。
私にとってはただただ白馬が側にいればよかったのだと思う。
白馬の黒くて澄んだ優しい目を見ている時間がとても幸福で、
ただ、その目を見ていられたなら私は幸せな気がした。
そんな画像を見ていたらマイケルがやって来て、
ベットに座るように言われて不思議な態勢をとるように言われ、
他の人はしていない場所に力をかけるようなことをして、
胸の前で手を組むように言われてその組んだ手に力をかけるような
事をしたら、嗚咽が漏れた。
「私のあの大事な白馬がいない。いつからだろう?
私の傍らにあの大事な白馬がいない。」
そのことに気づき、それがとても悲しくて嗚咽が漏れてずっと
泣いていた。
そこで、前半のワークは終わり涙が止まらないまま、
トイレに行こうとしてベットにカバンを置いていると
マイケルがやって来て
「帰っちゃうの?ダメだよ。君のプロセスは今花開いたばかり。
悲しみを味わっているなら次にやってくるのは怒りかもしれない。
悲しみと怒りとはコインの表と裏だから。
でも、大丈夫だよ。きっと乗り越えていけるから、だから心配しないで」
と言ったようなことを言われた。
ここに来るときもプロセスが怖いと感じていたのは本当だったから
「Really?」と聞いた後、でも帰ろうとしていたわけではないので
「I'll go to the toilet」と言った。