アルコールじゃ効かない!!冬場の消毒について
寒くなってきましたね。薬局では、インフルに、プール熱、胃腸炎など、感染症処方のオンパレードです。
感染症予防で、コロナで、たくさん買ったアルコールを使おうと思っているあなた!!
コロナやインフルには効果があっても、ほかの感染症には効きませんよ〜
なぜ効かないのか?
ウイルスには、脂質性の膜があるエンベロープウイルスと、膜がないノンエンベロープウイルスに分類されます。
アルコールは、脂質を溶かす働きがあるので、エンベロープを持つウイルスにはとてもよく効きます。エンベロープを持つのは、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス、ヘルペスウイルスなどです。
しかし、中にはエンベロープを持たないウイルスがいます。エンベロープを持たないウイルスには、アルコールは効果が弱いとされています。
今大流行中のアデノウイルスやノロウイルスは、エンベロープを持たないウイルスです。
そこで、おススメなのが、次亜塩素酸水
次亜塩素酸は、アルコールと違い、ウイルスの内部にまで侵入して、ウイルスを変性させます。ニオイの成分にも同じ作用があるので、消臭効果も期待できます。
「酸性度」「アルカリ性度」示すpH値によって次亜塩素酸の性質は異なります。pH値と次亜塩素酸の濃度によっては、「危険」となることや、アルカリ性である次亜塩素酸ナトリウム(ハイターの成分ですね)と混同されていることから、「安全性に問題がある」と認識されていることが多いのですが、しっかりした商品を選んでいただければ、インフルエンザやコロナなども含め、幅広いウイルスの除菌が期待でき、安全性も高い消毒剤です。
次亜塩素酸水は、分解されやすいため、有効期限が短めです。また、人体に使用する目的で認可を受けている医薬品や医薬部外品ではない商品が多いので、人体に使用するのではなく、床やドアノブ、お子さんのオモチャ、まな板などの調理器具に使用すると良いでしょう。
なお、最近では、医薬品で認可を受けた商品も出てきているようです。
薬局でオススメしているアイポッシュは、新たに開発された特許製法の採用により安定化を実現。従来製法と比べ、数倍の有効成分を保持します。
急性経口毒性は水と同程度、皮膚刺激指数(パッチテスト)安全品と、安心してお使いいただける商品です。
日々の健康管理のお手伝いに、次亜塩素酸水を!!