見出し画像

自律神経のバランスを整えよう~自律訓練法のススメ~

自律神経のバランスとは

渡辺裕之さん、上島竜兵さんと、立て続けに著名人の方の悲しいお知らせが続きました。
私も、気温差や、この春からの業務変化から、自律神経の乱れが原因と思われる持病の眩暈がぶり返しました。特に私の年代は、ちょっとしたストレスや、環境変化で、自律神経系が影響を受けやすくなっています。(要は更年期です)入浴法の工夫、適度な運動、養命酒やエクオール等の摂取など、普段から気を付けてはいるのですが。
渡辺裕之さんは、「自律神経失調症」で、治療を始めた矢先であったとのことですが、「自律神経失調症」は、特定の疾患名ではなく、活動時に活発になる交感神経と、安静時に活発になる副交感神経のバランスが崩れた状態のことをいいます。
自律神経のバランスが崩れる誘因としては、人間関係や仕事のプレッシャー等の精神的なストレスや、過労、光や音、温度などの身体的ストレスが挙げられます。慢性的な寝不足、不規則な生活や偏った食事なども自律神経の乱れにつながります。
自律神経は、全身の器官をコントロールしているので、症状も様々で、個人差が大きいです。私の場合は、三半規管が弱いのか、もっぱらめまい。
精神症状では、イライラや不安、不眠、記憶力や集中力の低下、感情の起伏が激しくなるといったものがあるようです。

自律訓練法とは

うつ病や統合失調症など、診断がつくくらい、メンタルにきてしまっている場合は、心療内科を受診し、森田療法、認知行動療法や、薬物療法なども組み合わせて治療したほうが良いと思いますが、私の場合は、そこまで酷くなく、眩暈として身体症状に出てしまっているだけでしたので、日常の生活習慣を整えることを一番にし、さらに自律神経のバランスを整える一助として、大学院で学んだばかりの「自律訓練法」を追加しました。

自律訓練法とは、自己催眠により、意識的にリラックス状態を作り、自律神経のバランスを回復させる治療法です。医師の指示のもとにやったほうが良いとは思いますが、動画も上がっており、第2公式までなら、リラクゼーション目的であれば、習得可能であると思われるので、日々の生活に取り入れることにしました。
自律訓練法の心理的な効果として、
・特性不安の軽減、抑うつ感の改善
・自己受容や自己効力感の向上
・自尊感情の向上
・身体への気づきの向上        等が挙げられています。


自律訓練法のやり方


自律訓練法のやり方は、大阪府が発行している資料を参照してください
動画もいくつか上がっています。

ただし、以下の方には、自律訓練法はお勧めできません。
・心筋梗塞の治療中の方
・低血糖発作の可能性のある方
・糖尿病の治療中の方
・統合失調症のお薬を飲んでいる方 

リラックス法リーフレット (osaka.lg.jp)
https://youtu.be/_e7fsZfUNN4

また、自律訓練法は、背景公式、第1~第6公式、消去動作がありますが、
第1、第2は上記の方以外には特に制限はありませんが、第3~第6までは制限がかかり、各公式ごとに対象疾患が異なります。
通常のリラクゼーション効果においては、第2公式までで十分だと思われます。2週間あれば、一般の方でも習得できるようです。

寝る前に、消去動作を省略して行うと、寝つきも良くなるとのことです。

大学院のストレスマネジメント学で、選択プランによっては、自律訓練法を詳しく学ぶことができるのですが、仕事に直結すると思われる家庭血圧でのプランを選択しました。

どちらも選択したかった~!!(残念!!)

参考)ドクターズファイル:自律神経失調症 
   https://doctorsfile.jp/medication/127/   
   心身健康アドバイザー特講 講義資料より抜粋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?