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#4:始まりは深夜のハイなブログだった。

前回、第1回KING OF JMK(2013年2月開催)の模様を書きましたが、そもそも上毛かるたの全国大会を開こう!と考えたのは2012年の夏頃です。

当時、僕は自動車会社でマーケティングやブランディングの仕事をやりながら、その経験を群馬の活性化に活かせないかと色々考えていました。
その詳細は#1(以下)の記事で書いた通りです。

ただ、その時僕は本当にただのサラリーマン。
たかがかるた大会とは言え、自分でイベントを企画して開催するなんぞ全然やった事がなかった訳です。

じゃあなぜ実行に向けて動き出したのか?
それは思い立ったのが深夜のハイテンションの時間帯だったからです。

2012年当時、大会のアイデアとしては以前から持っていたものの、やりたいな~でもいざやるとなると準備が面倒かな~とくすぶっていました。

しかし妻や子供も寝たある日の深夜、夜ふかししていた僕は何故かハイテンションになり、当時やっていたアメブロに

『上毛かるた大会 in 東京をやります!手伝ってくれる方は是非個別に連絡ください!!』

と書いてしまったのです。

精神医学の先生から聞いたことがあるのですが、
人間は夜に寝るという本能があって、この時間帯に無理矢理脳を動かそうとすると自律神経のバランスが乱れ、昼に活発になるはずの交感神経が優位になって興奮状態に陥ってしまうんだとか。

まさにその日、僕の交感神経君は興奮状態に陥りまして、そのテンションで一気にブログを書いてしまった訳です。

ただこういうのって時間が経つと後悔します。
実際、次の日の朝に再度ブログを読み返すと、

『なんでこんなブログ書いたんだろ?』

と若干恥ずかしい気持ちになります。

同じような事を高校時代にもやった事があります。
文化祭の出し物で真夜中に漫才のネタを書いた事があるのですが、
書いてすぐの時間帯は、

『俺って天才漫才師かも!?』

と自画自賛するものの、寝て起きていざ読み返してみると、

『なんでこんなクソみたいなネタが面白いと思ったん?』

と、冷静になった朝の僕がハイテンションな昨晩の僕にツッコミを入れる訳です。

ブログに返事が来た!

とはいえ、もうブログも公開してしまっているので今更消すのもどうかと。
どうせ誰も見てないからいいか・・・と考え、そのままにしていつも通り出勤したのです。

しかし、その夜に想像してない事が。
会社から帰ってくるとなんと、いきなり3名の方からメッセージが届いているではありませんか。

内容は皆さん一緒です。
『是非上毛かるたの全国大会を一緒にやりたいので、その東京でやるミーティングとやらに参加したい』と。

・・・ちょっと困りました。
だってその時は僕の交感神経君は"ど"ノーマル状態ですから。

正直、メッセージをくれた方が1名だけだったら多分『ばっくれてた』と思います。
でも3名もいるとさすがにばっくれるのも勇気が要ります。
ましてや、僕が深夜のハイテンションに身を任せて書いた単なる思い付きなんです!あれはウソです!なんて言ったら怒られそうな気がします。

なので・・・

2012年9月8日。
品川駅港南口にある飲み屋でメッセージを頂いた3名と私の合計4名で集まりました。まあとりあえず飲みながら話しましょうと。

今考えてみれば、これが『実行委員会』の発足でした。
もちろんリーダーは僕です。言い出しっぺですから。

ここから、イベント運営に関してど素人である僕たちが約5ヶ月後に開催となる大会に向けて、手探り状態で準備を始める訳です。

深夜のハイな自分を利用する

こんな感じでKING OF JMKは、深夜のハイテンションな自分が書いたブログが発端となって前進していった訳です。
あのブログがなければ協力してくれる人もいなかったのですから、大会の実現は無かったことでしょう。

またあれ以降、僕は躊躇している事があると深夜の時間帯のハイな自分を有効活用しています。

僕は本業としてマーケティングのコンサルタント事務所を経営してます。
従業員は僕1人です。
そう言うと、『いいな~自由そうで』と思う方もいらっしゃると思いますが、1人で仕事をやっていると叱咤激励してくれる人もいなければ、背中を押してくれる人もいません。

何をするにしても1人で決めなければいけない訳で、それはそれで結構つらい時があります。

そういった何かちょっとした勇気をふり絞って前に進まなければいけない時は、今回書いたような『時間帯のマジック』を使って自分の交感神経を無理矢理高めてみます。

他の人におススメできるかどうかは分かりませんが。

なぜイベント名が『KING OF JMK』なのか?

さて、そんな感じで2012年9月に実行委員会を結成し大会開催に向け準備を進めていく訳ですが、その過程で巻き起こった事についてはまた追々書こうと思います。

ただ時々、なぜその全国大会の名称を『KING OF JMK』にしたのか?と聞かれることがあるので、それについては先行してここに書いておきます。

これを名付けたのは僕です。
なぜこういう名称にしたかというと・・・横文字の方がカッコいいと思ったからです。
横文字=カッコいいと思ってしまう単純な世代なんです。
(僕だけかもですけど)

ただ、もう1つ理由があります。
それは敢えて名前は伏せさせていただきますが、当時上毛かるたの版権を管理していた団体の方々に『上毛かるたの全国大会』の構想をメールでお伝えし、念のため開催の許可を得ようとしたところ、

『そういう事はやらないでいただきたい』

と、あっさりダメと言われてしまったからです。

メールでその返信が着た時、一瞬『え?』と思いました。
その団体に開催に向けて何か協力してほしいという依頼をした訳ではありません。
また特に悪い事をしているのではなく、どちらかというと群馬にタメになることをやる・・・と思ってメールしたので、単刀直入にダメと言われるとは想定してなかった訳です。

当時、メールで怒ってしまいました。
『何がいけないのかきちんと説明して欲しい!』
『かるた大会をやることがなぜダメなんですか!』
など今思い返してみればかなり失礼な言葉を書いてしまいました。

あの時なぜダメと言われたのかは今でも分かりません。
理由は全く教えてくれませんでした。
でも何かしらの事情があるのでしょう。

ただ、ある方に相談したところ(こちらも名前は伏せます)、

『上毛かるたを使ったイベントを開く事自体は法律的に何も問題ないはず。ただ、相手は上毛かるたの著作権・商標権を持っているので、イベント名称などに"上毛かるた"を使わない方がよい。』

というアドバイスをいただいた訳です。
そこで、"上毛かるた"という言葉を使わずに上毛かるたの全国大会を表すイベント名称を考えようという事になったのです。


結構簡単に決めました。


当時、卵かけご飯を"TKG"と略した言葉がちょっとだけ流行った時代。
なので上毛かるたも"JMK"にしてみようと。

また当時既に『キングオブコント』や『キングオブパスタ』といったイベントが存在してましたので、それと同様にJMKをくっつけて、

『KING OF JMK』

考えに考え込んだ名前では全然ありません。
何度も言いますが、横文字=カッコいいと感じている僕はこんな感じであっさり決めました。


もちろん、当時ダメを言われた団体に文句を付けたい訳ではありません。
何度も言いますが、色々事情があったのだと思います。なので名前は伏せさせていただきます。

現在は、上毛かるたの著作権・商標権ともに群馬県に譲渡されておりますので、県に申請さえすれば『上毛かるた』という名称は比較的簡単に使う事ができます。

ただ、もう『KING OF JMK』という名前にしてしまって8年が経ち、この名前に愛着が沸いてしまっておりますので、今から変えるつもりは全くありません。


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