自分をさらけ出す
潜在意識
俺の心は、硬い分厚い殻で覆われている。
生まれた時の心はツルツル&純真無垢だったのに、27年間の人生で無意識に頑丈な殻を作ってしまった。
殻は簡単に壊せない。
その上、壊すことを自分で無意識に(潜在意識で)セーブしている。
素の自分をさらけ出すのが怖いから。
殻を作った理由
なぜ殻を作ったかって?
それは、俺の子どもの頃の体験に大きな理由がある。
俺の親はめっちゃ怖かった。手がでることもあった。
そんな親が怖くて、俺は本性をさらけ出すことを辞めた。「良い子」として振る舞えば、怒られることはないから。
学校の先生も結構怖かった。
怒られるたびに、「どうやったら怒られないんだろう」と試行錯誤した。
こうして、親との生活、学校生活を送る中で、「良い子」「優等生」として振る舞うようになった。
本性を隠して、殻を作った。
「本性をさらけ出すと、怖いことが起きる」という思い込みがあったから。
意識的に作った殻は、年を重ねるごとに分厚く、堅くなっていって、俺の潜在意識として定着した。
さらけ出す
27歳の大人になった俺は、表面では、カッコいい、お調子者、明るい、ポジティブ、自律した人として振る舞っている。
一方、素の自分は、上に加え、ネガティブ、暗い、甘えたい、人に依存したい、もっともっと人と関わりたい!という一面もある。
素の自分を見せると、人に嫌われる、女々しい、ダサい・キモいと思われる。
結果として、みんなが俺から離れて行ってしまう(と思い込んでいた)。
だから怖い。
だからこそ、素の自分を隠し、表面的に人と接していた。
けれど、最近気づいたこと。
それは、表面的に接しても、表面的な関係しか生まれないこと。
俺が本当に欲しい、「腹を割って話せる人間関係・心の底から甘えられる人間関係」から遠ざかってしまっていたこと。
表面的に接していることは、大抵バレる。
こいつ、「本当のこと言ってないな、壁作ってるな」って俺自身感じることもある。
壁を作り、表面的な対応をされると、結構ショックだ。
表面的に取り繕ってても、どうせバレる。
なら、全てをさらけだそう。
まずは自分からさらけ出そう。
寂しいよ。辛いよ。サッカー辞めたいよ。甘えたいよ。メンヘラなんだよ。
人にも、さらけ出してフィールドバックしよう。
お前、可愛いな〜
めっちゃ嬉しい!
素敵じゃん
大好きだよ
感情が伝わってこないよ。それ、心の底から言ってるの?
お前のこういうところ、俺は〇〇に感じて嫌だったよ。最初、結構イライラした
プラスのことは積極的にさらけ出す。
マイナスのことは、相手が受け取れる状態か確認してから、言う。
「正直なこと言っていい?お前が大好きだから、言いたいことがある。もしかしたらショック受けるかもよ。心の準備はOK?」みたいに。
そんな風にさらけ出していったら、心を割って話せる友人は増えていった。
人に甘えられるようになり、心が満たされた。
心の底から幸せを感じられるようになった。
素の自分をさらけ出した先に、本当に欲しい人間関係はあった。
俺は今、幸せだ。
これからも、勇気を出してさらけ出そう。