社員日記「映画館でオペラ」
システム導入エンジニアのなっちです。
2年前から、映画館でオペラを観るのにハマってます。
METライブビューイングという、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ(MET)の公演を世界各地の映画館で上映しているものです。
(残念ながら日本は字幕を付ける関係でライブでは見られず、3か月ほど遅れて録画版が上映されます。)
冬から夏にかけてが(日本での)上映シーズンでして、シーズン中はせっせと映画館に通っています。
上映期間が短く、1週間で終わってしまうことがザラなので平日夜の仕事終わりに行くことも!
ラクラスにはフレックスタイム制があるので、少し早めの上映時間でも仕事後に観に行けるのがありがたいです~!!
私が初めてMETライビュで観た作品は「リゴレット」。
作品名は聞いたことがあったんですが、あらすじや代表曲が何なのかは知りませんでした。
じゃあなんで観に行ったのかというと、原作がV・ユーゴーだと聞いたからです。
ユーゴーの作品にはレ・ミゼラブルやノートルダム・ド・パリがありまして、名作ミュージカルの原作になってるのでミュージカル好きだとちょっと興味を惹かれるんですよね。
きっつい悲劇なんだろうなって…。(当たりでした)
観てみると、的確なカメラワークで無理なく話に入り込めたのが嬉しい驚きでした。
衣装やセットも豪華なので目も楽しい。
幕間休憩では作品解説も入れてくれるので、オペラやクラシックの初心者にとてもやさしかったです。
解説や出演者インタビューで見どころだと推されていた「嵐の三重唱」は、本当に鬼気迫った、オペラの良さが味わえる感情のるつぼ!という名シーンでした。
あと暗殺者役の人が見た目もかっこよくて最高で…。背の高い黒革のロングコート着た暗殺者、ベタですけどやっぱりかっこいいんですよね。
有名なオペラは普段クラシックを聴かない人もなんとなく知ってる有名曲を持っていたりするのですが、リゴレットにもそれがありました。
「女心の歌(La donna è mobile)」です。(ご興味があればお手元のスマホで検索して聴いてみてください)
テノール歌手がコンサートでよく歌う、華やかで楽しくて覚えやすい名曲。ちゃんと聴くのは初めてだったのでテンションが上がりました。
ストーリーとからめて覚えると作曲者と作品名と曲名が紐づくのでうれしいです。
リゴレット本編の中で聴くと、たぶん「女心の歌」は二度と忘れられなくなりますよ!
METライビュは7月くらいまでいろんな作品を上映するので、お時間と興味があればぜひ!
生でオペラを観るよりはるかにお安く、TシャツGパン的な普段着で行ってOKなので敷居は低い、はず。
システム導入エンジニアのなっちでした!