【福岡初拠点】LivingAnywhere Commons田川 体験レポ|廃校に宿泊して個人雑誌zine作りにも挑戦!
今、注目の全国住み放題サービス「LivingAnywhere Commons」。今回は、福岡県田川市にある拠点「いいかねPalette」に宿泊して、ワークショップイベントに参加してきました!
LivingAnywhere Commons田川拠点の「いいかねPalette」は、廃校をリノベしたとってもエモい施設。そんな「いいかねPalette」を実際に利用して感じた魅力をまとめます。
月2.5万円!定額制住み放題のLivingAnywhere Commonsはワーケーションにおすすめ
LivingAnywhere Commonsは、月2.5万円の多拠点住み放題サービス。HafHやADDressなどの定額制住み放題サービスに比べて「料金が安い」のが特徴です。
現在7拠点のLivingAnywhere Commonsは、全国100拠点の展開予定。月2.5万円で、どの拠点も利用できます。
WiFiが早いコワーキングスペースや、長期滞在できる宿泊スペースが整っており、場所にとらわれない暮らしがしたい方にぴったりです。もはや、定住する理由がなくなりそうですね。
テレワークやワーケーションでの利用にもおすすめ。気に入った拠点を事業所として登録することも可能です。
また、「拠点を一緒に創れる」のもLivingAnywhere Commonsの魅力。未完成の拠点づくりに参加できるワクワクさがあります。地域の方や会員同士のつながりを大切にしているのが、他のサービスとは違う面白いポイントだと感じました。
廃校に宿泊できる!LivingAnywhere Commons田川「いいかねPalette」
福岡の田川拠点「いいかねPalette」は、廃校をリノベして作られた施設です。「小学校に宿泊」「校庭でバーベキュー」など、旧小学校ならではの楽しみ方ができます。福岡市内天神から1時間程度で行けるアクセスのよさもポイントです。
「なんでもできる世界をつくる」がコンセプトのいいかねPalette。実際どんなことができるのか、宿泊体験して見つけたおすすめポイントを7つご紹介します。
おすすめポイント1. 無料のコワーキングスペース!館内全体にWiFiあり
ワーケーションやテレワークで欠かせないのがWiFi通信ですよね。いいかねPaletteのコワーキングスペースはWiFiが速く、快適に仕事できます。
しかも、無料で飛び込み利用可能!天井が高くて窓も多い、開放的な空間で、のびのびと作業できますよ。
また、いいかねPaletteは、館内どこでもWiFiが使えます。広い校舎内全体でWiFiが使えるので、好きな場所で自由に仕事できるのもポイントです。
シェアライブラリーでは、本も読み放題。図書館のように本が並んでいるので、好きなだけ本を読めます。本好きさんにもおすすめです。
おすすめポイント2. 校舎内の階段下にカフェ!「tas coffee」のコーヒーがおいしい
コワーキングスペースのとなりにあるのが、tas coffee。校舎内の階段下スペースにある、雰囲気のいいおしゃれなカフェです。
tas coffeeでは、ネルドリップで丁寧に淹れたおいしいコーヒーが1杯300円で楽しめます。紙フィルターで淹れるより、なめらかな舌触りになるそう。個人的には、最近飲んだコーヒーの中で1番おいしかったです。
なにより店主さんのゆったり感が素敵で、ずっと居たくなるくらい居心地のいいカフェでした。営業時間は12:00~20:00(水木休み)となっています。校舎内でゆっくりくつろぎたい時に、ぜひ利用してみてください。
おすすめポイント3. 旧小学校の校庭でバーベキューできる
いいかねPaletteは、校庭でバーベキューができるんです。小学校の校庭でバーベキューできるなんて、ロマンがありますよね。1区画1,200円から利用できます。
夏の夜の校庭は、なんともいえないエモさがありました。旧小学校だからこそ味わえる雰囲気です。大人も子どもも楽しめます。運がよければ、校庭で「け」という名前の猫ちゃんにも会えるかもしれません。
おすすめポイント4. エントランスの楽器が自由に使える!レコーディングも可能
いいかねPaletteは、「音楽やアートとの距離が近い」のが特徴。エントランスには、誰でも自由に演奏できる楽器が並んでいます。楽器は子どもたちに大人気で、楽しそうに演奏する音が館内に響き渡っていました。
ドラムやギター、ベース、太鼓などの楽器を、弾きたいときにいつでも弾けます。実際に、私もずっとやってみたかったドラムを教えてもらい、8ビートのやり方を習得できました。
また、レコーディングスタジオやコントロールルームまであるので、本格的な音楽収録や編集も可能。いいかねPalette代表の樋口さんをはじめ、サウンドディレクターや演奏者などの音楽好きが集まっているため、音楽に関する設備がかなり充実しています。小学校内でレコーディングできるなんてすごいですよね。
スタジオ横のパソコンで音楽を編集している少年もいました。まさに「なんでもできる世界をつくる」というコンセプトどおり、やりたいと思ったことにすぐ手が届く環境です。創造性も豊かになりそうですね。
おすすめポイント5. 小学校に泊まれる!宿泊部屋ドミトリーもきれいでかわいい
「小学校に泊まる」って、なんだかワクワクしますよね。いいかねPaletteでは、遊んで、仕事して、そのまま泊まることができます。ワーケーションはもちろん、合宿などで利用するのもおすすめです。
宿泊部屋は、木箱のようなかわいいドミトリーになっています。実際に1泊してみましたが、ドミトリーといっても中は意外と広く、快適に過ごせました。読書灯や電源コンセント、プライベートカーテンもついているので安心。
シャワールームもきれいで使いやすかったです。ボディーソープ、シャンプー、コンディショナーも完備。タオルやドライヤーも使えます。着替えだけあればOKなので、旅人も利用しやすいでしょう。歯ブラシや耳栓などは、有料で利用可能です。
夜まで地域の方と交流できるのが、宿泊のメリット。日帰りよりも、ゆっくり語り合えるので、居合わせた人たちと仲良くなれます。
おすすめポイント6. 卓球やゲーム・映画鑑賞もできる
共有スペースのリラックスルームには、卓球台やゲーム機、大きなテレビがあり、映画鑑賞もできます。
黒板の前に卓球台があり、まさに小学校らしさが感じられるスペース。漫画やDVDもあるので、長期滞在でも飽きずに楽しく過ごせそうです。
おすすめポイント7. 廃校の裏山冒険も楽しい!
小学校の裏山って、なんとなく憧れがありませんでしたか?いいかねPaletteは、裏山冒険もできるんです。自然を感じながら、お散歩するのも気持ちいいですよ。見たことのない景色が広がっているかもしれません。
また、校庭のブランコやサッカーゴールなどの遊具が残っているのも、廃校の施設ならでは。自由に遊べるので、子どもも大人も楽しく過ごせます。校庭や裏山で思いっきり遊ぶのもおすすめです。
LAC田川拠点いいかねPaletteのイベント「zine作成ワークショップ」を体験!
いいかねPaletteでは、定期的にイベントが開催されています。今回は、「zine作成ワークショップ」のイベントに参加してみました。
「zine(ジン)」とは名刺にもなる個人雑誌
zineとは、冊子状の名刺のようなものです。1枚の紙を折りたたんで冊子にするのが特徴。アナログのポートフォリオになり、自分のことを知ってもらうためのコミュニケーションツールとして使えます。
好きなものややっていることなどを、感性のまま自由に詰め込めるのが魅力です。名刺よりイメージが伝わりやすく、印象にも残るので、自己紹介カードとして使うのもおもしろいかもしれません。
公zine館の市村ドラゴンさん主宰のイベント
今回のzineのイベントは、公zine館の市村ドラゴンさん主宰のイベントでした。「zineをベースとして、人がコミュニケーションできる公民館みたいな場をつくりたい」という想いで活動されているそうです。
展示スペースには、個性的でおしゃれなzineがたくさん。表現方法は無限大で、見ているだけでも感性が刺激されます。
今回コロナの関係で、残念ながら市村ドラゴンさんとはお会いできなかったのですが、イベントに参加した方とのコミュニケーションを楽しみながら、zine作成を行いました。
あえての手作り感がいい!好きを詰め込んだオリジナルzineを作成
今回は、あえてアナログな方法で写真をコラージュしたり、書き込みをしたりと、手作り感のあるzineを作成しました。
普段、仕事でサムネイルなどを作る際は、Canvaなどのデザインツールに頼ってしまいがちなのですが、アナログで手作りするのも新鮮でおもしろかったです。小学校で工作した時のような感覚で楽しくつくれます。
ワークショップに参加していた少年は、アーティストらしくてかっこいいzineを作っていました。表現したいことをアナログで形に残す手段の1つとして、zineを作ってみるのもおもしろいかもしれません。
いいかねPaletteはクリエイティブなイベントや展示会がたくさん
いいかねPaletteでは、他にも様々なイベントが開催されています。
8月29日・30日には、野外ドライブインシアターが開催される予定です。車内から鑑賞できるので、コロナ渦でも3密を避けて楽しめます。夏の思い出づくりにぴったりですね。
他ではなかなか体験できない、クリエイティブなイベントが定期的に開催されているので、ぜひチェックしてみてください。
LivingAnywhere Commons田川拠点「いいかねPalette」の周辺情報
LAC田川拠点「いいかねPalette」に行くなら知っておきたい周辺情報をまとめます。
いいかねPaletteまでのアクセス
福岡市内からのアクセスは、西鉄天神高速バスターミナルから出ている「田川後藤寺駅行きの特急バス」を利用するのがおすすめです。片道1,500円程度でアクセスできます。
ただ、田川後藤寺駅からいいかねPaletteまで、車で10分ほどの距離があります。徒歩だと40分かかるのが難点。田川後藤寺駅からはタクシーを使うのが無難かもしれません。
「こだまうどん」では田川のおいしいうどんが食べられる
田川でおいしいと教えてもらったうどん屋さんが「こだまうどん」。ふわっとした柔らかい麺と甘めのお出汁がおいしいお店です。福岡らしいうどんが楽しめます。
こだまうどんまでは、車で20分程度。現地の方と仲良くなって、連れて行ってもらいましょう!
LAC田川拠点「いいかねPalette」の注意点
いいかねPalette内では、食事の販売をしていないため、自分で調達する必要があります。近くのコンビニまでは、徒歩10分です。
今回は、運良く館内のキッチンで作られていたカレーを御馳走になりました。キッチンを利用して、メンバーさんと一緒につくるのもおもしろいかもしれません。
なんでもありの「いいかねPalette」はクリエイターにおすすめ!
今回、いいかねPaletteに宿泊して感じたのが「何にでもチャレンジできる環境が整っている」ということ。やりたいと思ったことや、会話のなかで「こんなのおもしろいかも」と挙がったことを、すぐに実現できる場所だと感じました。
まさに、LACが重きを置いている考え方「共創(共に創る)」ことが自然とできる、クリエイターに最適な環境です。
楽器演奏や音楽編集、コーヒーを入れたりワークショップを開いたり、それぞれが自由に好きなことを楽しんでいて、遊びながらゆるやかに生きてもいいんだなと思わせてくれます。
いいかねPaletteに集まる多種多様な人と交流することで、おもしろい発見ができるはず。田川の自然を感じながら、新しい出会いを楽しんでみてください。
《ライター・田平葵(たあ)》