廃校の中にカフェ!LAC田川にある「おいとま食堂」の魅力にせまる
廃校を改装してつくられたLAC田川拠点には、「おいとま食堂」というカフェが併設されています。
実際に利用してみて感じたLAC利用者のおすすめポイントをご紹介。
カフェの魅力にもっと迫るため、「おいとま食堂」の謎をいいかねPalletの佐田さんに取材しました。
廃校を改装してつくられた「おいとま食堂」の3つの魅力
実際に利用して感じた「おいとま食堂」の魅力をご紹介します。
①シックでおしゃれな店内
お店のドアは変わったアーチ状の黒い扉で、そこを潜ると黒を基調としたおしゃれな空間が広がっています。
天井にある黒い円形のモチーフがとても印象的でした。
もともとの給食室の面影を残しながら、現代的な雰囲気があるのでとても新鮮です。
②スタッフさんが気さく
オープンキッチンだからこそ、スタッフさんとの距離が近いのも魅力の1つ。
オブジェとともに展示されていたコーヒー豆を眺めていると、「コーヒー豆の並んでいる順序も意味があって焙煎度合い順なんですよ」とオーナーさんが気さくに話しかけてくれました。
おいとま食堂は雰囲気がいいだけでなく優しいスタッフさんもいるので、ホッと一休みできる素敵なカフェです。
③チキン南蛮定食が美味しい
ランチメニューはキーマカレーとチキン南蛮定食の2種類から選べます。
私のおすすめのチキン南蛮定食は、チキンがとてもしっとりしていて美味しいです。
まろやかな甘酢とタルタルソースの相性も抜群で、ご飯を何杯もおかわりしたくなる味でした。
スタッフに直撃!「おいとま食堂」の3つの秘密
カフェを利用して感じた3つの謎。
そこに「おいとま食堂」の魅力が隠されているはずです。
さらなる魅力を発見するために、自身が思う「おいとま食堂」の謎をいいかねPalletの佐田さんに質問してみました。
秘密1 「なぜ座敷なのか」
理由は「舞台」にも使うためだから。
空間の汎用性を大事にする「いいかねPallet」は、1つのことにしか使えないものはつくりません。
実際に先月行われた音楽イベントでは座敷にDJブースが設けられたらしく、また違った雰囲気のおいとま食堂も見てみたかったです。
秘密2 「なぜ店の真ん中に大きな黒い天板があるのか」
理由は部屋の暗さをあえて活かすため。
おいとま食堂が作られた部屋はもともと北向きで、暗くジメジメしていて誰も寄り付きませんでした。
「暗い・ジメジメ」という特徴はたいていネガティブなイメージに捉えられがちです。
しかしそれを否定せずに個性として受け入れていて、いいかねpalletの「なんでもアリ」の精神はここにも活かされていると感じました。
秘密3「なぜおいとま食堂という名前なのか」
「おいとま食堂」のおいとまは「余白」という意味。
オーナーさんは今勤める会社で時間・空間の「余白」の大事さを学び、多くの人生のきっかけをもらったそうです。
今度はオーナーさん自身がたくさんの人の人生のきっかけを与える場を提供したいと思い、「余白を大切にする」カフェが誕生しました。
余白を大切にするカフェで美味しい食べ物を食べながら、ゆっくりと自分に向き合うのもいいですね。
廃校をうまく利用した「おいとま食堂」には魅力がたくさん
LAC田川拠点に併設されている「おいとま食堂」の魅力を掘り下げました。
インタビューをする前はおしゃれで食べ物も美味しいという印象のカフェ。
しかし暗さをあえて個性としていたり余白を大切にしていたり、いいかねpalletのどんなものも受け入れる懐の広さがここにも表れているなと感じました。
カフェに込められた想いを知ってから行くと、また違った楽しみ方をできるはずです。
魅力がたくさんの「おいとま食堂」を目的に、次の滞在先に田川拠点を選ぶのはいかがでしょうか。
《ライター・明音(あかね)》