祝・LAC3周年。熱海Kitenで大団円を迎えたサマーフェスティバルをレポート
場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方を実践する共同体LivingAnywhere Commons(以下、LAC)が発足から3周年を迎えます。
「LACは3年間でどう変わったのか?」
2022年9月24日に開催された、LAC3周年記念「サマーフェスティバル・フィナーレ」の模様を現地取材しました。
LACサマーフェスティバルフィナーレ
メイン会場となったのは、イベント前日にオープンしたばかりのLAC熱海。
現地に集まった参加者と、全国のLAC拠点をオンラインで繋いでLAC3周年を祝うイベントがスタートしました。
「3周年をLAC利用者と一緒に盛り上げたい」と立ち上げたサマーフェスティバルでは、LAC利用者と共に、全国のLAC拠点を舞台に3か月間で『66』のイベントが開催されたそうです。
期間中に7つの拠点が新しくLACの仲間に加わり、宿泊キャンペーンやSNS発信も活発に行われました。
「他では飲めないオリジナルビールをLACのメンバーと一緒につくりたい」と、はじまったプロジェクトもこの日がお披露目。
完成したビールが全国のLAC拠点に行きわたり、LAC拠点での出会いや交流をさらに促進させたいという願いを込めて、いっせいに開栓されます。
LACオリジナルビールを造るにあたっては、LACの仲間がたくさん関わってくれました。
▼3周年記念LACビール プロモーション動画
▼LACビールプロジェクト記事
LivingAnywhere Commons 3周年の軌跡
つづいて、LAC事業責任者の小池克典さんにマイクが手渡され、3周年の歩みを振り返っていきます。
2019年に株式会社LIFULLの新規事業としてスタートしたLAC。
会津磐梯を第1号拠点とし、新しいワーク&ライフスタイルを提案するための場所づくりがスタートしました。
造船会社の社員寮をリノベーションした2つ目の拠点は伊豆下田。
徐々に利用者も増え、地域企業とのプロジェクトや、大学生が住み込みで手伝いはじめるなど、ユニークな事例が生まれ始めます。
2020年からは提携拠点も加わり、リモートワークの拡大でコロナ禍でも宿泊数を増やし続けます。
2021年〜2022年、さらに暮らし方や働き方の選択肢が増える中で、多拠点生活やオフグリッドといった新しいアクションもユーザーと共に推進されています。
LACと深いつながりの面々から祝福コメント
イベント中盤では、これまでLACにゆかりのあった仲間から祝福メッセージが多数寄せられ、その一部が紹介されました。
LACユーザーとして利用した伊豆下田が気に入り、現地で起業した藤井瑛里奈さん(写真右)。
「お帰り」と言ってくれるLACのアットホームな環境で、誰かに応援してもらったり、逆に誰かのことを応援することができるようになったそうです。
ノマドワーカーのシャンディさん(写真中央)は、大学生インターンとの合宿などでLACを活用しています。この3年間でLACというプラットフォームが整備されてきたことに触れ、今後も面白い人が集まるコミュニティで在り続けて欲しいと期待を寄せます。
元LAC伊豆下田コミュニティマネージャーの梅田直樹さん(写真左)は、ユーザーがまだ数名しかいなかった発足当初の様子や、LACができたことで地域が変化しはじめている喜びをユーモアたっぷりに伝えてくれました。
寄せられたメッセージ動画はYouTubeからご視聴頂けます。
●えりなさん編
●シャンディさん編
●梅田さん編
Kitenから始まる新しい一歩
イベント内では、LAC熱海コミュニティマネージャーのみっすーさんから、9/23(金)にグランドオープンした『Kiten』が紹介されました。
LAC熱海『Kiten』について詳しくはこちらをご覧下さい。
さらに、1周年を迎えたLACつくばと、LACひたちなかを中継でつないでクロストークが盛りあがります。
コミュマネ同士が関わることや、他の拠点を旅する新しい展開も、拠点数が増える中で生まれてきているのだとか。
「これまで」と「これから」に乾杯
目の前にあるやるべきことに、ひとつずつ向き合う毎日で、実は3周年という節目を意識していなかったという小池さん。
サマーフェスティバルというカタチで、3周年を祝う場をつくってくれた実行委員に感謝を伝えつつ、
「個人では気づかなかったり、実現できなかったりすることを、LACという共同体があることでこれからも実現させていきたい」
と、LACが体現したい世界への想いを皆に呼びかけ、最後はLACオリジナルビールを手にこれからへの乾杯が行われました。
3周年イベント当日の様子は、以下のURLからアーカイブとしてご覧いただけます。
《ライター:ジャンク板村》