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その70)ユニバーサル・ハイ・インカム
CNNの報道によると米起業家イーロン・マスク氏は23日、仏パリで開催された「ビバテック 2024」の基調講演にリモートで登壇し「人工知能(AI)は私たちの仕事をすべて奪うことになるが、それは必ずしも悪いことではない」と語ったそうです。
https://www.cnn.co.jp/tech/35219312.html
私は、ベーシックインカムは仕事がなくなっていったときに最低限の生活費を保証する制度としてイメージしていますが、これはあくまで所得の補完であって、劇的に社会を改善するものとは捉えていません。むしろその後どうなっていくかというところの予想を探していました。ここで述べられている「ユニバーサル・ハイ・インカム」はポスト「ユニバーサル・ベーシック・インカム」の理想形になると感じています。
ロボットやAIが人間の仕事を全て代行できるようになれば、物やサービスは限りなく無料に近づいていきます。イメージとしては、社員食堂などで、社員は好きなだけ食べることができるものがありますが、あれに近いものがあります。人間は面白いもので、今しかないと思うと貪るように求めますが、いつでもあると思うと、今必要なだけを求めるようになります。
ただ、資源循環の流れは変わらないので、個人の生体認証で利用できる範囲が決められ、資源の浪費を防ぐようになるのでは無いでしょうか。
人は社会参加によって生きている意味を見出すといわれているので、仕事自体は「任意」になっていくでしょう。働きたい人だけが働くみたいな未来です。むしろ懸念されるのは、そんな社会で何に生きる意味を見出すようになるのかというところだと思います。