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その44)地方公務員の仕事はどうなる

AIやロボットが多くの仕事を代替して、CBDCによるUBI(ユニバーサルベーシックインカム)になった場合、地方公務員の仕事はどうなっていくのでしょう。

手続き等はどんどん自動化されますし、税制もデジタル化が進むと確定申告が必要ないほど自動化されます。多くの相談も行政AIの回答で解決することが多くなるでしょう。定型業務はスマホで完結し、ほとんど人間の職員がしなくなると考えられます。予算が適正に使われているかといった経理業務も機械で大丈夫でしょう。議会での予算計画もAI計算で大幅に手間が軽減されるでしょう。最終的には結果を見て「正しく行われました」と承認する人々がいれば良くなります。

一方で忙しくなりそうなのが地元の災害対策や調査、治安維持や安全に関わる現場仕事と、地元の人々とのコミュニケーションによって地方の自治会運営を支援していく分野です。

治安維持や安全に関わる仕事は、危険な作業はロボットの手を借りながら行っていくでしょう。レベルアップは常に求められますし、災害で大きな被害を受けにくい社会づくりが求められます。

治安についてもロボットと人間が共同で取り締まる形になるでしょう。ロボットが危険な役割を担当する形になると思います。自動運転が一般化した未来でも自転車など人力で走る軽車両は危険運転をする可能性が高いので、それらを取り締まるようになると思います。若さゆえに起きる危険な集会の取り締まりもあるかもしれません。国際世界が狭くなり、テロに警戒する動きも一層強まると思います。

地方の自治会運営の支援は公的機関と自治会を結ぶ役割として重要なコミュニケーションになるでしょう。ベーシックインカム社会では自治会運営が活発になると考えられるため、自治体の職員は、行政との橋渡しの役目やその自治会に必要なものや設備の調達など多くの役割を担うと思います。これは最初のモデルは商工会などビジネス連携でノウハウが蓄積され、それが自治会運営におうようされていくものと予想しています。

これら全てはテクノロジーによって学習され、定型化してくると最終的には自動化されるでしょう。

民間の仕事は最後まで残るのがエッセンシャルワークです。自動化に移行して役割を終えた職員はどんどん介護など人材不足の職場に異動していくかもしれません。

もう一つ考えられるのが一般市民のボランティア動員です。徴兵につながると批判は出そうですが、ベーシックインカムを貰っている人に何らかの役割を政府が要求する場面が出てくる可能性があります。これは次回考えてみます。

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