3月12日

パジャマとハウステンボスのお土産袋に入ったキーホルダーをもって、留守番の甥のうちに泊まる。もしかしたら見るかもと、ムーミン谷の夏まつりの絵柄が入ったトランプとアタゴオル物語もかばんに入れておいた。
こないだ一緒にいって間違えて持ち帰ってしまったキーホルダーを渡して、甥にお金を精算してもらう。

甥のゲーム遊びにはパパと約束されたルールがあって、ドリルを1日分やるとその分追加でゲームが◯◯分できる=ゲードリというシステムになっている。そのゲードリの前にまず、いつものビー玉遊びをする。それぞれの陣地にビー玉で王を守る陣営をつくる。今日は、たくさんのビー玉がつまった瓶を学校に忘れてきたそうで、たくさんのスーパーボールをつかうことになった。スーパーボールもビー玉も、商店街のお祭りでみつけたのや、商店街の文房具屋の実験遊びキットで作ったの、ガチャでとったの、水族館のガチャでとったのが、色々に夢のようにある。いつも珍しい模様やキラキラとしたいでたちを、いっこいっこかざして眺めてしまう。ほかにも、カラフルで透き通った蛍光色のカブトムシやカエル、イルカやキンギョ、おもちゃのカラフルうんちなど、小さくてかわいいものがとにかくたくさんある。そして、ぜんぶがその遊びのなかに注ぎ込まれる。
守りには、大きめの昆虫モデルとおもちゃの車がよく使われるが、今日は車4台をふたりで分けた。陣地をわける中央の障害物としては、その日は将棋盤と中くらいのエアソードが置かれた。
ひととおり遊ぶとゲードリをした。ドリルをしてからゲームをするルールのはずだが、パパ不在により、ゲームをした分ドリルを追われるようにやる次第となる。(ドリルは翌朝早朝にもちこされ、さらに余分にドリルをして、本来のドリル→ゲームのゲードリを、学校に行く前にすることとなる…。)
途中、家電がかかってきて、表示をみた甥が「しもしも〜」と陽気に出る。幼稚園来の、学校違いの友だちからだ。彼は運動会も見にきてくれたりする、たぶんとても特別な友だち。
ドリルをしているあいだにオムライスを作っていると、ドリルを中断してお手伝いをしにきてくれる。人参のみじん切りと卵とき。卵を白身がみえなくなるまですっかり混ぜてくれる。
交代で入浴して布団に入り「もう寝たよ」とパパに報告した後も、差し迫ったように起き上がり、終わらないドリルの続きをしはじめる。問題がかなりむずかしい。眠い頭でやることじゃないのに、どう説き伏せようにも「やる」と言ってきかない。朝の約束をして、ようやく何とか寝てもらった。

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