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2023 インドネシアGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 375

【イタたわGPまくら話】
インドネシアGP決勝戦を左右した6つの鍵

【2023 インドネシアGPまとめ】
●ドゥカティ

・バニャイア変貌、メランドリ以来の大快挙!!
・マルティン転倒、タイヤに泣く…
・バニャイア&マルティン比較:マシンの違いは?
・バニャイア&マルティン比較:選手としての特性の違いは?
・バニャイア&マルティン比較:チームの違いは?
・ディッジャ成長中、でも、まだちょっと遅れ気味…
・バスティアニーニ完全復活の兆し

●アプリリア
・ショッキングなタイヤ選択ミス…なぜ起きてしまったのか?

●ヤマハ
・クアルタラロー、チャンスをしっかり有効活用!

●KTM
・ビンダーはもっと厳罰に処すべきだったのか?

●ホンダ
・今回、ホンダ機が大苦戦していた理由は?
・マルケス、2025年はどうするのか?

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

ここ最近はアジア/オセアニア連戦ってことで…
だいたい午前10時(イタリア現地時間)に寝て、夕方6時ぐらいに起きる生活をしています。

イタリアも夕方6時って言ったら、もう暗いんで…
目が覚めた瞬間、毎日、混乱するんですよ…
「あれ、まだ夜中なのかな?」って。

しかも9月末頃から、こんな生活をしてるわけだから…
カタールGPになったら、ちゃんと起きれるのかどうか心配なんですよねぇ。

おっと、モトGPのお話でしたね。
今回のインドネシアGPのサーキット動員数は…
こんな感じです。

金曜日:8,516名
土曜日:21,284名
日曜日:73,129名

合計:102,929名

では、恒例の『レースの流れを左右した鍵』も行ってみますか。
いつも通り、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が書いておりますよ。

まぁ、どうぞ、どうぞ!

インドネシアGP決勝戦を左右した6つの鍵

1)マルティン転倒
(説明不要)

2)バニャイアがリアタイヤにミディアム選択
バニャイアはミディアムを選んだおかげで、最大限のサポートと安心が得られた。
(※その他、マシンに改良も加えているが…)

3)兄エスパルガロがリアタイヤにソフト選択
前に出られるペースだったのに、リアタイヤの選択を完全に間違えてしまった。
(※オリヴェイラやR.フェルナンデスも同様。)

4)ビンダーのLLP処罰
その後の追い上げっぷりからすると、表彰台に上がれる速さはあった。

5)クアルタラローの好スタート
スプリントも決勝も、スタート直後に順位を上げていた。おかげで、上位グループで走れた。

6)ディッジャの追い上げ
グリッド7位スタートながら、第1ラップ終盤では14位にまで下がった。
その後、4位まで追い上げたことを思えば、表彰台も狙えたはずだ。

お次は、『決勝戦の各周回における重要ポイント』です!

第1ラップ
バニャイアがグリッド13位スタートから6位まで追い上げる。

第2ラップ
ビンダーとマリーニが接触。

第3ラップ
バニャイアがクアルタラローを抜き、3位になる。
兄エスパルガロがクアルタラローを抜き、4位になる。その後、抜き返されるが、兄エスパルガロも抜き返す。結局、6回オーバーテイク合戦となり、兄エスパルガロが4位になる。

第5ラップ
ビンダーがLLP(ロングラップペナルティ)を実行し、4位から10位に下がる。

第8ラップ
兄マルケスが10位走行中に転倒。

第9ラップ
ミラーがオリヴェイラを抜き、7位になる。

第10ラップ
ベッツェッキがオリヴェイラを抜き、7位になる。

第11ラップ
ビンダーがオリヴェイラを押し出す。

第12ラップ
ミールが11位走行中に転倒。

第13ラップ
マルティンが首位走行中、第11コーナーで転倒(※後続を3秒引き離していた)。

第15ラップ
ビンダーがLLP(ロングラップペナルティ)を実行しつつ、8位を維持した。

第17ラップ
ベッツェッキが兄エスパルガロを抜くが、膨らんで抜き返される。その後、ディッジャにも抜かれる。
ディッジャは兄エスパルガロも抜き、5位になる。

第18ラップ
ビンダーが兄エスパルガロを抜き、7位になる。ディッジャがミラーを抜き、4位になる。

第20ラップ
バニャイアがヴィニャーレスを抜き、首位に立つ。

では、インドネシアGPまとめ、行きますか!
で、今回、書いてて興味深かったのは…

マルティン転倒の原因とか…
兄エスパルガロ選手のタイヤ選択の経緯とか…
クアルタラロー好調の理由とか…
なぜ今回のホンダ機は特に不調だったのか?とか…

まぁ、とにかく、どうぞ!

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