【アートのミカタ19】コシノジュンコ Junko Koshino
【人物】パリコレ学のアノ人!
世界で活躍する日本人ファッションデザイナー。
林先生が驚く初耳学などでも近年テレビへの露出もされていますね。
何だろう…。あのパリコレ学を見ていると、、私がこうしてブログで毎週、何千字もかけて話している言葉より、ぎゅっと短くつら抜かれた気持ちです。恐れ多いとは理屈ではわかっていても、やっぱり悔しいなあ。
百聞は一見にしかず、かっこいいなあ。
ということで、今回はコシノジュンコさんについて書いていこうと思います。
なぜ美的センスを磨くのか。科学の発展に伴い、心を作る芸術的思考もより広く知ってもらいたい。このブログは、歴史上の偉大な画家たちをテーマに、少しでも多くの人にアート思考を築くきっかけにならないかと書いています。まずはそれぞれの画家の特徴を左脳で理解し苦手意識を払拭するのがこのブログの目標です。その後展示等でその画家に触れる前の下準備として御活用下さい。私たちの味方となり、見方を変える彼らの創造性を共有します。
【背景】環境の良さと需要の発見
コシノさんの経歴を見てみると、もう非の打ち所がありません。
ファッションデザイナーの母に育てられ、「コシノ3姉妹」と呼ばれるファッションデザイナー三姉妹の次女であり。
文化服装学院*1では「花の9期生」と呼ばれた1人に数えられています。
また在学中の最年少で装苑賞*2、その後もファッションデザイナーとして現在までご活躍されています。
*1.文化服装学院:大阪と東京に構えるファッション専門学校。あくまで主観で言いますが、日本一のファッション学校だと思います。*2.装苑賞:服飾の分野では最も主要なコンペ。登竜門と呼ばれているようです。
彼女のコレクションは、日本伝統のシルエットをモチーフに、20世紀に思い描いた未来像のような印象を抱きます。
世界の需要に応えたようなコレクションは瞬く間に広まりました。
https://courrier.jp/news/archives/101967/
【核心】センスを磨くヒント
コシノさんのスタイルを、私達凡人にも模倣できる余地があるのなら、それは「己のスタイルにするまでの蓄積」かもしれません。
言わずと知れた、ファッション家族や、同期の巨匠達に囲まれてセンスを育んできました。
ファッションに限らず、芸術分野を生きる者が、己のスタイルを確立するまでには多くの経験と鍛錬が必要です。
人生観がにじみ出てきます。
その鍛錬期に、どんな環境に身を置きどの質の蓄積があるかが重要です。
例えば、今「高学歴ニート」と形容されるように、学歴が高いだけで良い仕事に就ける時代は終わりに近づいているのだと思います。
しかしながら、私は行けるのなら、是非良い学校に入るべきだと感じているのです。
それは、コシノさんのように、鍛錬期に良い環境、良い人間とどれだけ関わっているかが、大きな糸口となるかもしれないからです。