見出し画像

一般のお客様からの見積依頼

ネットショップや会社のホームページで、「オリジナルレースつくりませんか」と一般の方からも依頼を受けています。

どこの工場も一般のお客様はお断りしてるんじゃないかなぁと思ってるんですが、とにかくたくさんの見積もり依頼があるんですね。

LINEのご時世ですので、『初めてお問い合わせします』なんて言葉からも始まらない、名も名乗らない『いくらで作れるんですか?』たった1行のメールを送ってこられる方もいます。

でもたくさんの人に刺繍レース機を知ってもらいたく、丁寧に聞き返しています。何の情報も与えられない中で値段なんて出せないのですが、1万で出来るのか100万で出来るのか知りたいんだろうなぁ、とかメールの雰囲気から読める感じで返信しています。

『この柄の配置だと機械にかかりません』と突っ返すのではなく、手描きで説明したシートも用意したりと、なぜ高いのか、なぜこの柄にできないのか等、2ヵ月ほどメールのやり取りをすることもあります。

本当に作られたいのであれば工場見学をオススメしているのですが、遠い所には行けない・子どもがいるから・もっと簡単に作ってもらいたいから見学とか面倒…等大半の人が断られます。
実にもったいないなぁと。

2ヵ月のメールのやりとりに私はどれだけの時間を割いているんだろうと思うのですが、工場見学ですと半日で全てお教えできるんです。やはり工場見学される方、たくさん質問される方は素敵な刺繍生地を作られます。現場のスタッフも『この間来られた人の柄ね』と力も入れてくれますよね。

画像1

図案も提示ない中で見積もりをして『はるかに高いですね、そんな価格で販売されてるの見たことがない』と言われて悲しい思いもよくします。

安くなる図案の描き方はたくさんあるんですが、そこまでの話まで持っていけず『作るの辞めます』と言われてしまう。

大量生産された安い市場で売られている物と比べられていると思うんですが、やはりお客様のオリジナルデザインで国内で生産となると、ある程度の値段になります。

評価部分が違う方とやりとりをした場合、もっと説明したいなぁと思うのですが『作るの辞めます』とシャッターを閉められてそれ以上入っていくパワーが残ってないんですね、私に。

私たちの力だけでは刺繍レース機を使い切れない。
それを専門外の皆さんの柄を作ってあげればいいんじゃないか?という思いで一般の方からも受け付けています。高いと思うのであれば「安くなる方法」を尋ねてください。
ここだけは譲れないポイントを探って、どこで安くするかをご提案させていただきます。

素敵な刺繍レースができるようにお手伝いしますよ!!


いいなと思ったら応援しよう!