なあ、H△Gを聴いてくれ。【2022アドカレ1日目】

 2022年も暮れゆく時期ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕は例のアレにも罹らずなんやかんやで平穏に過ごしております。
 さて、ただ今の日付は12月1日。ということは。

 そう。アドベントカレンダーの季節です。

 今年のトップバッターも僕が務めさせていただきます。ブッ飛ばしていきますわよ!!!

はじめに

 みなさん、「H△G(ハグ)」というアーティストをご存じでしょうか。
 知らない? 別に構いません。今から知ることになるんですからね!!!!

H△Gってなに?

青春期の"葛藤"や"胸の痛み"そしてその"蒼さ"を言葉やサウンド、デザインで表現すること」をコンセプトとしたクリエイター集団である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 だいたい言いたいことは上に書いてある通りです。H△Gといえば青春、青春といえばH△G。H△Gといえば青春は不可分なのです。このアーティストは青春というものへの解像度が非常に高く、思春期に特有の言葉にならない感情を言語化するのが上手いです。最悪曲聴かなくていいので歌詞だけ朗読するだけでもいいので見てください。とても良いので。
 青春に特有の葛藤、痛み。それらを体験した人もいるでしょうし、しなかった人もいるかもしれません。しかしH△Gの楽曲は聴いた人すべてに青春の記憶を呼び起こしてくれるのです。それが存在しない記憶でも。いやマジで。
 
H△GはボーカルのChihoさんを中心に様々なクリエイターが集まって活動しているアーティスト集団です。ライブで楽曲を披露するバンドメンバーの他にも様々なアーティストが参加しており、H△Gというひとつのアーティストを形成しているのです。
 H△Gを一躍有名にしたのは何といってもTVドラマ「ゆるキャン△」のOP「瞬きもせずに」でしょうか。YouTubeにおいて、数あるH△Gの楽曲の中でもぶっちぎりの189万回を記録する名曲です。良い。大変良い曲です。

 ……聴きました? 良い曲ですね。
 この曲もそんな感じですが、前述したとおりH△Gは青春に特化した曲作りをしています。

 ……音ゲーサークルのアドカレなのに音ゲーの話題がない? ご安心を。H△GはRayArkの「Deemo」「Deemo2」にも楽曲を提供しているのです。Deemoでは有料DLC「Mirai's Selection」、Deemo2では無料だったりDLCだったりで遊べるのでよろしくお願いします(ダイマ)
 加えて言うとH△GはCytusなどに楽曲を提供したアーティスト集団「Mili」と過去に楽曲を交換してアレンジしており、H△Gは「YUBIKIRI-GENMAN」「Chocological」をカバーしています。さらにはH△Gの「星見る頃を過ぎても」という楽曲をMiliが英語でカバーした「Past the Stargazing Season」という曲がDeemoに入っています(ダイマ)

H△Gのあれこれ

 ドラマ「ゆるキャン△」でOPを担当して後、H△Gは色々な作品の主題歌も担当しています。
 アニメ「ゾイドワイルド」EDの「夢の轍」、ドラマ「ハルとアオのお弁当箱」主題歌の「5センチ先の夢」、ドラマ「ごほうびごはん」の主題歌「Allee」などなど……。いや結構やってるな!? そんなことから今一番注目のアーティストといっても過言ではないでしょう。「このアーティストがすごい!」とかあったらノミネートしたいくらいです。

 その他H△Gが岡崎市で結成されたということもあって、岡崎市ともコラボして高校生を応援するMV「もっともっと遠くへ」などを出していたりします。高校生とH△G……(化学反応が)何も起きないはずがなく……。

 あとボーカロイドが好きならH△Gは「声」というボーカロイドカバーのアルバムを出しているのでオススメです。「桜ノ雨」「星屑オーケストラ」「地球最後の告白を」などの往年の名曲をカバーしている豪華っぷり。ほんと何でもやってますねこの人ら。ひとりだけで中高生の需要だいたい満たしてるんじゃないでしょうか。それはともかく、このアルバム唯一のオリジナル曲でもある「声」も非常に良い曲なのでオススメです。

結局何が言いたいんだこいつは

 H△Gを聴いてください。……というのはもちろんなんですが。
 前述したとおりH△Gは青春の感情に寄り添うのがとても上手いアーティストです。じゃあ僕はH△Gをそういう青春真っ盛りの中高生にだけ聴いてほしいか……というとそうではありません。
 
これも前述しましたがH△Gは聴いた人の青春を呼び起こしてくれます。それは友情かもしれませんし、上手くいかなくて辛かった記憶かもしれません。そのすべてにH△Gは寄り添ってくれるのです。友情、懐かしさ、傷、苦しみ、などなど……。どんな青春時代を送ってきたとしても、そうした感情や思い出はきっと誰の中にも存在するのだと思います。なので、H△Gは誰もが聴いて楽しめる音楽だと思います。それぞれがそれぞれの青春を思い出して、それぞれの解釈で聴くことができるのです。
 つまりH△Gを聴いてください。……あれ?

おわりに

 いかがでしたか?(クソブログノルマ)
 僕の大好きなアーティストのひとつであるH△Gの魅力がちょっとでも伝わっていたら嬉しいです。本当にいいので、是非。百聞は一見に如かずといいますし。
 この記事があなたのなんかいい感じの音楽ライフと青春のあの日々に役立てば幸いです。では。洛葉みかんでした。

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文責:洛葉みかん
https://twitter.com/lac_ba_m
H△G公式サイト
https://hag-official.jp/

余談

 H△Gは2022年に結成10周年を迎えており、それを記念した「星見る頃を過ぎても - The BEST of H△G」が発売されています。インディーズ時代に発表していた「星見る頃を過ぎても」「カラフル」「あの夏、僕らは。」の新録バージョンが収録されていたりします。サブスクなどでも聴けるのでぜひ。

余談2:記事中で紹介できなかった曲を貼ろうのコーナー

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