ヨーロッパ一ヶ月旅行 マドリード編
バルセロナから格安航空バスALSAで5時間かけてやってきたのは首都マドリード。その4泊5日を日記形式で紹介します。
ALSAとは
スペイン国内を走る格安バス。スペインではFLIXバスよりメジャー。ただ予約の際のホームページも、運転手もスペイン語のみなのでちょっとめんどくさい。予約は日本語で乗り方のブログを書いてくれた方がいるのでそれを参照。
ALSAバスの感想
5時間の旅だったがキツかった。パリ−バルセロナ間の15時間よりも。理由は①混んでる②トイレがない③席が狭い④スペイン語のみ。トイレ休憩は二回あったが個人的にはそんなん関係ない。「トイレがない」という事実が嫌なのだ。いつトイレにいきたくなっても平気という安心が欲しい。④も大変で席の番号もスペイン語。乗る時はいきなり「シンクエンタイドス!」だけ言われる。スペイン語がさっぱりだったら「は?」だろう。でも良い出会いもあった。前に座った大学生くらいの男子。乗る前になぜか僕らに「これマドリードに行く?」と聞いてきてその後、席が前後と分かり仲良くなった。僕が5ヶ月のスペイン語学習の成果が一番発揮された瞬間だった。言っても「Estudiantes?」「Donde?」「Vive Aqui?」「frio」くらいしか言えず。でもこれだけでもすごい嬉しかった!
宿
今回の宿は二つ。一つ目は工事中で使えなかったGran via駅から歩いてすぐ。中心部のSol駅から歩いて7分くらいのホテル。二人部屋で二人合計4200円を2泊。マドリードは基本安いため個部屋でこの安さ。中も綺麗でバスタオルの貸し出しもあって大満足。
もうひとつの宿はお馴染みSafestay。一泊全て込みで1000円ちょい。ラウンジもベッドもちゃんとしてて満足。他の宿と違う点が①鍵のデポジットが必要なこと②部屋は指定されるが、部屋内のベッドは空いているところを自分で選ぶ。ひとつ欠点をあげるとすれば、Safestayあるあるのロッカーがロックできない。なので貴重品は持ち歩くこと。油断は禁物。良いところは値段とフランクな雰囲気。このホステルが1番いろんな人と会話をした場所でした。
1日目
7時前にマドリードに到着。バス停からとりあえず宿によって荷物を預ける作戦。宿まで、バスかと思ったら電車だったというアクシデントを乗り越え、トラベルカードを購入。トラベルカードは初日乗り放題でその後はチャージ制に切り替わるお得なカード。
地下鉄でAmerica Aveからホテル最寄りのGran viaに向かう。するとなんとGran viaは工事中で駅が閉鎖中で使えないという事態。仕方なく、隣の駅でおりホテルへ向かう。だがその時まだ8時くらい。朝早すぎてホテルが空いておらず荷物が置けない。そこで閉鎖中のGran via近くのマックで朝飯+情報収集。9時から近くに荷物を預かってくれるところがあると知り、9時に預けにいく。5€。
荷物から解放されると、まずはレアル・マドリードの本拠地サンチャゴ・ベルナベウに。マドリードの中心駅ソル駅から地下鉄で向かう。
普通に街中にある。スタジアム自体は古い。またスタジアム周りにには入れない。ちゃんと味わいたいという人はスタジアムツアーをしないとかもです。ショップは大きくて楽しい。ただ街中にあるレアルマドリードオフィシャルショップと品揃えは基本同じ。我らがセバージョスの姿も。
そのあとはベルナベウから地下鉄でアトレティコマドリードの本拠地ワンダメトロポリターノへ。ワンダは東の外れの方(ぎりぎりZone1)なので30分くらい。ワンダの感想は別記事に上げますが、めちゃくちゃよかったです。スタジアム周りも巡れてツアーも安いのでぜひおすすめです。
ワンダの後はタコベルで昼飯を買って一旦ホテルで休息。ALSAではよく眠れなかったのでここで回復。
仮眠から起きたら街を散策。まずはサンミゲル市場。ここ有名で雰囲気もいいけど値段が高かった。ビールは全て5€で統一。2€のタパスとかもあるが小さめ。バルセロナの感覚で生ハムを買おうとしたら19€と言われて慌てて断る。バルセロナだったらもっと安い!同じ店(MAS)なのに。
お金のない僕らは早々に切り上げて近くにあった宮殿へ。暗かったがちゃんと凄かった。雨が降ってきたので急いで地下鉄でホテルへ。
2日目
朝食はOpera駅近くにあるカフェでチュロスとチョコを。この朝食の組み合わせはバルセロナよりもマドリードの方がたくさんあった。味は一口目最高に美味しかった。明日も来ようかななんて考えていると、、後半死ぬ。チュロスの油とチョコの油で胃が気持ち悪い。これを普通に食べてるスペインの爺さんすごすぎ。
その後は中心地あたりを散策したら昼はスペインで有名な激安バーの「100cerveceria」へ。ここはビールも2€くらいでおつまみも量は少ないが激安。おすすめ。注文の際名前を聞かれて、料理ができたら名前で呼ばれる。
友人はここで帰国し一人旅が開始。ホテルで時間を潰したら、昨日ワンダに行った際に知って速攻チケットを取ったEURO予選スペインvsルーマニアを観にワンダへ。
この日はワンダの余韻に浸りながら就寝。
3日目
この日は一つ目のホテルのチェックアウトだったので、それを済まし歩いて5分ほどのもう一つの宿へ。宿で荷物を預けたら、Casa de Campoという大きな公園へ。公園大好き人間の僕にとっては最高の場所。
途中のディープなカフェでトマトとオリーブオイルのやつを食べる。ディープすぎて店員さんも英語が喋れなくてあたふた。だがうまかった。
また、公園に向かう途中のスーパーで生ハムとパンを購入。
公園に着いたらのんびり音楽を聴きながらぼーっとしたり。最高。昼はさっき買った生ハムをパンに巻いて食べる。ピクニック気分。最高。
その後は中心地を適当に散策。たまたま前日に乃木坂世界旅マドリード編が放送されていたのでそのロケ地を探してみた。
チェックインが可能な時間になったので、宿へ。荷物を置いてトイレに行くと黒人の男性が日本語で話しかけてきた。彼はオランダ人のリー。
彼との話は別記事でまとめるが、ここで意気投合し、お互いにやることがなかったので一緒に街へ繰り出すことに。リーのおすすめスポットである、Anton Martinに連れて行ってもらった。
その後夜になり、一旦宿で休んで飲みに行くことに。行った店はまたまた100cerveseria。この店、とにかくめちゃくちゃ安い。ビールは€2、ポテトやおつまみも超安い。量は少ないけど。さらに特定の曜日だと全て€1とからしい。一休の月曜日的な。ここでいろんな話をしてこの日は終了。
4日目
朝洗濯。終わる時間が分からないから不安だった。
朝またラウンジでリーと待ち合わせて、朝兼昼飯へ。行く途中リーが宿の隣のスーパーの前で座っていた男性に声をかけて3人で飯に行くことに。彼の名前はフェリペ。軽いホームレスでリーがホステルで数日前に見かけたがお金がなくなって外で生活していた。実はリーも帰るところのない旅人なので放っておけなかったんだろう。
そんな3人でリーオススメの中華料理屋へ。リーは昔上海で仕事をしていたらしく、中国語がペラペラで中国のことをいろいろ教えてくれた。この店ではフェリペが自分の話を永遠にして全然料理を食べない。ホームレスの人はいろんなものを見過ぎてこうなってしまいがちらしい。
全く食べようとしないフェリペは店に残して2人で街を散策。めちゃくちゃ歩いた。そして夜リーとはバスでトリノへ向かうためここでお別れ。
一人になって夜飯に困り結局マック。これがスペインラストディナー。
5日目
朝起きて空港へ。地下鉄を使う。ここからロンドンまで恐怖のRyanairで向かう。詳細は別記事にて。
まとめ
バルセロナとはまた少し違って、都会らしい街だった。歩いていても楽しいし、とにかく濃い印象。飯も美味しいが、バルセロナよりは物価が高い。また治安は決して良いとはいえないかも。都会なので自己防衛していればある程度安全だが、観光客感丸出しでリュックを背負ったりしたら危ないかも。実際に少年が中国人のおばさんのリュックから何か取ろうろして、バレて揉めている一部始終を見た。