【ポケモンSV】グラエナをマフィティフと差別化してみよう
どうもこんにちは。
ポケモンSVのDLC第一弾『碧の仮面』、面白いですね~。
しかし、気になることがひとつ。
『碧の仮面』でパルデアに上陸したポケモンの中にグラエナが居まして。
これがけっこうマフィティフといろいろ被っていて且つ上回られているんじゃないかと思いまして。
この手の上位互換じみたポケモンがあとから出てくるのは常。フライゴンに対するガブリアスとか。
すべてのポケモンが対人戦で活躍できる必要もないのですが、それはそうと気にはなる。
グラエナがマフィティフに勝ってるのはどの辺? と……。
気になったので調べてみました。
グラエナとマフィティフを比較してみよう
互いの性能を単純比較してみよう。
前提としてタイプは双方とも単悪である。
まずは種族値から。
〇種族値の比較
グラエナ :70-90-70-60-60-70 合計420
マフィティフ:80-120-90-60-70-85 合計505
完敗です。乾杯! 飲め飲め! 忘れろ忘れろこんなもん!
唯一互角なのは全然使い道のないC60、あとは全て劣っています。
数値では勝てる見込み無し。このままではポケモン縦社会の掟に基づいてひれ伏すほかありません。
気を取り直して、とくせいを比較してみよう。
〇とくせいの比較
グラエナ :いかく・はやあし・じしんかじょう
マフィティフ:いかく・ばんけん・はりこみ
ともにいかくを持っているのが特徴的。双方がいかくを持っている状態で比較すれば、数値に勝るぶんマフィティフが有利に見える。
ほかのとくせいではどうだろうか。
グラエナのはやあし・じしんかじょうはどちらも自身のステータスに作用するため、単純に数値を補強することができると考えれば悪くない。
対してマフィティフのばんけん・はりこみは少し癖があるぶん活かせればより強力だ。グラエナにはない拡張性があるとも言えるだろう。
上記の差異が戦術や戦略に影響を及ぼすことはあるかもしれないが、とくせいだけでグラエナがマフィティフの座を揺るがすことは難しそうだ。というかいかくがド安定だからその使い勝手で負けてそうなグラエナはそれだけで不利である。
だが、数値だけで勝負をするのがポケモンではない。
ワザで比較してみよう。
〇覚えるワザの比較
ワザを網羅すると情報量がとんでもないことになるので、グラエナが覚えるけどマフィティフが覚えなくて且つ有用そうなやつだけピックアップすることにしよう。
そのワザとは、どろかけ・あくび・いかりのまえば、の三種である。
この三種から言えることは、ワザによる流し性能自体はグラエナのほうが優秀であるということ。
マフィティフはどちらかというとくらいつくやみちづれ、ほうふくなど、対面処理に長けた動きのほうが特徴的だ。
役割が異なるため、明確な差別化ができるポイントと言っていいだろう。
競うな、持ち味をイカせッッ
以上の三項を踏まえたオリジナリティ溢れるグラエナがこの型である。
実数値:177-110-134-72-80-91
努力値:252-0-252-0-0-4
わんぱく いかく ゴーストテラス @たべのこし
あくび/まもる/いかりのまえば/ふいうち
この型のやるべきことは実にシンプル。
ステルスロックやまきびしを撒いてもらってからあくび→まもるを連打するだけである。
いかくとHB振りで物理耐久を厚くすることで物理アタッカー相手なら後出しもしやすく、場に出る機会に恵まれることだろう。
いちおう相手があくびで眠るタイミングで交代するかどうかでほのかに読み合いが発生するものの、基本的にはまもるを押せば外れはしないため相手に不利な読みあいを押し付けることができる。
弱点としてはあくびのタイミングで上から潰されること。お世辞にも数値が強いとは言えないため、一度流したあとも場に居座り続けられるかどうかはかなり怪しい。
だが、相手が物理アタッカーを抱えていればいかくを当てるだけでアドバンテージを生めるため、無理に居座る必要もない。退けそうなときは退いてしまおう。
また、テラスタルしてまで居座る価値があるかも怪しいが、いちおうゴーストテラスにしておくとかくとうがスカせる。これが功を奏するタイミングがあるかもしれないし、ないかもしれない。
……という感じで、相手の集中力に負担をかけるようなプレイングが肝になる型である。使い手の集中力にも負担がかかるのは御愛嬌。
時には捨て気味のいかりのまえばを撃つ、打つ手がなくなったらちゃんとふいうちを押す、などきちんと使い切ってやることがこのような数値の弱いポケモンを活かすためには必要である。
……どろかけ? こいつにそんな悠長やってる暇はない。
おつかれさまでした
なんだか旧作からやってることが変わっていないような気もする。
いかに上位互換じみたポケモンが出てきても、やれることをやるほかはないということなのだろう。
なぜなら、グラエナもまた特別な存在だからです。