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#1 みのりがたり \横浜優勝/

僕は今このブログを関内駅すぐそばのカフェで書いています。今年最後の出勤で仕事場がまさかの横浜スタジアム付近。仕事を終え、一息つきながら書いています。

今回のブログはいつも書いているような水族館の話やサカナの話は一切しません。僕が推しているプロ野球チーム「横浜DeNAベイスターズ」への感情爆発させただけのブログです。おサカナや水族館の話を期待した方はごめんなさい。他のブログや本をお読みになった方が有意義かと思います。それでも大丈夫!という優しいお方がいたら最後までお付き合いください。


なんで書こうと思ったのか


本ブログを書きたい、いや"書かないといけない"と思ったのは、来季から試合中の写真をSNS等にアップするのが原則禁止となるためです(詳しくはこちら)


この新しい規定の善し悪しはさておき、ぼくはあれだけ横浜スタジアムに足を運んでいるにも関わらず、一度足りともベイスターズについてブログで書いたことがありませんでした。試合中の写真もあんなに撮っているのに。しかも、今年優勝したのに。その思い出や写真を出さずに終わるのは勿体ない!そう感じて、急遽2024年が終わってしまう前に本ブログを仕上げようと思ったのです。

また、ぼくの友人でもあり大先輩でもあるアルさん(日ハムファン)が同じようにファイターズへの愛を綴ったブログも本ブログを書くのに背中を押してくれました。アルさんのブログも愛が溢れていて素晴らしいので、是非読んでみてください


見ていて楽しいチーム


ベイスターズをひとことで表すなら「野球のできる陽キャ軍団」です。そもそも僕は部活やクラブチームでも野球をしたことはありませんし、技術論などからっきしわかりません。そんな僕がベイスターズに惹かれた理由は、あまりにも選手たちが陽キャで、見ていて楽しかったから。

試合に勝つとロッカールームで狂ったように踊り散らかします。監督が勝利インタビューを受けている後ろから陽気な音楽と歓声が聞こえ、監督が苦笑いしながら「すみません笑」と言うようなチームです(どんな雰囲気かはこの動画で一発で分かります・・・w↓)


偏見かもしれませんが、プロ野球と言うとお堅いイメージがありました。
試合が始まればそこは戦いの世界。ふざけることなど許されない。その光景を熱狂的なファンが応援する。誰も寄せ付けない、そんな雰囲気を感じていました。まるでローマのコロッセオでグラディエーターたちの殺し合いを楽しむような。新参者など入る余地もないと思っていました。

そんな僕の中の偏見をぶち壊したのがベイスターズでした。「試合に勝ってこそ」と思っているプロ野球ファンももちろんいますし、それはそれで正しい楽しみ方です。しかし僕にとってはベイスターズのような明るく軽いチームの方が取っ付きやすかったのです。しかも、そんなチームが自分の地元にあったなんて。もっと早くから知っていたかった。

オープン戦〜シーズン中


度会隆輝

開幕戦で3ラン、続く第2試合でも2ランを放ち、オープン戦首位打者にも輝いたルーキーの度会。常にニコニコでベンチもファンも盛り上げてくれるムードメーカー。しかし負けたりミスしたりするとわかりやすいくらいヘコむ。そんな彼のイキイキとした躍動には魅力を感じずにはいられませんでした。近い将来、その高い壁を乗り越えてスーパースターになると期待しています。



中川颯

オリックス戦力外からベイスターズにやって来た、横浜市戸塚出身の中川颯投手。今や珍しいサブマリン投手です。速球でバンバン抑えるタイプでは無いですが、確実にゴロを打たせて討ち取る安定感のある投球は見ててとても気持ち良かったです。戦力外になり野球をやめようとしていたという状況も、同じ神奈川人というところも、とても応援したくなる選手です。


T・オースティン

ここ数年スペりまくって活躍の場がなかった、タイラー・オースティン。しかしそのポテンシャルは凄まじく、ケガさえなければメジャーリーガーが日本のプロ野球でチート無双していると言っても良いくらいの選手です。その期待通りオースティンは今年のセ・リーグ首位打者に。僕は彼の強さはもちろん、チームのために全力でプレイする姿(ゆえにケガするんですが)、仲間たちへの愛も大好きです。筒香選手が死球を食らった時に激昂したオースティンの姿は忘れられません。強さ以上にチームにずっといてほしいと願う選手です。


復帰戦初打席の筒香嘉智

忘れもしない5/6ヤクルトスワローズ戦。メジャーから日本に、ベイスターズに帰ってきた筒香嘉智。復帰戦で見事な逆転3ランを放ち、僕も友達も周りのファンも大絶叫。その後どれだけ観戦時にヒドイ負け方をしても、なにがあっても、「あの試合を現地で、目の前で見れたから、なんでもいい」って思えるくらいの、本当に心に残る試合でした。

エキサイティングシートに座っていたため、その日のヒーローと僕はハイタッチしました。もちろんヒーローは筒香嘉智。僕もそこそこガタイがデカイ方なのですが、筒香選手は比べ物にならないくらい大きくて、手もゴツかったです。人生ではじめて「おれ、もう手を洗わない」なんて思いました。


中日戦での宮﨑敏郎。このあと上手く肘を折りたたんで芸術的なヒットを放った。

毎年夏に行われる「横浜スターナイト」というイベント。入場者に必ずユニフォームをプレゼントしてくれるという太っ腹なイベントです。このイベントが行われる三連戦、ベイスターズは劇的なサヨナラ勝ち2回を含む三連勝で中日ドラゴンズをスイープ。イベントで行われたドローンショーで横浜の夜空に映し出される「横浜優勝」そして青いバラと共に刻まれる「夢は叶う」。青いバラの花言葉は「夢は叶う」です。根拠は全くないのですが、なんとなく、今シーズンは「あ、タダじゃ終わらないだろうな」そんな予感がしました。

ビジターでの観戦を含めるとなんだかんだ10試合以上観戦に行きました。5/6の筒香復帰戦のような素晴らしい試合もあれば、1イニング3人にホームランを打たれて惨敗するような試合もたくさんありました。負けると不機嫌になり、うだうだ言うくせに数日後に勝つとすぐにニコニコ。僕って単純なんだなって思わされました。

横浜優勝


そんなベイスターズが、今年26年振り日本一に輝きました。明るく楽しい陽キャチームと書きましたが、実はほんの十数年前までベイスターズは見るも無惨な暗黒時代を彷徨っていました。万年最下位で雰囲気最悪、チームも崩壊、そんな球団についていくファンなど、ほとんどいないも同然でした。詳しくはこちら↓

そんなベイスターズが約13年かけて再建。ついに日本一を達成したのです。しかもシーズン3位からの下克上。シーズン2位の阪神タイガース、1位の読売ジャイアンツ、そしてパ・リーグで圧倒的な強さを見せつけ優勝した福岡ソフトバンクホークスを完全に打ち崩し、悲願の日本一。詳しくはこちら↓

最終試合の観戦チケットは倍率が凄まじかったため取れませんでしたが、試合中に横浜スタジアムのすぐ側まで行き、優勝の雰囲気を生で味わいました。同じように観戦チケットはなくとも、日本一の瞬間を生で味わいたいファンたちが横浜スタジアム周辺にかけつけ、横浜スタジアムのある横浜公園は約1万人のファンで埋めつくされ大変な光景になりました。

優勝した瞬間、名前も知らない、初めて出会ったような人たちと一緒にどんちゃん騒ぎ。ハイタッチしまくり、自分が試合をした訳でもないのに「ナイスゲーム!」と絶叫。しかも僕はお酒が超苦手なのに、この日は浮かれてビールをガブガブ飲み、完全に出来上がっていました。人生で一番酔っていました。でも、周りの人たちもみんな酔っていました。今日くらいはいいだろう。そう思いました。

5回ウラにベイスターズは一挙7得点を奪い、ホークスを完全に突き放します。優勝した瞬間はニコニコで浮かれていましたが、この5回ウラの猛攻時僕は泣きそうでした。「本当に勝てる」「優勝できる」「その瞬間を横浜スタジアムで見届けられる」そうした喜びや感情が一気に溢れ出てきました。

でもまだ勝ってない!ベイスターズはこの点差でも負けるようなチーム()だ!って自分に必死に言い聞かせて涙を引っ込ませました。


このチームを好きになってよかった



割と成り行きで好きになったチームでしたが、このチームを好きになったのは間違いではなかったです。仕事やプライベートで色々挫けそうな時も、「でも今日を乗り切れば観戦できる」「今日勝ってくれたから明日俺も頑張れる」と何度も励まされました。

ベイス★ボールで守備崩壊を起こしたり、投手が崩壊して大量得点差をひっくり返されたりすることも珍しくなく、胃が痛くなるような展開もめちゃくちゃあります。それでも、勝った時に「横浜優勝!」なんてファンもみんな言ってしまう、愛おしいチームです。

決して安定しないチームです。故に26年も優勝してませんでした。だからこそ、弱い所もあるからこそ応援したくなるチームです。常勝軍団には程遠いチームですが、元から強いチームを応援しても僕は面白くありません。ひっっでえ負け方をするくせに一段と明るい、見ていて楽しい、そんなベイスターズだから僕は彼らを好きになったんでしょうね。

改めて、優勝おめでとう🏆
(*^○^*)\横浜優勝/

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