『トロワー!』『トロワ…』『トロワ?君なのか!』『カトル…』『だからカトル』『それに相手はカトルだ』「これ、何?」「貴方達が名前を呼んでる動画を作ったらこうなってしまったの。こっちが聞きたいですわ。一体何なんですの?」
「ねえ、トロワ……。僕考えてたんだけど、ヒイロとデュオとかトロワとヒイロとかデュオと五飛とかと違って、トロワと僕が二人の時って、あんなに一緒にいたのに作戦や戦闘について話し合ってたりガンダムについて話してたりメンテナンスしてるシーンが見当たらないと思わない?確かに出会いは競り合って戦いこそすれ、あんなに早く出会ったのにインスピレーションで生身で遠くから言葉をかけあったり、ましてや合奏してたり、久しぶりにトロワを見かけてかけた言葉も、一緒にやろう、とか、きっとうまくいく、とかその後もガンダムがそっくりだったこととか、ヒイロが自爆した痛みをダイレクトに受信してるところを慮ってもらったり、わがまま言うみたいに近づかないでって言ったり暴走して困ったことになった僕をトロワが爆発しそうなのに必死で説得してくれたり、生きてたトロワを発見したり、追いかけてきてくれたり、戦闘中行き当たりばったりで急に指示したりはしたけど、結局ドロシーと戦った後も君が助けてくれて最後は付き添ってもらって病室でノンアルコールのシャンパンで乾杯したりで…僕達もっと全世界憧れのガンダムパイロットとしての技術的な事や作戦行動についてもいっぱい話したよね?ヒイロとかデュオと話してるトロワのシーンがかっこよくて羨ましいし、僕もヒイロの部屋に急に来たデュオみたいに作戦の事君と話したりするシーンを取り上げて欲しかったかな、なんて思ったりしたんだけど、どう思う?」
「カトルは俺といない時にちゃんと作戦行動について話していたし運動能力に長けている所も見せていたしいいのではないか?最終局面で皆をまとめ上げたのも、ヒイロがニューエドワーズ基地の爆発を防ぐナビをする事も宇宙に行くのも地球に行くのもサンクキングダムに行くのもさっさと決めて、勇気ある行動力と決断力と分析能力を見せていてさすがカトルだと思わせるシーンが多かったぞ。エンドレスワルツでも衛星を取り戻しに行って数々の神業を見せていた」
「そんな…おだてないでください…。何故だか君と二人だと叙情的なシーンばかりになってしまったんだ…ブラインドターゲットでもせっかく作戦行動を一緒にしてるのにまた君に励ましてもらうし…君が記憶を失っててノインさんと今後について話してた事もあったかもしれないけど…どうだったかな?」
「撮れ高がたくさんあったのだろう。他にはあまりない要素がピックアップされその役割を担ったのに違いない。それに俺はカトルとそういうシーンにいられるのは、嬉しい」
「トロワ…ふふっ、なんだか恥ずかしいね」
(……多分そう言うことばかり話してるからだと思うぞ)
って急に思ったのですが。いい加減ですが……。本当はあったらすみません。イメージ。だよ。