「なんなら今夜、俺の所に来るか」「……って、トロワ、な、何言って…」「冗談だ」「ト、トロワのバカ!」
かまいたちの夜をトロワとカトルっていう名前でやってたっていう話なんですけど、ほんとトロワが主人公でやるととぼけた感じで彼女のカトルはめちゃくちゃかっこよくてカトル主導のカップリングが見られて大変よかったですよね。カトル様は「怖いんだ……トロワ。側にいてくれる?」って言って(いや本当は女言葉だったんですけど)わりといちゃいちゃできたのがすごい良かったなって思います。キスもしてくれるし。当時すっごい友だちのうちで、ぎゃあああああああとか言ってた。何回やったんだかまいたちの夜は。本当に外国の名前でやると面白いよね。ことあるごとにトロワとカトルの名前でゲームをしたのは懐かしい思い出です。うっかり大変なゲームの名前をトロワとカトルにしちゃうと大変なことになるから要注意だった。
でもあのシルエットでコテージでトロワが「へえ……じゃあ、カトルの家って、金持ちなんだ?」って言ったりしたからすげえ笑ったりとか、オープニングで「あははっ、トロワったら雪だるまみたいっ」って言ってカトル様がスキーで颯爽と現れて、それをトロワのモノローグで、べた褒めする文章を読めるのは大変よかった気がして思い出せば思い出すほどなんで今まで忘れてたんだろうってくらい萌えた思い出が今すごくよみがえってきました。あの雪の中ハスキーとたわむれながらとろわのジャンプ見て頬染めてるカトル様と逆。ちょうかっけえ。だんだんすごいまたやりたくなってきた。
そんな感じでやたら色んなものにトロワとカトルの名前を付けている中、お友達の家のマンションに、急に目白がやってきた事件があったのを今思い出しました。目白って山手線の駅だよ、メジロだよ。確かメジロって飼っちゃいけなくてなんか迷い込んできたんで仕方なく保護しているという名目だったかと思うんですけど番で迷い込んできてすごい仲良くて、お友達がいつも「トロワにカトルがくっついてた」とか「トロワが外に出てもカトルが中にいると飛んでいかない」とか、しまいにゃ「いつでも逃げられるようにフタをあけてたけど、二人一緒じゃないないといつもトロワが戻って来ちゃう」とか言って最後には「カトルが飛び立っていった後にトロワが追いかけてとうとういなくなったよ」っていう報告を受けて大変心が豊かになった思い出があります。メジロ。なぜトロワとカトルって名前を私が好きだからって友だちの家のメジロにつけたのか。友だちの家の自転車に当時中原さんがやってた役の一文字ってつけたり、不思議な光景だった。友だちはデュオが好きで、ぼいすかせっちょのデュオの台詞の「カトル―。ケーキあるよー食べる―?」をいたく気に入り、ひたすら学校で二人その台詞を言っていたのを思い出します。
ちょうどさっき、何で私カトル様好きになったんだ……?って謎の問答を自分で行っていたんですが、その高校の同級生にビデオを借り「やーこれ絶対はまっちゃうんだよなーいやー」とか言って一気見してあっという間にオンエアに追いついてデュオとヒイロが好きでコミケに本買いに行ったりして、その本でトロカト読んで急にはまった割りにはその後ずっとトロカトにはまり続けたっていうのは、よく考えてみたら不思議ではあるよね。本編じゃなくて本ではまったはずなのに。そして飛影が好きだった私がそこでカトル様にはまったわけも、今考えてみるとなんでなんだろう。と思う次第で結局トロカトっていうカップリングがえらくつぼに入ったのかもしれない。なんか全然好きそうじゃない無愛想な人が優しきヒロインに絆されて恋に落ちる話が世間の女性に漏れずやたら好きだったからなのでしょうかカトル様はヒロインじゃないよ、ヒロインだよ。
ときめきトゥナイトが好きだからさ。いや姫ちゃんのリボンも好きだけど。何でも良いのかな。トロカトって少女漫画なのかもしれないよね。BLじゃないのかもしれないよね。BLが好きじゃなくてもトロカトならいいよって人も多そうだよね。そうかトロカトって公認カップリングだったんだ。トロワとカトルってやっぱり番組から推奨されてる公式のカップルのうちの一つだったんだな。なるほど。誰かに首をしめられたらすみません。私が。
カトル様はさあ、だって冷たくされても一生懸命トロワを追いかけててからさ。あれは真壁君に一目惚れしてその後ずっと一途に馬鹿な真壁君(失礼)がどんなに江藤と俺とはうまくいかないんだってすかして離れようとしても一途だった蘭世に泣かれたからって腕ひっつかんで工事現場でキスするのと同じことだったんだ。トロワはカトルと俺は相容れないんだって言って離れようとしてんのにひっついてくるカトル様にほだ……あれどこでほだされたんだろうトロワ君、でも急に本編でいつのまにかカトルカトルって言ってる辺り、いつの間にかヒロインの事好きになってる真壁くんか速水真澄かってくらいどんくらい好きだっていわねえんだよっていうかいつの間に好きなんだよっていう少女漫画の点綴的な男子だったんだな。トロワは。そうかなるほど。ボクサーのトロワはセコンドのカトル様を泣かせないために戦ってたんだな、カトル様はあのださい(ださくない)タオル地のヘアバンドみたいなのをつけて「トロワ、がんばってね」って言っていつもお水を差し出したり自転車でトロワの横を走ってメガホンで「ファイトー」って言ったり、お弁当を作ってあげたり、何かあると黙らせるために急にトロワにキスをされたり実は魔界の王子だったトロワは腕に星のマークがあり、一回死んで生まれ変わって赤ん坊になってカトル様の腕の中にいたり、そんで少しずつ大きくなってショタのトロワがカトル様に育てられたり、実は昔のなんかすごい人の生まれ変わりのトロワとカトルはその時も恋人だったから運命だって言って、一緒に悪い奴と戦ったりしたんだな。壁ドンはするわ後ろからぎゅーってするわ、おいでって言うわ、そんでその生まれ変わる前にいちゃいちゃしてた二人の幻影に惑わされてトロワもカトル様にチューしようとしたり、なんだかよく分からない外国の年上のマフィアの人がカトル様にモーションかけて貞操が奪われそうになってるところを嫉妬して付き合ってもいないないのにあいつは俺のものだとか言って、カトル様はトロワがなんで怒ってるんだろう??ってなってるんだな、トロカトじゃん。それってトロカトじゃん。
盛り上がりすぎて文章が何言ってんだか分からなくなってきてて本当にすみませんいつものことかもしれませんが。
とにかくトロカトのルーツが少女漫画だったって事が分かりました。そういうことか。それじゃ仕方ない。