新米ママの子育て日記
さくらちゃんが天使になって3年が過ぎ4年目に入った。
納戸の中から、新米ママの子育て日記と書かれた文章が出てきた。
さくらちゃんが我が家に来た時からの記録がA4用紙で85ページに記されていた。
なつかしく思い読み返した。
紙ままだと無くなってしまうのでnoteに残すことにした。
ママの子になる
ある朝、私はシャンプーされ爪やおひげをカットされてとても綺麗になった。
何故だか分からないけど気持ちよかった。
しばらくしたら。ママとお兄さんとお姉さんと大きな黒い犬2頭が、私を迎えに来た。
ママと再会した。
とても嬉しくてママの顔を舐めたりかじったりした。もちろんちっちゃな尻尾もフリフリしたよ。
ママは、ちっともじっとしてない私を抱いて不安そうな顔をしていた。
ママに抱かれて車に乗った。車の中でもじっとせず、ママとお姉さんの間を行ったり来たり。
運転しているお兄さんの所へ行きかけては、ママに止められた。信号待ちの時、お兄さんは頭を撫でてくれた。
大阪に着く直前にやっと寝た。みんな静かになってホッとしたらしい。
家に着いた。
早速、家中の匂いを嗅いで回った。今までとは全然違う匂い。
犬の匂いはしない。ママの匂いばっかり。
私が匂いを嗅いでいる間に、お兄さんとお姉さんがトイレとサークルを用意してくれた。
今までと違うので、どうしてもそこで出来なくて違うところでしちゃったよ。
その様子を見て3人は、何か考え事をしていた。
突然新聞紙をビリビリ細長く裂いてトイレに置いた。私のオシッコをティッシュで取って、トイレの新聞の所へに持って行った。
そんなことにはお構いなく私の探検は続いた。そのうち、また、オシッコがしたくなった。自分のオシッコの匂いに誘われて初めてトイレでオシッコをした。
そしたら3人で一斉に声をそろえて「さくら、グッド」って言うんだよ。
ビックリしたけど褒められて嬉しかった。オシッコしただけなのにあんなに褒められて、何故なんだろうと考えたけど分からなかった。あんまり褒めてくれるので、次もここでしようかなと思った。
でもね、次は別の所でしちゃったよ。叱られるかなって思ったけど、叱られなかったよ。ママは何にも言わずにきれいに拭いていたよ。
夕方、別のお姉さんが来た。私がトイレでオシッコしようとしたら
「ワンツーワンツー」って掛け声をかけてくれるんだ。声をかけられると前より気持ちよく出せた。
今度は4人で「さくらグッド」て褒めてくれた。褒められるのでオシッコするのが楽しくなっちゃった。
これが、2002年2月11日の出来事だよ。
それから13日後の2月24日、サークルの外で元気に遊んでいた私は、オシッコがしたくなったので急いでトイレのところまで行ってちゃんとした。ママはとっても喜んでいたよ。「今日は、さくらのトイレ記念日だ」ってね。
byさくら
ママの覚書(トイレトレーニングについて)
トイレトレーニングで大切なことは、失敗しても絶対叱らないこと。叱るより先にあわてず騒がずさっさと片付ける。
失敗したところに鼻をこすりつけ叱るなんて絶対ダメ。トイレ=叱られると学習してしまい、人のいない所や分かりにくいところで隠れてするようになる。
大切なことは、トイレでちゃんとできたら、思いっきり褒めること。叱るより褒める方が効果があると思う。褒めるためには、子犬がにおいを嗅いでしそうなそぶりを見せたらすぐにトイレに連れていく。そこで出来たら褒めて成功体験繰り返しをさせることだと思う。
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