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新しい会社、ルプランの顔になる、ロゴデザインはじまりました @mikaikeda6

恵比寿にあるコンテンツ制作の会社、「ラブソル」からものづくりの事業が独立してできた新会社、「Le Plan(ルプラン)」が設立されて、早6日目になりました。
まだちょっと「ルプラン」が言い慣れない、代表の池田です。

2022年12月1日、株式会社ルプランが誕生しました!

12月1日にルプランを設立し、ありがたいことにたくさんの方からお祝いの言葉をいただきました。
2014年にラブソルを創業してから紡いできたたくさんのご縁を改めて感じ、幸せな気持ちになりました。

会社は、つくるだけなら資本金を用意して、書類に印鑑を押すだけでできてしまいます。しかし、会社という箱だけがあってもなんの意味もなく、ただ税金や手数料がかかるだけです。

「法人格」という言葉を聞いたことがありますか?

ビジネスの世界における「法人格」とは、狭い意味での「法人」の有する法的地位のことを指しています。簡単にいうと、法人に与えられた人格が法人格。これを持つことで、人と同じように見なされ、不動産が取得できたり、銀行に口座を開くことができるようになります

法人も、人格を持つ。会社と聞くと、なんだか無機質な感じがしますが、そう考えると今、まさに「ルプラン」という人格が生まれたんだな、という感じがします。

幼な子が、家庭や社会に触れながら人格を育むように、ルプランもスタッフやお客様との素敵な出会いを通じて、しっかりと人格を育てていきたいと思います!

そういえばラブソルでも、代表のゆかや私の名前ではなく、「ラブソルさん」と呼ばれるようになる度に、つくった会社が独り歩きしているように感じられ、嬉しかったのを覚えています。

今はまだちょっと、「ルプラン」と名乗ることも照れくさいのですが、きっと何度も呼びかけるうちに自然になっていくのだろうな。楽しみです。

会社の顔、大切な「ロゴ」を誰にデザインしてもらうか?

さて、生まれたてのルプランですが、先ほども書いたように、まだ書類上ででき上がっただけ。これから、WEBサイトや法人口座などをつくって、会社として走るために整備をしていきます。

中でも、とても大事だなと考えているのが会社の「ロゴ」をつくること。
ロゴとは、会社のイメージを端的に表すもの。有名な企業となると、ロゴからパッと会社が想起されることもあります。

私が代表となって設立する会社であるルプランのロゴを、一体どなたにデザインしてもらおう? もちろん、ラブソル社内にも頼れるデザイナーがいます。しかし今回は、あえて社外のデザイナーさんにお願いしてみよう! と決めました。

コンテンツを制作するのがお仕事のラブソルでは、WEBサイトの制作にあたって、コーポーレートロゴをデザインする機会がたくさんあります。
その時に、弊社デザイナーが踏むプロセスを見ていると、デザイナーは、ただ単に美しい造形をつくっているわけではないと気がつきました。

クライアントの、表現したいことやもの。まだ、この世にないそれらは、時にはクライアント自身ですら言葉にできていないことも。
それを丁寧に聴き取って言語化し、ビジュアルをつくっていく。その過程や結果として、発注してくださった経営者自身が言葉を獲得されていく姿を何度も見てきました

新しい会社とはいえ、ルプランでは、ラブソル創業から続けてきた「ものづくり」に引き続き邁進していきます。これまでと変わらないような気がしますが、これまでできなかったことにも挑戦していきたい。
しかし、私自身がきっちりと整理し、言葉にできているわけではありませんでした。

だからこそ、中の人間からは見えない新たな感覚を取り入れたい。そう思ったのです。

ルプランのロゴは、鹿児島のデザイナー・セージさんにお願いしました。
セージさんは、ラブソルが運営するオンラインコミュニティ「喫茶ラブソル」ができたときから飛び込んできてくれた方。いつもラブソルをあたたかく見守ってくれています。

一度、鹿児島でお会いしたことがあります。デザイナーであるセージさんですが、ものづくりが大好きで革の加工などをされていて、キラキラした目でその話をしてくださったことを覚えています。

コミュニティの活動でも何度もご一緒してきて、その誠実であたたかいお人柄も、アウトプットも見てきました。
セージさんしかいない。
そんな思いで、ご依頼しました。

ロゴのヒアリングを通じて、霧の中から輪郭が見えてきた

つい先日、セージさんからロゴについて初回のヒアリングをしていただきました。

ヒアリングには、私の他にもラブソル代表でルプラン取締役のゆか、ルプラン主要メンバーの堀くん、ほのか、そして、ラブソルのデザイナーでらみも同席しました。

デザイナーであるセージさんにヒアリングしていただいた今、それまでふんわりぼんやりとしていたルプランの輪郭が、くっきり見えてきたような感覚になっています。

私たちのお仕事は、お客様の表現したいことを、丁寧にヒアリングしながら最適な形で伝えること。

元々はものづくりの会社としてスタートしたラブソルは、その伝える手段がものだけではなく、ECショップだったり、Webサイトや記事だったり、はてまたコミュニティだったりと、広がっていっただけ。

大事なのは、お客様が本当に叶えたいことが何なのかを見つけ出すことです。

セージさんのヒアリングにも、私たちと同じような空気を感じました。
細かく決まった状態をこちらから伝える形ではありません。その時間、柔らかい雰囲気の中、何を言っても受け止めてもらえる状態でセージさんに身を委ねているような、そんな感覚がありました。

ミッションやビジョンが明確に決まっていなくとも

「会社をつくったんだから、当然ミッションやビジョンあるでしょう?」と思われるかもしれません。
もちろん、やりたいことは決まっています。ただ、ミッションやビジョンが綺麗な言葉になっているかと言われると、まったくできていないのが現実です。

事業内容はまとめたものの…ミッションやビジョンに落とし込むのはこれから!

そんな私に対して、セージさんのヒアリングは興味深いものでした。

まず、社名の表記方法やロゴにモチーフがいるかなど、明確に答えがあるところから始まり、ルプランの事業内容の深掘りへと移行します。
ヒアリングの冒頭に、答えやすい質問を持ってくると話しやすい雰囲気になるのですね。これ、私も真似したいなと思いました。

事業内容や将来のビジョンなどの深い質問には、正直返答につまり、曖昧になってしまった部分も多くありました。
せっかく会社をつくって、所信表明のnoteも書いたのに、こんなものか…とちょっと情けない気持ちになります(笑)

しかし、ヒアリングはこのあと、エキサイティングに展開されていったのです…!

セージさんは2つのワードを出して、どちらがロゴのイメージに近いのか問います。
例えば「独創的」or「普遍的」とか、「女性的」or「男性的」など。
二項対立する言葉を並べられると、どちらが良いか、どちらが合わないかは意外と明確に判断できました。

質問に答えながら、どんどん頭が整理されていきます。やがて、ルプランがどんな法人格なのかすら、浮かび上がってきたように感じました。

デザインとは、美しい造形をつくることだけではない

ヒアリングを通して感じたことは、デザインの力、その可能性。
デザインとは表現のひとつの手法であって、そこに至るまでのヒアリングによって思いが言語化されること、そこにも大きな価値がある。

改めて、ラブソルのお仕事もルプランのお仕事も、可能性と希望に満ちているな、と感じました。どちらの会社でも大事しているプロセスだから。

ロゴの初稿デザインが出てくるのは、1月中旬ごろ。ヒアリングを受けて、セージさんがどのような分析をし、表現するのか、楽しみでなりません。

ヒアリングの中で、セージさんから「この事業をどのくらい続けるつもりなのか」という質問がありました。
まだ設立したばかりで、実はそんなこと考えてもいなかったというのが正直なところでした。

「長く継承する事業か、数年もてばいいのか、耐久性によってデザインも変わる」ということでした。
言われてみればその通りですが、私はデザインに耐久性という考えを持っていなかったので、雷に打たれたような衝撃を受けました。

おかげで、決意することができました。ルプランが、10年20年と続いていくよう、走りながら地固めして、誠実に仕事をしていきます。

池田 実加▶︎SNS...Twitter / note

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