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新しいことに挑戦する人に伝えたい! 「アンラーニング」することの大切さ@yuka_lab12

 新しいことを覚えるときに必要なのは、過去に覚えたことをいかに「アンラーニングする」かなんだな。

もともと、そう感じてはいたものの、年齢を経るに従ってさらに実感するようになりました。
いつまでも学んで、成長していたいなぁと願っているラブソル代表のゆかです。

学びたい、新しいことにチャレンジしたい!
そういうときに大事なこと、冒頭のアンラーニングすることも含めて、書いていきます。

モットーは「世界のどこにいてもお仕事できるように」、リモートワークは極めて自然なことだった

私の経営する会社ラブソルでは、最近、新しくお仕事をご一緒してくれるようになったメンバーが何人かいます。

新しい人と一緒に働くって、とてもありがたいことだなと思います。
ずっと同じ人たちだけでやっていると、コミュニケーションは阿吽の呼吸だし、役割分担もできているし、とても楽しいし、とても楽。
けれど、良くも悪くも「慣れ」が出てきてしまう。

そんなところに、新鮮な気持ちで、多様なバックグラウンドを持って入ってきてくれる人がいると、新しい風がびゅうびゅうと吹きます。

早速、どんどん慣れて見えなくなっていた複雑化した手順、うちうちにしか通じない言葉、そういったものに気が付かせてもらえています。

弊社では、業務委託の形でご一緒くださる方々を「アライアンスメンバー」と呼んでいます。
たまたま、ここのところご一緒するようになったアライアンスメンバーは、遠隔地に住んでおり、完全リモートでがっつりお仕事するのが初めてという面々でした。

新しいことにチャレンジするって、素敵ですよね…!
めちゃくちゃ応援したいな、サポートしたいな、と思っています。

思えば、弊社では会社を立ち上げた2014年からずっと「世界のどこにいてもお仕事できる環境を」と思ってやってきたので、リモートワークは当たり前でした。

その思いを記事に書いたこともありました。

どんな仕事をどこでするか。誰と一緒に働くかさえ、私は自分で決めていない。それらを会社に決めてもらうことを、私は決めている。

それは、私にとっては無意識の決定でした。意識してできていたら、また違った受け止め方ができたかもしれません。でも、愚かな私は、決してそうではなかったのです。

晴れた日にどこで何をするかは、私が決めたい。
もっと言えば、どんな仕事をするかも、仕事以外のことも、私は私の人生で何をしてどこへ行くか、誰と一緒にいるかを自分で決めたい。

一度胸に芽生えてしまった思いは、もうどうにも止めることができませんでした。たくさんたくさん考えて、どうしようもないんじゃないかと悩みもして、結果として、私は自分で会社を作ることを決めて今があります。

ラブソル公式note:「あの日、心から願った 「好きなときに好きなところで、好きな人と働くこと」

こんな思いで、どこにいてもお客さまにご迷惑をおかけすることなくお仕事が進むように、会社の仕組みを整えていきました。

まさか、こんなふうに世界中で感染症が大流行して、STAY HOMEなんて言葉が生まれ、リモートワークが一気に社会に浸透するだなんて、考えてこともなかったけれど…。

今にして思えば、リモートが当たり前にしておいてよかったのですよね。
ラブソルメンバーはオンライン会議のツールに慣れていたし、あらゆるドキュメントやデータの管理はクラウドに移行してあったし、スケジュールや日頃のやり取りにもリモートで活用できるツールを多用していました。

そうしておいたから、今、北海道から鹿児島まで、離れて暮らしていて、何なら一度もリアルには会ったことのないメンバーとさえ、一緒に働けています。

リモートでお仕事するためには、投資しなければならないものがある!

さぁ、リモートでお仕事しよう。

そうなったら、色々と用意しなければならないもの、使いこなさなければならないツールがあります。

例えば、ネットワーク環境を整えることは必須です。
あまりにも電波環境が悪い中では、オンラインミーティングもまともにできません。それでは、社内はともかくクライアントさまに迷惑がかかります。映像を入れてのオンラインミーティングができる程度の通信環境は、必要ですよね。

(お出かけ先の軽井沢のベーカリーで、東京のクライアントさまとオンラインでミーティング)

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そして、そのネットワーク環境でオンラインで何らかの技術なり制作物なりを「納品」できないと対価はもらえません。
そのためにはそれに耐えうるスペックを持ったPCなどのデバイスも必要です。

せっかくリモートで働けるのだから、ずっと自宅にいる必要もないです。それならば、どこに移動していてもやり取りができるようにポケットWiFiやテザリングなどの環境を整えておくと良いですよね。

そういった環境が整っているカフェなんかを、移動先でも必ず確保する私です…。

オンラインツールやデバイスを使いこなすために、知識を蓄える必要もあります。
ネット上にある記事を読んだり、本を買ったり、詳しい人に教えてもらったり…。人によっては、講座を受講することもあるかもしれません。

もろもろと、整えなければならないこと、投資しなければならないこと、ありますね。
そう、私はこういったことは「投資」と捉えています。お金も労力もかかりますが、これらは未来に益を産むもの。

リターンが先の投資なんてありません! 時には、思い切ること、大事ですよね。

新しいことを覚えるために、時には「上書き」していかなければならない

物にも環境にも知識にも投資して、新しいことにチャレンジする。
その時に大きな足枷になるのが、「これまでやってきたこと」や「これまでの常識」です。

今までやってきて、これで問題なくできていた。
以前はこう教わった。

こういった過去に囚われて、新しいことを取り入れるのを拒む性質が人間にはあるそうです。

先日読んでいた本にも、このような一節が出てきました。

人は概して「認知的倹約家」なのだという専門家もいる。私たちが既存の考え方に執着することが多いのは、そのほうが考え直すよりもずっと楽だからだ。
『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』アダム・グラント (著)

慣れ親しんだWEBサイトがリニューアルすると、「使いづらい!」と感じることがありますが、このせいかもしれないですね。
提供側としては、より使いやすくなると信じてリニューアルをしているだろうに…切ないあるあるです。

新しい機器も、使いこなすまでが大変で、ついつい今までのものを使ってしまうことも…。でも、それではいつまで経っても変わりません。

ちなみに、私が学生の頃社会の授業で習った鎌倉幕府の成立年は、1192年でした。
そうです。「いい国作ろう鎌倉幕府」です!
しかし、現在の教科書には「1192年に鎌倉幕府がはじまった」とは書かれていないそうです。


(なんなら、有名な頼朝の肖像も本人かどうか疑わしいそうですよ…!)

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それというのも、「何をもって鎌倉幕府が成立したと考えるか」によって年代は違ってくるからというのが理由だそう。

・家臣(御家人)を統制する「侍所」が設置された1180年
・ 院庁(いんのちょう)から頼朝の東国支配が承認された1183年
・主要政治機関(公文所・問注所)が設置された1184年
・ 守護・地頭を設置し、全国の土地管理権を掌握した1185年
・奥州を平定した1189年

現在は、「1185年の守護・地頭の設置が幕府の成立年である」とする有力な考え方があるそうです。つまり、言い切れはしないのですね!

なるほど…!

歴史すら、新たな発見や研究が進むことにより変わるのだから、自分の習慣や覚えたことなんて、いつだって書き換わる可能性がありますよね。

ついつい脳の省エネしていたら、いつまで経っても新しい学びは得られない。
新しいものを取り入れるときには、既存のものを「アンラーニング」すること。意識したいことの一つです。


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柴山 由香▶︎SNS...Twitter / note

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