誰もが自分で発信できる時代に、ライターとしてその人に代わって発信する理由 #私のポートフォリオ
今週は、ラブソル公式note テーマウィーク。「私のポートフォリオ」をお届けしています。
私の肩書きは、ライターです。
私の主なお仕事は、何か伝えたいことがある方々に取材をして、彼ら彼女らの言葉を受け止め、適切な形に整理して、わかりやすく伝えるために書いていくことです。
この仕事をはじめて5年ほど経ちました。まだまだひよっこではありますが、ここ最近、ちょっと気になっていたことをお話ししてもいいですか?
自分で想いを伝えられる人が多い、今の時代に
私がお仕事をさせてもらうときは、ちょっと恐れ多いのですが「言葉を扱うプロ」という自覚を持って挑みます。
しかし、「この人、言葉の使い方が素晴らしいな…」と逆に勉強させていただいてしまうような方との出会いも、たくさんあるわけですね。
そういう方がSNSに力を入れていらっしゃったりしたら、もう大変。
「ご自身で書いた方が、伝わるんじゃないかしらぁ…(小声)」なんて思ってしまうことも、正直あるわけです。
一昔前は「自分の想いを世の中に発信する」ことは今ほどメジャーではなかった気がします。個人のSNSと言えば、割と個人の日常や趣味を伝える場のような感じで。
しかし、今は誰でも自分の想いを発信できる場を持つようになりました。
そうするとですね、浮かんでくるんです。この悩みが。
「すでにいろいろ(しかもすごく心に訴えかける言葉で)発信している人に、ライターが取材をして本人の代わりに発信する意味とは…」
ぼんやりと考えていたこの悩み(いや、私の存在理由にもなり得る大事な悩み!)を解く、1つのヒントを見つけたので、ちょっと書いてみますね。
自身での発信:取材による発信=バイキング:フルコース?
朝から美味しそうな食べ物のお写真です。しかもカロリー高そう😋
SNSの発信って、そもそもどういうものなんだろう。そこから考え始めたときに、この例えが浮かんできました。「バイキングみたいだな」と。(唐突)
たくさーんの食べ物が並ぶ、バイキング。たとえば「いちごフェア」とか、テーマを定めて並ぶメニューを決めることはあると思いますが、基本的には一品一品独立した食べ物が並びます。
それを楽しむお客様も、どれをどの順番で食べるかは自身の自由。
アカウントを持つ人が、「そのとき伝えたいこと」を一つひとつ独立させて発信するSNSと、少し似ているなと思いました。
「as you like(あなたの好きなように)」
一つだけ食べるも、何度もおかわりするも、受け取り手の自由であることが、SNSによる発信だなぁと感じました。
じゃあ、取材による発信とは何か。バイキングに対して、私はコース料理のようだと感じました。
前菜があって、スープや魚料理、肉料理、口直しなんかも挟みながら、デザートへ。
そのコースに扱う食材や調理方法は、いただきますからごちそうさままでの一連の流れを途絶えさせないように創られていきます。
「これを食べて(読んで)くれる人には、どんな体験をしてほしいのか」
「どの流れで提供して(書いて)いけば、最後まで楽しんで(読んで)もらえるだろうか」
「今旬である食材(話題)を、どう調理(編集)したら楽しんでもらえるか」
すべては、「食べてよかった」と楽しく食べ切ってもらうために。
ライターとして私が取材をして、記事にする工程に、似ていると感じました。
バイキングが一つひとつの料理を独立させて楽しむものであるならば、ライターの私が書く記事は、その人に関する一つのストーリーを楽しんで欲しい。
だからこそ、私が取材をするときには、できる限りお相手の過去を知り、「今のご本人」がSNSで発信する言葉のもととなる人となりを理解できるようにと、心掛けています。
そんなわけで、私がこれまで取材させていただいた記事を、ご紹介します。
ラブソルではコンテンツ事業部の部長として、主にメディア系のお仕事の取材・執筆を担当しています。
「伝えたい人の伝えたいことを伝わりやすく」、「できれば、言葉を発する人を好きになってほしい」そんな想いを持ちながら、言葉を手段とするお仕事をしています。
◆人が魅力のレストラン 代々木上原sio のオウンドメディア
今回食べることの話を引用した来た理由は、このお仕事で食にまつわる方々の言葉に触れてきたからか!? と思ってしまうほど、影響を受けた方々です。
「レストランの武器は、料理」
なんとなくそう思っていましたが、この会社は「人」でもありました。「挑戦し続ける姿を見せ続け」てくれることで、ファンが増え続ける会社。
まさに、一人ひとりSNSによる「自分の言葉の発信」をしている中で、その言葉の答え合わせをするつもりで、取材させていただきました。
sio 公式noteには、おうちで簡単に作って味わえるレシピ記事 #おうちでsio 、スタッフさんのインタビュー記事 #sioのつくりかた などのマガジンがあります^^ sioのイズムに触れる1つのきっかけとして、読んでいただけると嬉しいです♪
◆表参道の人気美容室 IJK OMOTESANDO
ラブソルメンバーもお世話になっている美容室・IJK OMOTESANDO。
美容師さんがSNSにも力を入れることは珍しくなくなってきましたが、それよりも先駆けて取り組んでいたサロンさんです。
SNSから垣間見える華々しい活躍。「今」を伝え、「憧れ」を生む素敵な言葉たちの裏で、普段はあまり口にしないけど、大切にしている根っこの部分。
スタッフが仕事を楽しみ、お客様への丁寧な対応が生まれる理由。その大元となる会社の思想を、お伺いしました。
◆夜の世界の本気の話 horeru
新宿・歌舞伎町で伝説と呼ばれたホスト 一条ヒカルさん。
現役引退後、現在はホストクラブを経営する立場として、ホスト教育ならぬ人間教育に力を入れている方です。
外から見れば華々しく思えて、知らないが故になぜか危ないと思ってしまう、ホストという職業。
お金をいただく仕事としての「当たり前の努力」をホストではない人が聞き、伝えることで、少しでも「ホストという仕事に真剣に向き合う人」の生き様を伝えたいと思いました。
実際お話を聞いてみて、私自身の印象が変わったのは事実。触れる機会が少ない業界こそ、最初の一歩として、言葉で世界観に触れてもらう手段もあるのだなと、感じられたお仕事でした。
◆記事を書く、以外の言葉のお仕事
ラブソルでは事業部を横断してプロジェクトに取り組むことが多く、取材記事以外にもさまざまなライティングを担当しています。
▶︎Webサイトのライティング
ラブソルでは承っているWebサイト制作。デザイン事業部のメンバーとともに、言葉の部分を担当しています。
「そもそも、何を伝えたくてWebサイトを作るのか?」
ただ作るだけではなく、その方の魅力が伝わるサイトを作るのが、ラブソルのWebサイト制作です。そのため、できる限りヒアリングからご一緒させていただき、デザインにおこす前のテーマ設定や、実際にサイトに掲載するメッセージなどを一緒に制作しています。
ご本人や企業様の顔となるWebサイトです。デザイン同様メッセージにも、こだわりを込めて制作しています。
サイト内のコンテンツとして、記事が必要な場合は、もちろんそちらも担当させていただきます。
ストレングスファインダーの読み解きを体験し、そちらを記事にしました。
▶︎ビジュアルレポート
ラブソルの文化の一つ、ビジュアルレポート。イベント内容のレポートなど、「伝えたいこと」をビジュアルの力を使ってまとめる手法です。
情報を編集し、わかりやすい形にして世の中に出していく。
記事を出すことと、本質は変わらない気がしますね。
先日行われたLINEさんのビジネスカンファレンス、 LINE BIZ DAY にて、ビジュアルレポートの制作にも携わらせていただきました!
▶︎オンラインサロンの活動報告
ラブソルではオンラインサロンの立ち上げサポートや運営のお手伝いを請け負っています。私は女性ファッション誌『Domaniオンラインサロン』の運営を担当しており、そこでは活動内容を外へと伝えるために「書いて」います。
オンラインサロンって、ちょっと気になったとしても、「中で何が行われているか?」がわからないと、なかなか参加しづらいですよね。
そのため、気になっている方に向けて「どんな活動が見えれば、入ってみたくなるかな?」と考えながら、外へと発信しています。
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「日々発信はしているけれど、なんだか伝えたいことが伝わりきっていない気がする」
もしそんなふうに感じていらっしゃる方がいましたら、ぜひ一度、お話しを聞かせてください。
すでにたくさん生み出している素敵な言葉をヒントに、一つのコースに整えて、世の中へと提供していくお手伝いをします。
ラブソルメンバーの #私のポートフォリオ
仕事の原動力は、目の前の人への「愛」 〜私のポートフォリオ〜 @mikaikeda6
「器用貧乏」な人の戦い方 #私のポートフォリオ @yuka_lab12
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