グラフィックレポートに必要な3つの力 @derami_no
おはようございます。
デザイン事業部、小野寺美穂です。
私、デザイナーの他に「グラフィックレポーター」と名乗らせていただいております。
「グラフィックレポートとはなんぞ?」と言いますと、読んで字のごとく、情報をグラフィックで表現し、伝えること。
イベントやミーティングの実況に活用されることが多く、SNSなどで見かける機会も増えてきました。
先日ラブソルが運営するコミュニティ「喫茶ラブソル」で行われたイベントの様子をグラフィックレポート。略称は「グラレポ」。
嬉しいことに最近「自分もやってみたい!」「どうすればできるようになりますか? 教えてください! 」というお声をいただくことが増えてきました。
そこで今日は、私がグラレポをする際にやっていることを、大きく3つのステップに分けた上で、どのような力を使っているかをご紹介したいと思います。
Step1:情報を掴む・ととのえる=編集力
まずは情報を取得し、整理することが必要となります。
イベントでもミーティングでも、漫然と情報を飲み込むのではなく、まずは伝えたい相手とその人に伝えたいメッセージや情報、さらにはそれらを伝えた時にどんな反応や行動が起こって欲しいかを想像します。
また、「自分は何者として、伝えるのか?」つまり、自分の立場を明確にします。
その上で、情報を必要・不必要に振り分け。必要とした情報の中でも優先順位をつけていきます。
Step2:パーツを描く=画力
伝えたい情報をグラフィックやフォントで現していきます。
よく、講座の際に「グラレポに画力は必要ですか?」「絵心がないので無理です」「字が下手なので諦めています」という声をいただきます。
どんなものを作りたいかにもよりますが、個人的には「絵や字が下手でも大丈夫」と思っています。
イラスト素材やフォントを使用したり、iPadやスマホであれば、トレース機能を使うこともできます。そもそも、クセのある絵や文字も「個性」として許容される優しさが、グラレポの魅力の一つだと私は思います。
ですから、絵が苦手だから、字が下手だから、という理由だけで諦めないで欲しい・・・! ということは声を大にして伝えたいことです。
Step3:配置する=デザイン力
最後に、情報やメッセージを保有したパーツを、優先度を意識した上で配置していきます。
この際私は、デザイン力を使っています。意図した優先順位が達成できるようなレイアウト、可読性や視認性、美しさ、色のバランスなどを考慮しています。
絵や字が下手でも大丈夫!
このようにグラフィックレポートは一概に、絵や字だけでなく、編集力やデザイン力も必要になります。それはさながら「グラフィックの総合格闘技」のようだなと、いつも私は思っています。
自分にしか描けない線や強みを活かして、挑戦してもらえる方がいてくれるならば、このうえなく、嬉しいです。
グラレポ講座、やります!
最後にお知らせを。9月6日、日曜日の13:30から、喫茶ラブソルで初心者向けのオンライングラレポ講座を行います。募集開始等の情報は随時私のSNSやラブソル公式Twitterで発信していきますので、ご興味のある方はフォロー&チェックしていただけると幸いです!
喫茶ラブソルメンバーは無料で参加とアーカイブ視聴が可能です。非メンバーの方は500円にてご参加いただけます。
グラレポを始めたい、気になっている、というあなたのご参加を、心よりお待ちしております!