#LINEDAY グラフィックレポート制作記 @derami_no
おはようございます。デザイン事業部の小野寺美穂です。
昨日、オンラインにて行われたLINEさんのビジネスカンファレンス #LINEDAY にてグラフィックレポート(以降「グラレポ」)をつとめて参りました。
今回から数回にわたり、グラフィックレポート制作の舞台裏をお伝えして参ります。
今回は私を含め3名のグラフィックレポーターが担当いたしました。私と柴田佐世子さんは配信会場のある渋谷から、ホノカは岡山より遠隔で参加しました。
LINEさんのビジネスカンファレンスで グラレポをさせていただくのは、実は2度目。ありがたいことに、昨年からの担当者の方より今年もご依頼いただくことが出来たのです。
昨年のグラレポ。#みの編グラレポ部 として参加させていただきました。
8月中旬、迫る本番に向け、打ち合わせが行われました。今年のカンファレンスでの発表について説明してくださるその言葉に、息を飲むほどの気迫を感じました。
3.11の際「大切な人とすら繋がることが出来ない」という不便と不安を解消すべく生まれたLINE。以降、多くのユーザーの生活のすぐ側で、便利や安心を提供してきました。今や日本人であれば誰しも、使わない日はないと言っても過言ではないほど。名実ともに「インフラ」となっています。
そして今年はLINE誕生から10年の節目の年。世界にとって未曾有の事態が発生しました。それは語るまでもない、新型コロナウイルスの世界的流行です。
誰もが正解のわからない状況の中、LINEも様々なアクションを起こしていました。
この打ち合わせで印象に残ったメッセージ。それは「私たちはこんなにやってきた」という主張ではなく「これが出来たはずなのに、出来なかった」という悔しさ。そして「私たちLINEは文化をつくるべく、行動していく」という姿勢。強い、覚悟を感じました。
この覚悟に共鳴するように、私自身もグラフィックレポートというものを、一つの文化として育てていく、覚悟が固まりました。
2年前、私はオンラインコミュニティで、手描きの絵や文字を用いて、即興で会議やイベントの様子を表現する手法に出会いました。それからというものの、のめり込むように機会を見つけては描いてきました。
自らのやっていることを「グラフィックレポート」とし、以来存在価値を、自らのそれに重ね合わせながら、幾度も問い直してきました。
それが#LINEDAY でのグラレポにきっかけをいただき、はっきりと姿が見え始めたのです。
今回の私の担当セッションの一つである、LINECWO槙ジュンホ氏と台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏の対談レポートを描きながら、自分の目指したいものはこれかもしれない…! と静かに確信を深めていました。
「技術は、速く・公正で・楽しいもの」
これはタン氏がおっしゃっていた言葉です。
聞いた瞬間「なるほど、納得だなあ」と思いました。そして次の瞬間、ハッとしました。「グラフィックレポートも同じなのではないか?」
ここから堰を切ったように、これまで点として存在していたものが、一気に繋がり始めました。
実は、暫定のつもりで使っていた「グラフィックレポート」という名称。これも実は芯を食っていることに気が付きました。
「レポート」という言葉には、大学などで提出するレポート同様、仮説、検証し、結論を導くという意味合いがあります。そこには必ずエビデンスが存在します。これは先述の「公正さ」に繋がります。
また、グラフィックは楽しいものであり、これまで即興で描いてきたため速さには自信があります。
速さと公正さのバランスを取りながら、楽しく伝える。
グラフィックレポートの目指す姿が、見えた瞬間でした。
【#LINEDAY を見逃した!という方、こちらからご覧いただけます。】
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