100万円から始まる社会主義
デフレから物価高の時代ですが今も昔も大して値段が変わらないものがあります。それは仏具。冠婚葬祭の葬の部分の大半を占める仏式用品の数々です。私の実家には高級車が買えるような値段の仏壇や毎月のお布施など仏教徒として教えはともかく金額的には相当貢献していると思います。「宗教はアヘンである」と言ったマルクスの理想郷はある意味宗教にあるのかもしれません。別に擁護する気はありませんが葬に関して言えば例え法外な値段でもこれは供養のためといえば、どんなリアリストにも財布の紐が緩んでしまいます。死後は階級は一応ありません。ただ戒名にもランクがありお布施の値段で名前が変わるという矛盾も抱えていますね。労働者のために闘争すると言いながら実際は党官僚は最高の生活で贅沢三昧な旧東側諸国にも通じるものがあると思います。別にお坊さんが贅沢三昧という気はありません。寺院の必要経費を銀行が貸し付けてくれるわけではなく文字通り生命線はお布施でしょう。寺院なき日本の葬祭も考えられないことです。ただ今後宗教的な価値観はどうなるのでしょうか?もっと歳をとれば私も今よりは信心深い性格に変わったりしているのでしょうか?
庶民の相場 お布施っていくら?
お布施の相場とでもGoogleで検索すればずらっと値段は出てきます。私の経験上とにかく払える人は全然上限が決まっているわけではなく大金を支払うイメージです。3人お坊さんが来たから1人十万ぐらいで三十万円と決めてしまう人もいました。Googleでも実際お坊さんと相談してと言われますがお金のことは言い出しにくい。なのでネットに書かれていることより多めに支払う人も私ぐらいの世代では多いです。お葬式自体そう値段を下げることはできないしお布施の値下げだってそう簡単じゃありません。これは供養ですと言われたら皆さんはどうしますか?私は全然信心深い性格ではありませんがなんとなく故人が黄泉の国で悪い扱いなら可哀想だと思ってしまうほどあの場のお布施はかなり悩んでしまうでしょう。宗教だって先立つものがなければ。カトリックとお金の話もよくありますね。後継者不足を補うために宗教界の取り組みはどうしているのか?AIがお経を読むわけにも行きません。
葬のお値段。
最近は家族葬が主流となり比較的安価な値段のお葬式。とは言え一般的な小さいお葬式でも100万円近くしている印象です。これが田舎の一般的なお葬式になればもっと異次元なお金がかかります。香典だって多くの弔問者が来ます。当然お返しもありますし、また弔問者の親族のお葬式にはそれに見合った香典を出さないといけないからリストは欠かせません。母はちゃんと閻魔帳を残していました。リストは分かりやすいし故人を悼む気持ちは香典の値段ではありませんが遺族側になればちょっとばかり気になってはしまいますね。遺族がとにかく大変でもある田舎のお葬式。ある意味親戚一門の結束を図るバロメーターでもありますが。
100万円から始まる・・
元社会民主党の国会議員の方に聞きました。労働者政党の宗教に関する本音はなんとよくわかりませんが、冠婚葬祭で破産する労働者も多いです。仏教にも仏教社会主義という考え方があります。キリスト教やイスラム社会主義など宗教と社会主義は密着です。100万円から始まる仏教社会主義。福島瑞穂さんももう少しだけ社会主義のことを勉強してほしいものです。彼女はもう古い政治家なんでしょう。社会民主党の改革案が必要です。