それ本当ですか?立憲民主党の嘘本音。
90年代の政界再編で新しい政党が生まれ離合集散を繰り返してようやく民主党という一つの政党になりました。元々日本の労働組合は社民主義政党の合併を目指していましたが結構色々な人が混じる雑多な政党になったわけです。政治資金の大半が政党交付金である民主党はいつしか税金政党という悪口もありましたが、個人的には意外にも自営業者の献金は多かったと思います。世襲政治家の後援会が大きく地元のいい意味でも悪い意味でも成り上がった人間は民主党しか政治家になれない時代でした。労働組合の組織内議員が減った理由は優秀な人材が公募されてダラ幹の上がりポストは民主党側はガンガン減らしてきました。当然でしょうね。能力の差は一目瞭然でしたから。
野党はお金がない!これ本当?
経団連の政治献金は2021年度は24億円でした。しかし自民党は与党独占と言っても維持費に莫大な金をかけており実際まだ数十億円の返済もあるとの報道もされていました。民主党時代は羽振りがいい政党だった民主党は今の立憲民主党になってどうかと言えばはっきり言って資金不足でしょう。当時鳩山由紀夫の影響力は案外民主党内にあり財界や地方経済界一定数献金が集まったのは鳩山資金のおかげです。また先程も言いましたが地元成り上がりエリート達は当然同級生もエリート高校出身で一般サラリーマンよりは自分の裁量で使えるお金が多く資金面では潤っていたとは思います。
立憲民主党になってどうなったかと言えばこれも案外団体、個人献金が多い政党だとは思います。そもそも市民連合という団体がありますが当然普通の市民というよりプロの圧力団体です。これを否定するわけではありませんよ。小さくても組織なら巨象を動かす力になります。彼ら市民連合の人脈も民主党時代に比べて大きくなる地域もあれば小さく活動する地域もあり当然それが候補者の質に繋がっています。ただ現在若い世代の政治離れ(これはうん十年も前から言われていますが)いつまで経っても枝野幸男や前原誠司を重鎮に追いやれない政党はやはり新陳代謝はできないでしょう。これは今更ベテラン上院議員が当選してしまうアメリカ政治も似たようなものですが。
実際民主党の資金集めは自民党とそう変わらないです。今だってそれなりに応援する企業もあるんです。これは案外どこの国でもあります。バイデンは巨額の政治資金は多くの企業献金に支えられていました。
立憲民主党に本当にないもの
これは自民党でも言える事ですしほとんどの外国も同じですが後継者不足です。政治家になりたい人は多くても民主党のエリートは自分の人脈でそれなりに人を集めてきました。あの中に怪しげな宗教団体もあったかもしれませんがそれでも人を集めることができるのも才能です。こうした小さなローカルカリスマすら生み出せないのが現状ですね。小選挙区制度というより供託金制度もかなりネックにはなっています。政治家を志しても大政党だって厳しい選別ありますから。悪名が無名に勝ることもあり小粒な現代人が一角の人材になるのは相当難しい世の中です。さてさて貴方の周りで人望がある人いますか?仮に人望あったってその人に政治家やる気ありますか?色々問われてきています。