明日からクビになっても大丈夫!?令和日雇事情と副業の未来。
少し前までほとんどの会社が副業なんて厳禁でした。副業が解禁になった理由は社会が変わったというより単純に企業が払える給料が少なくなっただけです。世知辛い世の中ですが、かつては子供が小さく外で働けない主婦は内職をやるしかありませんでしたが、スマートフォンの普及とネットの近代化のおかげで「稼ぎ方」にも多様性が出ています。
かつての日雇仕事の見つけ方
仕事の見つけ方はかつて大きく分けて2つありました。ハローワークと求人誌です。求人誌は最近タウンワークが無料で手に入りますが少し前まで求人誌は本屋で購入するのが当たり前でした。スマートフォンがある前提でのお話ですが今は少し検索すれば、相当数の求人情報が数分で見つけることができます。またCMでもやっていましたがアプリを使って隙間時間にアルバイトが探せるわけです。私の学生時代は友達のコネでバイトをしていました。今考えると私も自力で仕事を見つけた経験が乏しいのでいざ今の会社から放り出された場合はどうすればいいのか?
なんとかなってしまう令和労働事情
私の会社は運輸運送業。自動車免許は仕事をする上で必須どころかないと基本的に採用されません。免停ならまだしも免許取り消し処分なら会社から戦力外通告を受けるのを待つのみです。相当前の話ですが私の同僚が飲酒運転をしてしまい仕事を失いました。同僚は免許取り消しになったため最後は私の送迎で帰宅することになったのですが彼は完全に頭が沸騰していました。はっきりと言えば運転手として言語道断。自主退職はある意味会社の温情みたいなもので反省せねばなりません。
ただいきなり仕事を失った同僚はヤケになったかのような発言を繰り返しました。私はとにかくなぐさめの言葉しか発することしかできなかったです。とにかく人生を棒にふらないで、冷静になって次の仕事を探してと言っていた私も再就職はそう簡単ではないだろうなと思っていました。運輸関係でなくても普通自動車免許ぐらいは持ってて当たり前。例え事務系でも何かのお使いで自動車に乗ることがあります。とりあえず単発バイトで繋いで腰を据えて就職先を決めるしかないとぐらいしか思っていました。
それから1か月後、あの元同僚が普通に社員として再就職を勝ち取りました。もちろん別職種ですが待遇もそこまで悪いわけではない企業の内定を勝ち取り皆驚いたものです。ネットで求人を見てあっさりと決定したそうです。もちろん人手不足で大変そうなイメージを持つ仕事でしたがエネルギーを使う再就職活動をあっさり終えた元同僚は決して稀有な人材ではなく普通のサラリーマンだった人です。選ばなければ仕事はいくらでもある。あまりいい格言でもないのですがなんともならないより何とか職にありつけた方がマシでしょう。青い鳥はなかなかいませんが、その間小銭を稼ぎながら暮らしいつかは••という考え方でもOKです。仕事を真面目に捉えすぎてもいけません。
勤労者の未来
これだけ単発とは言え仕事が見つけやすいとどうあっても雇用の流動化は進みます。戦前戦後は田舎に仕事がないので街に出てきた若者は会社の求人がどこにあるか分からず手っ取り早く小売り店をはじめ、それが商店街を形成した歴史があるそうです。今の若者はそこまでリスクを背負わなくてもその日食べる分、もしかすると正規雇用だって都市では簡単に見つけられるでしょう。もちろん職種は選び放題というわけではないですが。少し前までは勤続10年なんて当たり前でしたし終身雇用だったので会社も同僚もある程度若手のお節介を焼いてくれたのです。時代ですね。希薄になった人間社会で電子の海の中には多くの会社が間口を広げています。そこで新しく出会った人が宝になる事も、もう2度顔も見たくないという人になる事もあります。世界は狭いようで、やっぱり広いんです。多く友達を作るから仕事をするのもいい事だとは思います。もちろん勤務は真面目にこなす事が大前提です。