魚の目と足指体操
こんにちは、すまラボです。
このnoteは私の「人体実験報告」を中心にした実験ライフの記録です。
初回は、これまでで一番の成果だったと感じている「魚の目克服」の報告です。
魚の目との長い戦い
私の足は小指の爪が外側に倒れたようになってしまう「内反小趾」
でも私の足の指の状態に、そんな正式名称があるなんて知ったのはここ数年前の話で、そんなことには興味もなかった20代の頃から、魚の目との戦いは続いていました。
振り返ると、長い戦いだったなぁ。
その当時は、毎日9時間ほどの立ち仕事をしてまして。
むくみのツラさはもちろんのことでしたが、もっとツラいのが、定期的にやってくる小指にできた魚の目の痛みでした。
日に日に靴に圧迫されて成長した魚の目は、あるときから針を刺すような痛みになるんです。
そうなると立っていても足の置きどころがなく、どう立ってたらいいのかわからなくなる感じでホントにつらい。
で、魚の目といえば、まずはやってみるのがスピール膏ですよね。
もちろん私も試しました。
けどあれは、皮膚がふやけるだけで、結局芯までとれなくて、全然治らなかったなー。
で、別のことでフットケアを受けたときに、いろいろきれいに削ってもらって、それがとてもよかったので、とりあえず「痛くなったら削る」というところに落ち着きました。
まあ治ってないけど、魚の目は治りにくいっていうし、削れば楽になるので、爪切り同様に定期的に削ればいいんだ、とその頃は納得してたのです。
ある本との出会い
いつ頃だったろう?
「きくち体操」がブームで、よくテレビや雑誌で見かけてたんですよね。
で、どこかのインタビューかなにかで、足の麻痺の人に足指を動かさせるといいんだ、みたいなことを言ってたのです。
その頃はもう、現在の治療家としての仕事をしていたので、その内容にとても興味があって、とりあえずきくち体操の本を読んでみることに。
そうして探していたときに見つけたのが
『指の魔法 奇跡のきくち体操』
この本には足指を動かすことの大切さが書かれていました。
足指の動きが脳の働きを活性化する、みたいな知識を得て、「こりゃ、やらないと!」と、毎朝靴下を履くときに足指を動かすことを始めました。
そう、この足指体操が結果として魚の目の完治へと繋がるのですが、始めた動機は全くそこではなかったんです。
地味にコツコツ
足指体操はとってもかんたんなことしかしていません。
手を使って、足の指を一本一本、前後にキュッキュッと動かすだけ。
それを一本10回ずつ。
始めた頃は足のむくみも強かったので、とにかく痛かった!
でも痛いのは最初の数日くらいでしたかね。すぐに「イタキモ」くらいになっていきました。
毎朝1回、足指体操をして3ヶ月くらい経った頃でしょうか、足の裏の魚の目(実はそこにもあった)がすごく小さくなっているのに気がつきました。
その場所は足のアーチの「横アーチ」と言われるところ。
私の足は「開張足」でもあったのです。
おや?
そこの魚の目がなくなりつつある、
ということは?
これはもしかして、にっくき小指の魚の目も続ければ治るのか…?
そんな淡い期待が生まれました。
期待も持ちつつ、コツコツと続け、半年ほど経った頃には、小指の魚の目が消え始めていました。
一番ひどかった右小指には3つも魚の目があったのですが、それがひとつずつ消えていくのは、なんとも嬉しかったです。
完全に消えるのにどれくらいかかったかな。1年はかからなかったと思います。
「えー、1年も続けるのー?」と思います?
そこだけ聞くと、なかなか効果の出ない地味な取り組みに思えますが、その前にもう何年もの間、悩まされ続けていたのです。
それが、朝に一度の指キュッキュで治るなら、楽なもんです。
続ける動機には充分な結果でした。
思わぬオマケもついてきた
魚の目の完治とプラスして、なんと小指の爪も大きくなりました。
それまでは、小指の爪は切ったらなくなりそうなくらいのサイズしかなかったんです。でもそういうもんだと思ってたんですよ、小指の爪って。
それが、指キュッキュで他の指と同じくらいのサイズの爪になって、あれ?大きくなるんだ!と気づいたのは嬉しい誤算でした。
まさに、指の魔法!
でも本当は魔法でもなんでもなくて、カラダをきちんと使えてなかっただけなんですよね。
足の指を意識して使うなんて、それまで考えたことありませんでした。
フツーに問題なく歩けるし。
でも、魚の目ができちゃう、ってことは、カラダからは「問題ありです!」という知らせがきてたってことなんですよね。
この経験で、カラダは変えられる!ということがわかりました。
指にトラブルかある人は、ぜひやってみるといいのでは?と思います。
本には「脳とのつながり」が書いてあったので、そこへも影響してるはずだし。
そっちは検証のしようがないのだけど。
以上、あくまで個人的な実験結果ですので、結果の保証はできません、あしからず。