エモクロアTRPG【闇ノ闇】
ぼーし屋さん2022年2号シナリオ
触りは障り
触れぬ神に祟りなし
恐れ 畏れよ 身の程を弁えよ
肝に命じよ おまえに何ができようかー
導入
祖父は地域に根付いた小さな漢方薬局を営んでいる。
祖父が不在の中、店番をしていると一本の電話が入ります。お得意さまから薬を届けてほしいと強引に頼まれます。幸い祖父は処方薬を準備しておいてくれたようで、それを手に取り、あなたはその薬を届けに行くことになります。
そして出会います。
真っ暗闇でまるで底のないような穴ボコだらけの奇病に侵された少女に…
概要
プレイヤー人数:1人
目 安 時 間:3時間程度
舞 台:現代・日本
戦 闘:無
謎 解 き:有
傾 向:クローズド
ロ ス ト:有
対 応:エモクロアTRPG
注 意:病気による人の苦しみや哀しみの描写があります
共鳴者設定指示:漢方薬局を営む祖父がいる(血縁関係は厭わない)
継 続:非推奨・継続を使用する場合はDL判断に一任する。
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小話
どんな病も治すことができる心腹之疾の薬、それを眼福というそうな。
藁にもすがる思いで、求める人々は噂を辿ると、山奥にある一軒の民家に行きつくそうだ。
祈るように神妙な面持ちで静かに待つ人もいれば、奇跡の薬のそのありかを探ろうと腹に一物抱えた人もいる。集められた人たちが一堂に会し、披露されたのは年端もゆかぬ少女のようなものだった。肌の露出は極めて少なく、まるで大きな布にくるまれ、置物のようで、ちょこんとそこにある。わずかに確認できるのは、額に覗く奇妙なもの。
ただ単に蛇の目模様の痣と形容するには禍々しいそれをみなが目を輝かせて拝むのだった。
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