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海外駐在員は第二外国語を学べるか

おはようございます。
新年明けましておめでとうございます。
こちらは旧正月真っ只中ということで2025年がやっと始まった気がします。

さて、本日のテーマは「海外駐在員は第二外国語を学べるか?」というテーマで考えていきたいと思います。
このテーマは日本人にとって永遠の課題だと思っています。
これを読んでいる人も”ドキッ”とするかもしれません。
当の私も第二外国語を学ぶのに必死でございます。

※本件は英語を話す方は除くでお願いします。

結論

余程のことがない限り、海外駐在員は第二外国語を学ぶのは無理だと思う。

ということでここからスタートしていきたいと思います。


なぜそのような結論にいたるのか?

まずは結論に関して解決をしていきたいと思います。
順を追って説明していきます。
・外国語への抵抗感、苦手意識の問題
・海外駐在員は何年現地にいるか?
・会社の体制は?
・英語はどうなの?


外国語への抵抗感、苦手意識の問題

日本人は島国という特性上、日本語を話す人しかおらず、外国人と話す機会が他国と比べても極点に少ない。

また、以下の状況が外国語を学ぶ弊害になっているのは間違いない。

  • 受験勉強に重点が置かれる: 日本の教育は、受験に合格するために多くの時間を費やす傾向があり、コミュニケーション能力の育成が後回し

  • シャイな性格: 日本人は比較的内向的な性格の人が多く、外国人と積極的にコミュニケーションを取ることが苦手という人

  • 英語学習の環境: 家庭での英語学習の習慣が根付いていない家庭も多く、学校での学習だけでは十分な英語力が身につかないケースがあります。



海外駐在員の駐在期間はどのくらいか?

あくまでも規定上の問題であり、実際とは異なる点は注意してほしいですが、独立行政法人 労働政策研究・研修機構が出している”第6回海外派遣勤務者の職業と生活に関する調査”によると、

②派遣期間の規定・目安の期間 派遣期間の規定・目安が示されている場合、その期間はどれくらいかを尋ねると、4.2 年 間(標準偏差 1.7 年)というのが平均的な期間である。この 4.2 年という期間は前回の 2002 年調査の 4.3 年とほとんど変わらない(表 1-6 参照)。また、かつての 1993 年調査、1998 年調査、2000 年調査においても一貫して平均は 4.2 年間であったので、派遣期間の規定・目 安が示されている場合の期間にはこの間、ほとんど変化が見られないと言ってよいであろう。 いずれにせよ、派遣期間が 2 年以内や 7 年間以上というのはそれぞれ 3.6%、1.0%と例外 的であり、多くは 3~4 年間(46.3%)、5~6 年間(45.8%)と、3~6 年の範囲に 92.1%が 収まることになる(表 1-6 参照)。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構(第6回海外派遣勤務者の職業と生活に関する調査

ということらしい。
詳細は以下のページから参照下さい。

https://www.jil.go.jp/institute/research/documents/009/research009_1.pdf

さて、4年といえば長く感じるが、駐在員経験者の私のレベルでいえばこんな感じになります。

やる気の1年目!30%くらいはできるようになる。
悩みの2年目!できることは増えるが、壁にぶち当たる。
突破の3年目!走り切るだけ!やれることはやる!
継続の4年目!もう少しやりたい。。。でも帰国に向けて引き継ぎなど
調子乗って5年目!調子乗りすぎて失敗する。

この話はあくまでも業務上の話であり、言語はまた別なんです。
現地語を話すことができればさらにいいかもしれませんが、通訳!がいることで問題なく仕事もできてしまうのも事実。
ただ、そんなに成功の範囲が広くないことも事実。

さて、規定的には4年間位ということもわかったので次に行きます。


会社の体制(海外)はどうなっているか?

様々な会社がありますのでこれはあくまでも私の経験上+他社の人の話を聞いた上で考察していきます。一般的ではないかもしれません。
製造業、非製造業でもどの会社でも日本の会社に日本人の社長がいます。
そこにセットになってくるのが通訳さんです。
どこの会社にせよ、どんな仕事にせよ、日本語通訳もしくは英語通訳が必ず入ると思います。
ここが今回の第二外国語を学ぶ上での障害と言いますが、弊害になると思っています。
当たり前といえば当たり前のことですが、日本人が海外で働く上で日本のやり方、考え方を現地の人に説明しなければなりません。
それを理解せず、教えようともしない駐在員は何しに海外にいる意味がないです。
となれば必要になるのが通訳です。
この通訳さんのおかげで私たちは携帯を契約できて、家も契約できて、何かってもサポートが受けられるんです。
決してダメ出ししているわけではないんです!
ただ、彼らがいるので言語を勉強せずに過ごせちゃうんです!


英語はどうなの?

今回は主に英語圏以外の国を指しているので英語圏の場合はまた違ったことが起こると思います。
ただ、英語圏に行けるような人はそれなりの役職と英語が話せると思いますので前提としていうべきでした。
英語は除く!でお願いします。


一般的に言えることとしては、

  • 駐在先の国や地域、企業によって求められるレベルが異なる: 英語圏への駐在であれば、高い英語力が求められますが、非英語圏であっても、ビジネスシーンでは英語が使用されるケースが多く、一定レベルの英語力は必要となります。

>>>となると、英語を優先し、現地の言葉は覚えるのは後になりがち

  • 職種によっても異なる: 営業職のように顧客とのコミュニケーションが頻繁にある場合は、高いコミュニケーション能力が求められますが、専門的な知識が必要な技術職の場合は、専門用語の理解力などが重要となります。

  • 駐在期間や学習意欲によっても異なる: 長い期間駐在している人や、積極的に言語学習に取り組んでいる人は、高い語学力を持っている傾向があります。


まとめ

  • 時間がない: 多くの海外駐在員は数字上の目標を達成すべく、語学学習に十分な時間を割けないという言い訳ができる

  • 環境に慣れるのに時間がかかる: 新しい環境に慣れることで精一杯で、言語学習に集中できないというか、外国語を学ばずに終わりたい気持ちでいっぱい。

  • 学習方法が分からない: どのように効率的に言語を学習すれば良いのか分からず、とりあえず、挨拶とお礼だけ学ぶしかないんです。


日本人(私は)怠慢で外国語を勉強せず、海外を楽しむ、カラオケを楽しんで堕落した生活を送った上で帰国するので外国語ができないんです。
日本人が外国語を学ぶ機会もないし、学ぶ時間もないといいます。
カラオケに行く時間はありますが!
ただ、それによって営業の機会は減るし、売上も減ることは間違い無いです。
海外にいればその国の言葉を覚えることは必須だと思いますが、できないんですよね。これが。
盛大なブーメランが私に刺さっております。
8年目の筆者でございます。
欧米系の人たちは素晴らしい。


さて、今日も語学勉強から逃げよっと。

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ベトリーマン Yamaha | 元山田酒店経営
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