見出し画像

新しい働き方実験(第3期)指定企画の概要【the Port kakegawa × CreativeLAB × ワークキャリア】 〜掛川市後援〜


新しい働き方を実験するコミュニティ「新しい働き方LAB研究員制度」は、現在第3期生を募集中です。
本記事ではその中の企画の一つ、静岡県掛川市にて実施する「【まちづくり実験室】共創型の場づくりを通じて、地方のまちを豊かにすることはできるのか?」についての募集概要をご紹介いたします。

「遊び」「学び」「暮らし」を通じた地域プロジェクトに興味がある方。
自分の経験やスキルを活かして「場づくり」「まちづくり」に関わってみたい方。そんな方は、詳細をご確認のうえぜひご応募ください!

なお研究員制度では本企画以外にも、自由に自分の働き方実験を設計できる「自主企画」や、スマートグラス・地方観光DX・海外ワーケーションなどのユニークなテーマ企画をご用意しています。
▷研究員制度について知りたい方はこちら
▷運営母体である「新しい働き方LAB」について知りたい方はこちら

▼the Port kakegawa指定企画_事前オリエンテーションアーカイブ



実験テーマ

【まちづくり実験室】共創型の場づくりを通じて、地方のまちを豊かにすることはできるのか?

東京と大阪のちょうど真ん中に位置し、お茶どころとして知られる静岡県掛川市。1971年に全国に先駆けて「生涯学習都市宣言」を行うなど、教育に関してまちをあげて取り組んでいる市でもあります。

そんな掛川市で、地元の学生やフリーランス、起業家が中心となり、共創型コミュニティレジデンス「the Port kakegawa」を開発中です。

場所は掛川駅から徒歩5分
かつて旅館だった施設を活用したthe Port kakegawa(2F)
間取りイメージ

拠点づくりは2021年から動き出しており、現在は内装工事を進めている最中です。

静岡県内にお住まいの方はもちろん、県外のさまざまな経験・スキル・感性を持つ方々と一緒に、既存の価値観にしばられない、新しいまちづくりに挑戦したいと考えています。

活動概要

the Port kakegawaを”実験室”として自由に活用しながら、まちを豊かにするアイデアをプロジェクトメンバーの皆さんで共創していただきます。

全体のゴール・アウトプット

本実験では豊かさの指標として「エコノミー」「リレーション」「エピソード」の3点を計測します。

エコノミー(目標値:300万円)
エコノミーは”経済効果”を計測する指標です。
プロジェクトを通じて実際にどのくらいのお金が動いたのか、今回は直接効果を計測します。
例)イベント参加者の参加費や交通費、宿泊費など

リレーション(目標値:延べ人数1,100人・純人数550人)
リレーションは”関係人口”を計測する指標です。
プロジェクトを通じて生まれた出会いや人とのつながりを「延べ人数」と「純人数」の2軸で計測します。
例)オンラインイベントの参加人数、研究員のミーティング参加人数など

エピソード(目標値:100件)
エピソードはthe Port kakegawaや掛川と結びついた”想い”を計測する指標です。
実際に自分が体験したり目にしたりしたことで、うれしかったことや感動したことなどを文章の形で集計します。

以上、上記3点の指標を毎月計測し、活動プロセスと結果をレポートにまとめます。

活動期間

2023年6月中旬~12月中旬の6ヶ月間

  • 6月〜7月/オンラインおよびオフラインのオリエンテーションを実施し、部門ごとに活動を企画します。

  • 7月~12月上旬/月に1回の全体定例、部門ごとのオンライン会議やslackでのコミュニケーションを通じてそれぞれの役割を決め、実行します。

  • 12月後半/取り組みの結果を部門ごとにレポートにまとめていただきます。

こんな方に応募してほしい

  • 場づくりやまちづくりに興味がある方

  • 多様なメンバーとコラボレーションしてみたい方

  • 地域の人たちと交流しながら新しい価値を生み出してみたい方

参加するメリット

  • まちづくりプロジェクトのメンバーとして参画できる

  • 自分の経験やスキルを活かして地方創生に貢献できる

  • the Port kakegawa宿泊費無料、ゲストハウス「どこにもない家」宿泊費半額で利用できる(※利用日程や人数などの制限があります)

応募要件(全部門共通)

  • 実験期間中に1度は現地に足を運ぶことができる方(※プロジェクトへの参画はオンラインベースでも構いません)

  • プロボノとなるため、プロジェクト参画に関して直接的な報酬がないことをご理解いただける方

部門構成

本プロジェクトで取り組んでいただくのは、「遊び」「学び」「暮らし」の3テーマからなる6つの部門です。

遊び:①アート ②ゲーム
学び:③事業創出 ④コミュニティ
暮らし:⑤コンテンツ発信 ⑥ゲストハウス

本企画への応募は、上の中から一番取り組んでみたいものを1つ選んでいただきます。

とはいえ、複数の部門を横断したコミュニケーションは大歓迎です。
ぜひ本プロジェクトを通じてたくさんの方とコラボレーションしてください。

以下、各部門について説明させていただきます。

①アート部

【活動内容】
アート部はアートの視点を通して、the Port kakegawaの空間そのものを作品化できないか!?研究員と地域がコミュニケーションをとりながら構想&実証していく部門です。
ゆくゆくは作品化した空間での作品展示やアートWS開催など、コミュニティスペースの新しいあり方の実験にもつなげていきたい!
なおこのアート部の活動は2024年に実施される地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ2024美術プロジェクト」と連携した取り組みとなります。

【ゴール・アウトプット】
・チームとしてthe Port kakegawaの内装を構想・創作すること

【応募要件】
・建築・アートの活動経験がある方・興味がある方
・他者とコミュニケーションを図りながらアート部の実験に取り組める方

【募集人数】
・若干名

【参加メリット】
・場所そのものを作品化できる
・地域で活動しているアートや建築に関わる人と出会うことができる
・2024年に開催される地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」の作品として県内外の来訪者に成果を見てもらえる

【こんな人におすすめ】
・建築・アート・場所づくりに興味がある
・地域の人との関わりに興味がある

アート部リーダー:高橋咲月
小笠原父島で小学校図工専科を経験し、2015年より静岡県掛川市に移住。2019年、無拠点キッズアート自由研究的事業【アトリエTRUCK】スタート。かけがわ茶エンナーレ2024美術プロジェクトリーダー。テーマは「re-creation」

②ゲーム部

【活動内容】
ゲーム部は、Eスポーツなどの最先端ゲームを通じて、場の活性化と自身のクリエイティビティ向上に取り組んでいただく部門です。
ゲーム×仕事の可能性や、イベントや大会の実施など、遊びの可能性を存分に追求してください。なおゲーム部に関しては、日本HP様からの機材支援が予定されています。

【ゴール・アウトプット】
・「ゲーム×〇〇」の可能性を形にして実行する
・そのプロセスと結果を2つの軸でレポートにまとめる
①自分自身に起こった変化や期間終了後の展望
②事例として水平展開するための手段や提案

【応募要件】
・ゲームの可能性に興味がある方
・ゲーム部の活動をチームメンバーと協力しながら盛り上げてくれる方

【募集人数】
・5名〜10名

【参加メリット】
・ゲームイベントを企画、主催できる
・配信やイベントのノウハウを学ぶことができる
・最先端のゲーミングPCを使った取り組みに参加できる

【こんな人におすすめ】
・ゲーム配信やEスポーツをやったことがある
・ゲームを使って新しい取り組みをしてみたい

ゲーム部リーダー:シモカタセイジ
クリエイティブ×思考整理×ブランディングのスペシャリスト | Lancer of the year2023 | LACつくば公式アンバサダー | 映像制作 |グローバル企業のマーケティングPM|DXディレクター

③事業創出部

【活動内容】
事業創出部は、地域の事業課題を解決し、地域経済の発展とともに新しいビジネスの創出を目指す部門です。
新規事業の創出はthe Port kakegawaの持続的な活動を支えるうえで重要なポイントとなります。
事業創出のヒントは地域事業だけでなく、他部門の取り組みの中にあるかもしれません。我こそはという方、ぜひご応募をお待ちしております!

【ゴール・アウトプット】
・地域の事業課題を解決するとともに、新しいビジネスの創出を行う

【応募要件】
・地域の事業課題に関心を持ち、解決に取り組みたいと思っている人
・自己のスキルや専門知識を活かして、地域経済の発展に貢献したいと思っている人

【募集人数】
・3〜5名

【参加メリット】
・新規事業創出を実践を通して経験できる
・チームプロジェクトを通じてビジネススキルがアップする

【こんな人におすすめ】
・新規事業の立ち上げ経験がある
・自分のスキルを活かして新たなビジネスを創出したい

事業創出部リーダー:ハマ
the Port kakegawa発起人。地元掛川でフリーランスとして活動しながら、2022年にまちづくり会社Brass Entertainment Companyを立ち上げ。掛川のまちづくりに全力で取り組んでいる。

④コミュニティ部

【活動内容】
コミュニティ部は、the Port kakegawaに関わるメンバーのコミュニティをデザインしていただく部門です。
場としてのコミュニティだけでなく、オフラインとオンラインを行き来しながら、多くの人が自由にそしてなめらかに関わることのできるコミュニティを目指してください。
本オープンに向けて、the Port kakegawaのコミュニティマネージャーをやってみたい、という方も大歓迎です!

【ゴール・アウトプット】
・the Port kakegawaコミュニティを設計して形にする

【応募要件】
・コミュニティづくりに興味のある方
・チームメンバーと協力して活動を盛り上げてくれる方

【募集人数】
・3〜5名

【参加メリット】
・全部門に関わる企画に参加できる
・コミュニティデザインについての学びを実践を通して得られる

【こんな人におすすめ】
・色々なコミュニティへの参加経験がある
・コミュニティマネージャーに興味がある

コミュニティ部リーダー:ハマ
the Port kakegawa発起人。地元掛川でフリーランスとして活動しながら、2022年にまちづくり会社Brass Entertainment Companyを立ち上げ。掛川のまちづくりに全力で取り組んでいる。

⑤コンテンツ発信部

【活動内容】
コンテンツ発信部は、the Port kakegawaの取り組みや掛川の魅力を、外へ向けて積極的に伝えていただく部門です。
インタビュー記事やグルメレポ、プロモーションムービー、SNSなど、アウトプットの形はなんでもOK。ホームページ作りやSNS運用などを手伝ってくれるメンバーも大歓迎です。

掛川のまちや人の魅力に関して作成いただいたコンテンツの一部は、the Port kakegawaホームページ及び「掛川暮らしのマガジン」に掲載される予定です。

【ゴール・アウトプット】
・発信したコンテンツを通じて、the Port kakegawa及び掛川市の認知度&魅力度を上げる

【応募要件】
・SNS、記事制作、動画制作など、コンテンツ作りや発信が得意な方
・他部門と積極的にコミュニケーションをとりながら活動できる方

【募集人数】
・5名〜10名

【参加メリット】
・コンテンツの力でまちづくりに貢献できる
・地域メディアへのコンテンツ掲載を通じて実績が作れる

【こんな人におすすめ】
・コンテンツ作りが好き
・人や地域の魅力を発掘するのが好き

コンテンツ発信部リーダー:JUNK板村
日本ビアジャーナリスト協会所属。静岡県関係人口創出ライター・浜松浜名湖観光ライターとしても取材・撮影・執筆を行う。
他にもthe Port kakegawaでのイベントプロデュースや、地元醸造所でのオリジナルビール製作など、執筆を軸に幅広く活動中。

⑥ゲストハウス部

【活動内容】
ゲストハウス部は、年内オープンに向けて宿泊事業の準備を進めていただく部門です。
家具や内装デザイン、アメニティはどうするか、利用ルールやスタッフの動きはどうするか。「自分だったら泊まりたい!」と思えるようなゲストハウスを形にしてください。

【ゴール・アウトプット】
・12月末までにゲストハウス事業をスタートさせられる状態にする

【応募要件】

・ゲストハウスなどの場づくりに興味がある方
・チームメンバーとの建設的なディスカッションを通じて意思決定ができる方

【募集人数】
・3〜5名

【参加メリット】
・場づくりの担い手になれる
・宿泊施設の開業ノウハウが実践を通して学べる

【こんな人におすすめ】
・ゲストハウスや宿を利用するのが好き
・宿の管理人をやってみたい

ゲストハウス部リーダー:高橋和子
掛川市出身。高校時代は通信制のN高校に通いながら掛川の場づくりやコミュニティ作りに取り組み、それらが評価されて今年春より慶應SFCへ入学。LivingAnywhere Commons熱海における3ヶ月のインターン経験を活かしてゲストハウス作りに取り組む。

運営母体

本プロジェクトは「the Port kakegawa」と「CreativeLAB」、「ワークキャリア」のメンバーが共に企画・運営する実証実験です。

the Port kakegawa

the Port kakegawaは共創型コミュニティレジデンスです。
機能として「コミュニティスペース」「ワークスペース」「宿泊スペース」を持ち、イベント・講座・合宿など、さまざまな活動に利用できます。
本プロジェクトにおいては主催者として全面的に企画・運営サポートを担います。

CreativeLAB

CreativeLABは全国3,700名のメンバーが所属している、全国クリエイター共創コミュニティです。
本プロジェクトにおける役割は、ゲーム部の活動サポート及び、様々なクリエイターとの交流を生み出すパイプ役になることです。

ワークキャリア

ワークキャリアは「人生の選択肢を広げるキャリアスクール」をキーワードに、Webスキルの学習から”実際に稼ぐ”までを体験できる合宿型キャリアスクールを展開しています。
本プロジェクトにおける役割は、「the Port kakegawaで生まれた様々なコンテンツや事業を地域にどうやって還元するか」を”教育”や”学び”の観点から施策に落とし込むためのアドバイザーです。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます。

かねてより、地元掛川でさまざまな人が交流できる場所を作りたいと考えていました。
研究員の皆さんには半年かけてこの場所を自由に使って遊んで(実験して)もらい、そこから新しい価値を生み出せたらうれしいです。

このプロジェクトを通じて一体どんなものが生まれてくるのか、今からとてもワクワクしています。皆さんからのご応募をお待ちしております!!

後援:掛川市

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?