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新しい働き方実験(第4期)指定企画の概要 - 360度メディアを活用して、半年間で新しい仕事を生み出せるのか?
新しい働き方を実験するコミュニティ「新しい働き方LAB研究員制度」は、現在第4期生を募集中です。本記事では、その中の企画の一つ、「360度メディアを活用して、半年間で新しい仕事を生み出せるのか?」という実験についての募集概要をご紹介いたします。
なお研究員制度では本企画以外にも、自由に自分の働き方実験を設計できる「自主企画」や、チームで取り組む地方観光DX、アナログなオリジナル手帳づくりなどのユニークなテーマ企画をご用意しています。
▷ 研究員制度について知りたい方はこちら
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実験テーマ
360度メディアを活用して、半年間で新しい仕事を生み出せるのか?
〜新たな映像表現を駆使して、豊かなデジタルコミュニケーションを創出しよう〜
スポンサー
ACTUAL Inc.(アクチュアル株式会社)
活動概要
ACTUAL Inc. は、2017年、展覧会を360度映像でアーカイブ・配信する「ART360° (ART THREE SIXTY)」というプロジェクトから発足した会社です。
世界には10万館以上の美術館・博物館があり、芸術祭やギャラリーを加えると、年間約195万もの展覧会が開催されています。しかし、そのほとんどは1〜3ヶ月ほどの会期で終了してしまい、その体験を未来に残す手段はありません。
私たちは360度映像を用いて、誰もが時間や距離を超えて、アートの足跡を追体験できる環境づくりに取り組んできました。
アート領域に限らず、映像表現やメディアコミュニケーションには、まだまだ課題が存在しているのではないかと考える私たちは、近年では、人材・採用、企業広報など、さまざまな分野において、体験的なデジタルコミュニケーションの創出にチャレンジしています。
▶︎活用事例
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しかしながら、私たちだけでは、到底、すべての体験を残すことはできません。
「私たちには、体験的な記録を一緒に作っていく仲間が必要だ」
そう考え、開発を進めたのが「WHERENESS(ウェアネス)」です。WHERENESSは、360度メディアをアップロードし、誰でも自由に体験を構築することができるWebソフトウェアです。
▶︎WHERENESS紹介資料
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「記録の在り方が変われば、それを体験する人が変わり、世界の在り方が変わるのではないか」
2Dメディアとは異なり、フレームで切り取られることの無い360度メディアを用いて、デジタルコミュニケーションにまつわる課題を共に解決していきたいという、私たちの想いに共感していただける仲間を探しています。
今回の研究員活動では、実際に360度カメラで撮影を行い、WHERENESSを用いて、映像制作に取り組んでいただきます。もちろん、360度メディアならではの企画や撮影のポイント、編集のノウハウ等については、半年間の中で、皆さまにお伝えしていきます。
チームで設定した課題の解決を目指しながら、参加者全員で、プロの「360°メディアクリエイター」を目指していきましょう。
Appleが2024年2月に発売した「Vision Pro」を筆頭に、今後、これまでとは異なる切り口の体験コンテンツがよりいっそう増加し、注目を集めていくことが予想されます。時代に先駆けて、これまでに無かったような表現手法で、世の中に新たな発見や視点をもたらすプロジェクトに取り組んでみませんか?
▼テーマ案(例)
仕事のミスマッチを無くすような、リアルな働く体験をつくる
地域に眠っている体験価値を、日本や世界の人々に届ける
祭りや伝統工芸、廃線間近の街並み等、消えゆく場所や体験を未来のために残す
デジタル化する教育において、より実感のあるコンテンツで探究学習に寄与する
海洋汚染の現状等を、よりリアルに体感してもらう …etc.
上記のテーマ案に限らず、ディスカッションによって、チームで取り組むテーマを決めていただきます。新たなテーマの提案も大歓迎です。
▼スケジュール
6月中旬:キックオフミーティング
・プロジェクトの説明
・参加メンバー顔合わせ
・テーマのディスカッション
7月:各チームで撮影/制作、WHERENESSやノウハウの勉強会
・360度コンテンツ制作の経験豊富なACTUAL Inc.プロダクションチームが制作におけるノウハウを伝授
> ACTUAL制作スタッフのプロフィールはこちら
・チーム分け、進め方の相談
8月:各チームで撮影/制作
9月:中間発表会(オンラインもしくはオフライン)
各チームで制作した成果を発表いただき、それに対するフィードバックを行います。
実際に制作に取り組んだ経験をもとに、気づきや新たなアイディア等を共有し合い、後半の取り組みに反映していきます。
10月:各チームで撮影/制作 ⇒ 完成
制作物に対しては、随時フィードバックをしながら、完成度を高めていきます。
11月:展示会イベントへの出展(横浜を予定)
オフライン会場で、チームの制作物をプレゼンできるイベントを予定しています。
実験期間中は、ミーティング中のアイディアや感想、活動中の様子などをSNSで発信していただきます。(ハッシュタグは後日決定)
募集人数
最小催行人数:10名
実験のゴール・アウトプット
360度カメラで撮影を行い、WHERENESSを用いて制作した作品は、皆さまのポートフォリオとして活用していただき、今後、プロの「360°メディアクリエイター」として活動をスタートできることを目標にしています。
さらに、各チームで取り組んだ制作物をプレゼンし、来場者からのフィードバックを得て、今後の活動にも活かしていけるような場(最終発表会)をご提供します。
活動期間
2024年6月~11月(6か月間)
こんな方に応募してほしい
クリエイターとして希少価値の高い経験・スキルを獲得し、新たな仕事に繋げたい
映像や作品を通じて、社会にポジティブな影響を与えたい
これまでにない体験や価値を届けてみたい
チームで新たな作品制作に取り組みたい
※本企画では、原則としてチーム単位で研究を行っていただきますが、応募時にご自身でチームを集める必要はありません。チーム分けはご希望などを考慮し、研究員となられた方々で編成いたします(ご希望に沿えない場合もございます)。
参加するメリット
360度コンテンツ制作におけるスキルやノウハウをプロから学び、習得できる
制作した360度コンテンツを自身のポートフォリオに加えることができる
360度コンテンツ制作ソフトウェア WHERENESSを、期間中、無料で利用できる(約55,000円分に相当)
360度カメラ「Insta360」を割引価格で購入することができる(専用URLは別途お知らせします)
自身が関わった作品を多くの方に発表できる機会を得ることができる
仲間と一緒にコンテンツ制作の体験ができる
応募要件
職種、住まい、年齢など一切不問
撮影に使用可能な360度カメラを
所持していること
または中間発表に合わせて購入・準備できること(レンタル会社もありますので、ご予算等に応じてご利用ください)
またはカメラを所持しているメンバーと一緒に活動できること
※本プロジェクトのPMを務める研究員のスタジオ(和歌山県)に訪問可能な方は、そこで使用することも可能
プロジェクト進行中のミーティングに参加できること
オンライン定例やチームミーティング等が週1回~月1回程度、見込まれます(定例会の日程は、参加者同士で話し合って決めてください)
中間報告会や最終発表会(展示会イベント)になるべく前向きに参加いただけること(交通費、宿泊費などは自己負担となります)
研究中・研究後に、スポンサーのアンケートにご回答いただける方
研究報告書をnoteに提出できる方(記載フォーマットは用意あり)
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