Road to the Record OFFLINE 2024に出ました!

らー油まんといいます!

7/6(土)に開催されたRoad to the Record OFFLINE 2024に、
Jump King 100%カテゴリーで出させていただきました!
今日はそのお話です
※当日のアーカイブはこちらから!

応募

今回で8回目、オフライン開催は2回目となるRoad to the Recordは、各走者が設定された持ち時間の間に自己ベストを更新し、目標タイムを達成する事を目的としたイベントです!(海外イベントだとBreak the Recordとかが似たような形式だと思います)
実はらー油まん、Road to the Record Season1、つまり初回にも出ているんですね~!その時は、同じJump Kingでも違うカテゴリーでした。

今回はオフライン開催、そしてちょうど100%カテゴリーのモチベーションがかなりある時期だったので、とにかく面白そうという理由で応募しました!
持ち時間については、普段の記録狙いの感覚から、2時間では短いけど4時間は長すぎて集中が持たなさそう……というところで3時間にしました。

当落発表

6/16に、採用タイトルが発表されました。
恐るおそる見ていくと……

あるじゃありませんか!Jump King 100%が!!
オフイベに走者として参加するのは初めて、ということで緊張が走りますがここからは本番まで準備を進めることとなります。

練習

今回走ったJump Kingの100%TAカテゴリーは、メインカテゴリーの中では最長となります。
また自己ベストの33:06に対して目標タイムを32:XXに設定しており、「たった6秒?」と思う方もいたかもしれません。
しかしながら、Jump Kingは1ミスで2,30秒とか平気でロスするやべぇゲームです。
その割にはミスするリスクの高い場所があまりにもありすぎるので、たったの6秒更新して完走するだけでも簡単とは言えません。

そんなヤバいTAで記録更新をするべく、まずは区間練習から始めました。
本カテゴリーでは1面→2面→3面とアイテムを回収しながらクリアしていきますが、それぞれのステージに目標タイムを設けて個別に練習する方法を取りました。
最初は3面。3面は自己ベストの走りで少しミスがあり、完走自体がめちゃくちゃ難しいという認識は特にしていなかったので、やりやすいだろうと踏んで練習を始めました。

区間練習2日目、無事に区間目標を達成!
この後に区間練習をするのは2面です。

上の投稿にも書いてある通り、2面は100%TAの中でもかなり地獄です。
全体を通してもっとも時間がかかり(およそ半分を占める)、高難易度のショートカットも2回やる必要があり、とにかく労力がかかりまくります。

6/28、1面の区間目標達成!!…………?
2面が辛すぎて一旦1面に逃げてました。

7/3、やっとの思いで2面の最終目標を達成しました。
2面の練習開始から実に1週間近くかかりました!区間練習だけでこんなにかかってしまう地獄みたいなステージ

ただ、区間練習を始める前に2面に対し持っていた苦手意識はこの時点でかなり薄れていたので、練習の効果はしっかりあったと思います。

準備

さて、練習ももちろん大事ですが、今回はオフラインイベントかつ記録狙いをコンセプトにしたイベントということで、そのほかの準備も必要になってきます。

今回のイベントでは、Googleドライブに必要なファイルをアップロードしておき、現地でダウンロードして使用、といった形でした。
例えば普段使っているタイマーのレイアウトや記録、フォント、その他ツールなど。

特に今回心配だったのが、タイマーを自動化するためのツール
Jump King 100%TAでは、計測にゲーム内タイムを使用します。
その為、ステージとステージの間にあるメニュー画面などはタイマーを止めておく必要があるのですが、この時タイマーの一時停止や再開には
"RunLeash"というツールを使い、画像認識を用いたタイマー操作を行っています。
これについては、ツールとプロファイルをそのままGoogleドライブにぶち込み、無事に会場でも使うことができました。
(ファイル名に「100%」と入れていたのですが、Googleドライブにアップロードしたものをダウンロードすると"%"が"_"に変わり、こちらで直さないといけないのだけ盲点でした)

もう一つ、会場で使用できるか最も心配していたのがラップ操作の自動化ツール。
ゲーム内でアイテムを取るたびにラップを進めているのですが、アイテムを取得した時のキャラの位置が毎回異なるため、上記の画像認識は使えません。
その為、これに関しては「インベントリを管理しているファイルが更新されたらSplitのホットキーを送信する」という、完全自作のツールを使っています。
このツールがなかなか厄介でした。理由は以下の2点です。

  1. Python製である

  2. 完全自作で、自宅以外の環境を少しも想定していない作りである

1つ目はPython製であること。
そもそも、Pythonで作ったプログラムを実行するためにはPythonの実行環境が必要です。さすがに会場PCにこれをするのは手間もかかるし何より大げさなので、この部分はpyinstallerというモノを使って実行環境が無くても使えるようにしました。しかしこれが新たな問題を生むことに。

マルウェアやランサムウェアなど、コンピュータウイルスにはPython製のプログラムが用いられることがあるらしく、こういったPython製の実行ファイルはセキュリティソフトに弾かれて起動できない事がよくあるそうです。

実際、自分の環境でも初回起動の一度だけセキュリティソフトに弾かれたので検出から除外して使用していたのですが、どうやら会場のPCにもセキュリティソフトが入ってると聞き……
そこら辺を好きにいじくるのもなんだか抵抗があったので、もしセキュリティソフトに誤検知されてしまったら諦めてタイマーは手動で行こうと考えていました。

セキュリティソフトに検知されるか確認できるサイト。
トロイの木馬とかマルウェアだと勘違いされまくってます、違うんだ!俺はやってない!

もう一つは、このツールを作った時に自宅以外の環境を想定していなかったこと。
先ほど書いたように、このアイテム取得に合わせたタイマー操作の自動化ツールは「インベントリを管理しているファイルの更新を検知する」という方法をとっています。
この「インベントリを管理しているファイル」が置いてある場所に、自宅のPCのものを指定しています。
そのため自宅と同じくSteamがCドライブに入っていて、ゲームのインストール先もデフォルトのままなら現地でも動くのですが……

結果としては、問題無く動きました。本当に安心した。
当然ゲームがどこにインストールされていても対応できるようにコードを書き直すこともできたのですが、これに気づいたのが本番の1週間前だったのでさすがに諦めました。(直した結果動かない可能性もあった)

あとは練習用のデータをドライブにぶち込んで、無事必要なファイルは準備できました。

しかし前日に、会場のキーボードにはテンキーが無いことに気づきます。
自分はLiveSplitの操作にテンキーを使っているので、これはいかんということで急遽外付けのテンキーを買うことになりました。
いつも使っているキーボードにはテンキーついてるけどせっかくだから今後も使ってあげようかな……

当日

当日の出番は18時からでしたが、会場の雰囲気を感じたり練習もしたかったので、早めに行くことに。お昼前くらいに家を出て、会場に向かいました。

ここ1カ月くらい、そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!になってたので、秋葉原駅前のスシローに行こうとしたのですが、あまりにも人が並びすぎててさすがに断念しました。さすがJAPANESE SUSHI。

灼熱過ぎてへとへとになりながら、でもお昼ご飯は食べなきゃならんので、なんとか探し回り会場近くでお蕎麦食べました。ジャンクフード至上主義のらー油まんもあんな気温じゃさすがに蕎麦を食べる。

腹ごしらえを済ませ、近くのコンビニで473mlのドデカレッドブルを買って会場に向かいます。

会場に着いて名前を伝え、名札を貰いスタッフの方に案内をしていただきました。
案内の中で、「控え室の空調が壊れてる」と聞きました。地獄かな?
しかしこういうトラブルは仕方ない!オフラインイベントならではですね。

控え室に行くと、出番を控えた走者さん達が談笑してました。
「らー油まんです!」と挨拶をしたら、「実在したんだ!」って言われました。俺は一体何者だと思われていたんだ

控え室や観覧席では色々な方とお話させていただきまして、その節はありがとうございました!知ってはいたけど直接お会いできていなかった方と会えると嬉しいですね!

「タイマーの自動化ツールが動かないかもしれない……」というらー油まんの声を聞き、いるかんさんが趣味で作られていたツールを持ってきてくださいました!
貼り付けられるボタンが4つあり、それぞれにキーボードの入力を割り当てられるという便利ツール!
今回自分はSteam側でコントローラーに直接キーを割り当てたので事なきを得ましたが、レトロゲームなどの場合はキーボードに手を持っていかなくてもその場でタイマー動かせるのでめちゃくちゃ便利だと思いました。
こういうの作れるの凄いあこがれる!

本番直前

本番前から心拍数は140くらいを記録していましたが、出番の30分前くらいに自分がプレイする卓に着席、準備を始めました。

想定通り準備を進められたので実際に練習を始めようとしたところ……


めちゃくちゃ遅延してる?!

ありえないくらいゲームが遅延してて、めちゃくちゃ焦りました。
結果として、モニターが60hzになっていたのが原因でした。
144hzに戻したら遅延は完璧に無くなりました。ゲーム自体が59fpsで動いてるのにどうしてこういう現象が起こったのかは不明です。
たまたま思い当たったからよかったものの、モニターの設定は全然意識していなかったので今後は注意が必要ですね。

出走

いよいよ出走です。3時間をフルに使って自己ベストを目指します。
ちなみに、始まった段階で心拍数は130くらいあって、結局終わるまでそのくらいをキープしてました、危ないんじゃ……?
体感では心拍数は落ち着いていたのですが、数字はずーーっと高いままでした。怖いわ……

3時間の枠の中では、何回か記録ペースで2面を始められたり、最後は一度だけ記録ペースで3面に行くこともできたのですが、力及ばず……
環境に関しては贅沢なくらい良くて、何一つ不満がありませんでした。
故にらー油まんの実力不足ということです。
途中、ルートを間違えたり普段ミスしないようなところでミスして記録ペースをぶっ壊す、みたいなことも起こりました。やはり人に見られながら記録狙いをするとなると緊張で色々な事が起こりますね。

練習は十分できたので、唯一反省点があるとすれば「休憩しなかった」ことでしょうか。ちょっと水を飲むとか、お手洗いに行くとかはあったのですが、だいぶぶっ続けで走ってしまいました。
そもそも普段の記録狙いで3時間も連続でやっていないんだから、どこかで小休憩を挟むべきでした。これは今後の記録狙いにも活かせそうな反省点ですね。
終わった後に聞いたら、同じ時間帯に3時間枠でやっていた走者の方も「そもそも配信時間が2時間くらい」って言ってました。
わかります、とっても。

終了

最後に1度完走をお見せして、記録狙いを終了としました。
本イベントは、持ち時間を15分までなら超過して走る事のできる、いわゆるアディショナルタイムがあるのですが、自分の枠はイベント終了の21時までだったので、そちらは使用不可でした。

自分の使用していた卓の撤収作業をした後、会場に来てくださっていた方々とお話させていただきました。嬉しかった反面、やっぱり記録更新をお見せできなかったのが悔やまれますね。

乱数要素一切なしの、完全実力依存かつ高難易度なこのゲーム、このカテゴリーだからこそ自分の力不足を強く実感しました。

終了後、お誘いいただいていた夕食へ!
ジンギスカンをしばきました!!多分人生初ジンギスでした、めちゃんこに美味しかったです。

ただ、疲弊しすぎて「うめぇなぁ……」しか言えず、〆のうどんを食べる頃には何を食べたか忘れていました!仕方ないね

〆のうどん注文する時、「2皿いきます?」って聞かれたんですけど、疲れすぎて脳みそを介さず「イッチャイマショウ」とか言ったらこの量で普通に絶望しました(ちゃんと食べきりました

ジンギスカン、また食べたい!



伝えたかったこと

最後に、施設自体の撤収時間が迫る中行われた最後の走者インタビューでは言いそびれてしまったことを、ここに書いておきます。

イベントに採用されて当日に至るまで、たくさん練習しました。
その過程で、今まで気づきもしなかった新しいルートやテクニックも見つかりました。
自分はJump Kingを初めて遊んでからもう4年が経っているのですが、今回の練習、本番を経て改めて「Jump Kingって面白いな」と再認識できました。
今回のイベントで走った13人のうち、自己ベスト更新は1人、事前に設定していた目標タイムを更新できた走者は1人もいませんでした。それだけ皆さんの記録が詰まっていたということですね。
けれど、記録更新を目指す姿勢や、持ち時間をフルに使って挑む姿はとても興奮するものがありました。
Road to the Recordが終わったからといって記録狙いをやめるつもりは一切ありません!
Road to the Recordは次回開催が未定とのアナウンスもありましたが、もし次の機会があればその時は記録更新をお見せしに戻ってこれたらと思います。
今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします!
改めて、会場や配信でご覧いただいた方々、そして何より運営の皆様ありがとうございました!!

X:@laayuman
配信:Twitch


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