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【LAA】Tim Andersonを獲得!
ヘッダーは@TalkinBaseballより
いつもありがとうございます。Tomです。
日本時間午前2:00頃にかなり久しぶりの補強の情報が来ました。
Tim Anderson will try to make it back to the big leagues with the Angels pic.twitter.com/MtgY68wnuf
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) January 22, 2025
Tim Andersonとのマイナー契約を発表!
バウンスバックが大前提となる彼をマイナー契約で獲得出来たのはかなり美味しいです。
キャリアハイと直近の成績は?
キャリアハイ 2019年
123G .335 18HR 56RBI 17SB OPS.865 ※太字はリーグトップ
直近2年 2023+2024年
計188G .235 1HR 34RBI 17SB OPS.523
19年から22年まで4年連続打率3割をキープしていましたが
23年から記録的な絶不調に陥りました。
ただバウンスバックを期待する球団が多く23+24年で計188試合とかなりの機会を貰っていましたがOPSは.500台と以前のような輝きは取り戻せず。
彼の指標を見ていて個人的にバウンスバックするにはどうすればいいのかを考えてみました。
①膝の完治に伴うスプリントスピードの復調
23年4月に左ひざのケガをして以降、スプリントスピードが大幅にダウンしています。
22年には28.4ft/sを記録していてMLBデビューして以降は上位20~10%レベルの常連さんだったわけです。
ただ23年は27.2ft/s、24年は27.1ft/sとMLB平均まで落ち込んでいます。
年齢と比例にスプリントスピードは落ちていく傾向にありますが僅か一年で30%程の低下はほぼ確実に膝のケガを完治できていないということかなと。
彼は非常に早打ちの為、四球が少ない選手です。
(元エンゼルスのフレッチャーのようなタイプ)
GB%も年々上昇しスプリントスピードは急降下。全盛期なら内野安打になったはずの打球もアウトになる機会も大きくなります。
(BABIPの値が特に顕著に表れています。)
また詳細は割愛しますが、wRC+,wOBAも23年以降急降下しています。
打撃での踏み込みや重心のズレが本来の打撃が出来ない原因になっており膝のケガの影響でなんかしら問題が発生しているのでは?と疑います。
守備面でも19~21年はOAAは+でしたが22年以降は-になっています。
走力は守備範囲にも関わってきますので膝のケガが治ればある程度戻ってくるのではないかと予想します。
色々書きましたが特にTAの場合は走力があってこその打撃タイプにも関わらず生命線になる走力が無くなっているという現状なのかなと予想します。
スプリントスピードの上昇により上記の懸念点がある程度改善されそうだなとデータを見て感じました。
②長打を捨てて安打製造機にスイッチ
全盛期には20~30二塁打、15~20本塁打を記録し長打率は.500を超える年もある中距離タイプのスラッガーでした。
勿論打率も.300以上を記録する類まれなるバットコントロールの持ち主で
早打ちということもあり安打を打つことには長けているタイプです。
彼のタイプを鑑みた結果、大幅に打撃スタンスをチェンジするのではなく長所をさらに伸ばすことが30代に差し掛かった彼の生命線なのでは?と思いました。
もちろんそれで長打力も復活すれば御の字ですが。
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その上で彼に焦点を当てていきたいのが
・LA Sweet-Spot%→どれだけ価値のある打球を飛ばすことが出来るか
・Squared-Up %→どれだけ芯でボールを飛ばすことが出来るか
やはり早打ちの彼にとっての重要視したい指標になってきます。
分かりやすい見本としては我らのシャヌエルでしょう。
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K%やBB%はここまで良くなることは無いでしょうが、上記二つの指標が高い選手ほど価値のある打球をクラッチすることが出来る選手になると考えられます。
指標をどのようなトレーニングをすれば上がるかまでは分かりませんが彼のようなバットコントロールが優秀な選手にとっては大事な指標です。
もう少し細かい指標や年相関を出すと分かりやすいnoteを書くことが出来たんですが、割愛します。
スミマセン
結論を言うとバウンスバックの理想像は
膝の完治→打撃・守備・走力が全盛期程ではないが復調する可能性あり。
+打撃スタンスの改善
これで.300 10HR OPS.700ぐらい残すことが出来れば大成功と言えるでしょう。
春季キャンプの招待選手にもなっているのでスプトレで今季の仕上がりを見られるのを楽しみにしています!!
以上ありがとうございました。