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エンゼルス戦力分析(2024年版) #2 先発投手編

Tomです。

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オープン戦まで一週間を切りもうすぐ開幕戦です。
LAAファンでない方も一緒にMLBを盛り上げましょう!

早速本題に入ります。
今回はエンゼルス2024年版 投手編
ということで先発陣を6名紹介しています!
誰にでも分かりやすいように心がけて
記事書いてますので是非ご覧ください。

こちらから前回の記事と私のXのアカウントを見れます↓↓




2024年 先発投手陣ロースター予想

・パトリック・サンドバル

2023WBC-Mexico代表時のサンドバル

今季エンゼルスを牽引するエース候補の左腕の27歳

絶対的エース大谷翔平がLADに移籍後
やはり次世代のエース格として一番期待されている選手です。

意外と知られていないのが実は元アストロズの有望株ということです。
2018年にマーティン・マルドナードとのトレードで、エンゼルスに移籍。

最速155km/mのストレートスライダーチェンジアップシンカー
駆使し、緩急をつけて打者を翻弄する投球スタイルがウリ。

21年からMLBで本格的にローテを担うようになり
22年は27先発防御率2.91奪三振率9.14と球団でもエース級の活躍。
またハードヒット率(ゴロやフライの打球速度)がとても低くMLBでも上位3%とトップクラスの値でした。

ただ今季は28先発防御率4.11奪三振率7.96と他のスタッツも軒並み低下

22年と23年での大きな違いはやはり制球力でしょう。
元々課題だった制球力は22年には改善方向にありました。
(22年は、概ねMLB平均の与四球率でした。)

ただ今季は、与四球率(一試合あたり(9回)の四球の数)4.60辺り
与四球率3.30(23年MLB平均)からすると今季はかなり悪いです。

奪三振率MLBデビュー後は常にシーズンを通して9.00を超えていましたが
今季は8.00も切ってしまう事態に。

来シーズンは本来の投球を見せてくれることを期待です。
ただWBCでは日本相手に無失点切りをして好投していたので
持っている素質はピカイチです。

24年は大看板が居なくなる中でサンディは熱い男なので、
エースとしての自覚を持ってエンゼルスを牽引してくれるでしょう!

Tom成績予想
30登板 11勝9敗 防御率3.08 奪三振率9.10 WHIP1.30


・リード・デトマーズ

20年ドラ1のエンゼルスのスター候補のサウスポーの24歳

22年にはルーキーでのノーヒットノーランを達成している
超期待値の高い選手です。

23年にもノーヒットノーラン未遂もありました。

最速155km/h程度の速球ドロンと落ちる魔球カーブが武器。
22年からはスライダーのキレも良くなり投球に幅が広がった

大学2年生の2019年シーズンには13勝をあげルイビル大のシーズン最多勝記録に並びました。アメリカの大学選抜にも選ばれています。

キャリアハイは22年です。
MLB二年目は25先発で防御率3.77 奪三振率8.51二年目の22歳にしては
素晴らしい投球でした。
期待がかかる23年は28先発で防御率4.48 奪三振率10.17
若干成績は低下しました。
ただ、奪三振率は上昇しているのでここは評価ポイントです。

ただデトマーズの総評はまだ楽観的です。
24歳と若い故に伸びしろはまだ十分にあるからです。

強いて言うなら課題面としては被弾率です。

被弾率は平均は0.8(9回あたり)辺りですがデトマーズは今季1.15だったので、7回程度まで投げると8割ぐらいで被弾する計算になります
そこに出塁している選手がいると一気に2~3失点してしまうのでやはり
何かしらの改善が必要です。

またWHIP(1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値)
1.35平均1.20程度に対しやや悪いです。

なので被弾率が高く、WHIPも高いと一回の失点が多くなる傾向にあります。

今季は、四球による乱調や出塁させてしまってから被弾して調子が落ちることが多かったので、ここは少しずつ改善していけば良いと思います。

Tom成績予想
30登板 10勝7敗 防御率3.99 奪三振率10.11 WHIP1.25


・グリフォン・キャニング

17年ドラ2の生え抜きの先発右腕

現在のエンゼルスで右腕の先発で唯一計算のできる選手だと思ってます。
また、個人的にも一番安定している投手来季もさらに活躍するのでは?
と予想しております。

20年の短縮シーズンではDRS(UZR同様の守備指標)、刺殺、捕殺率などがリーグでも上位に位置していたためゴールドグラブ賞の獲得のキャリアもある。

最速は154km/hあたりのストレートと特別速いストレートでは無いですが、
カーブ、スライダー、チェンジアップなどの緩急を使って打者を翻弄します

キャニングの素晴らしいところは
与四球率の低さ奪三振率の高さです。
今季は与四球率は2.55とMLB平均よりも低く優秀な半面奪三振率も9.85と非常に優秀です。

総評してコントロールと奪三振力を兼ね備えた優秀な投手と分かります。

ただ課題面は被弾率の多さでしょう。
HR/9は1.5とMLB平均の二倍程度も高いです
ただ極端にフライボールが多いというスタッツでは無い為、
たまに甘いボールが行ってしまうことがあるということになります。

今季はケガ明けの復帰だったため5~6回までの先発が8割でしたが
2~3失点程度の内容でまとめていて、比較的安定していました。
来季は投球回数も増え軒並みのスタッツが良くなると予想しています。

Tom成績予想
30登板 12勝7敗 防御率3.55 奪三振率9.55 WHIP1.20


・チェイス・シルセス

エンゼルスの先発投手ではNo,1の有望株の23歳

昨季の先発での投球は感動した方もいるでしょう。
強力打線のHOUに5回無失点、SEAにも7回2失点(HQS)と着々とMLBでの先発での対応が上手くなっている選手です。

最速159km/hのストレートにスプリット、スライダー、シンカー、カーブ等の変化球を使用します。
また160km/hに近い剛速球回転数もMLBでも上位25%に入る程の質の良さです。ただ被打率は高いので采配や制球力の向上が必要です。

評価ポイントはやはり球質の良さです。
スライダー変化とキレが良く空振りが取れます。
また、スプリットも被打率が低く、空振り多く取れます。

こう指標をみると大谷翔平に近いタイプだと考えられます。

今季はリリーフと先発含めて奪三振率も9.50を上回り、MLBでも十分通用する力を持っている選手です。

逆に課題面は制球力です。
シルセスは非常にコントロールが悪く、制球難で度々マイナー降格もありました。
与四球率は5.00超えと非常に悪いです。WHIPは1.28と平均ですが、それは
球質の良さで相殺されているからだと思います。

剛腕が故に制球難を抱える若手右腕
まだ23歳と若く昨季の活躍も期待を膨らませる投球が多かったので
今季の期待が凄く高いです!

Tom成績予想
20登板 8勝7敗 防御率4.01 奪三振率10.00 WHIP1.30


・タイラー・アンダーソン

エンゼルス唯一のベテラン左腕

5球団を辺り歩いたキャリアのある投手
22年にはHOUで30先発で15勝 防御率2.57
とエース級のキャリアハイの成績をマーク

22年のLADはチーム防御率はMLB1位
その中でも主軸としてローテを守りました。

22年オフに3年54億円でエンゼルスと契約

与四球率も1.71、WHIP1.00MLB平均の2倍ほど四球が少なく
1回辺りにだす走者を示すWHIPも非常に優秀な値
コントロールが非常に良い投手です。

平均球速146km/hのストレートカッターシンカーを駆使します。
またHOU時代からはチェンジアップの割合を増やし
今では決め球はチェンジアップになりました。

チェンジアップは左が1割台と非常に低く
ゴロを量産しました。

球威自体はMLB平均よりも低いですが
コントロールが良く緩急を付けられるので
外角低めのコントロールを活かして右打者には外に逃げるチェンジアップ、左打者には外に逃げるカッターで打たせて取るピッチングがとても上手いです。

また、打球速度95マイル以上の被ハードヒット率がメジャー上位2%に位置しており、打者に球種を絞らせずに翻弄させれていたことが数字に出ています。

今季は自慢のコントロールも冴えず
27先発で防御率5.43 と散々な結果となりました。

与四球率も22年から2倍以上増加し平均より悪く
WHIPも1.00→1.49と優秀な成績から平凡以下の成績
にだったので
球威もMLB平均よりも劣り、打ち込まれました。

24年はスアレスの復帰や、ダナローゼンバーグ
プリサックなどの補強若手の成長が著しいので、
先発ローテに入るか否かの問題まで発展しますが、
ベテランの維持を見せて欲しいです!

Tom成績予想
25登板 6勝8敗 防御率4.15 奪三振率7.00 WHIP1.20


最後まで見ていただいてありがとうございました!!
明日のLAD vs LAAまでにある程度紹介出来てよかったです!!

まだまだ続編作りますので乞うご期待です!!

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