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獲得したキンガリーとノダを分析

少し遅くなったしまいましたが二人の選手を獲得しました。
まずはPHIのマイナー傘下からスコット・キンガリーを金銭トレードで獲得。
キンガリーは15年に2巡目(全体48位)で指名されプロ入りした選手で18年にはMLBトッププロペクトランキング全体35位にランクインされるなど有望株として期待されていました。

18年当初のMLBスカウティンググレード
Scouting grades: Hit: 55 | Power: 50 | Run: 65 | Arm: 50 | Field: 60 | Overall: 55

大学では強力な打撃ツールと走力と守備力を兼ね備えた5ツールプレイヤーとして期待され、プロ入り後も順調にステップアップ。22歳時の17年にはAAとAAAで合わせて26本塁打&29盗塁を記録し翌年には6年2400万ドル(当時マイナー選手では過去最高)の契約をもぎ取りました。

18年にMLBデビューし19年には19本塁打&15盗塁 OPS.789を記録し遂にブレイクかと期待されておりましたが翌年以降打撃が振るわず24年までMLBで少し打席に経っては降格しAAAで大半を過ごすという厳しい日々を過ごしていました。

21~23年まではAAAでもOPS.700付近と平均以下の成績でしたが
24年にはAAAで25本塁打&25盗塁 OPS.804を記録し打撃が再開花。
30歳になった今でもめげずにマイナーで踏ん張って来たことにすごく野球への思いを感じました。
守備位置は主に二遊間をメインとしていて外野や3Bも守れるスーパーユーティリティプレイヤーです。
そこまで母数があるわけではないので参考程度にしかならないですが
MLBでの守備指標は外野とSSの指標は平均以上でした。


40人枠にも最近入ったので起用法としてはネトメインに内外野のバックアップ、今季の終盤に昇格したロペスのような立ち位置が現実的だと思います。

クレームで獲得したOAKに所属していたノダは
去年MLB初デビューをした28歳の選手
17年にドラフト15巡目(全体459位)で指名されプロ入りした苦労人です。

22年からAAAを経験していて22年は25HR OPS.869 24年は22HR OPS.877と好成績をマーク。
23年のデビューイヤーには打率.229ながら出塁率.364 16HR OPS.770と平均以上の成績をマークしました。

上記が23年の成績ですが
やはり長打指標が滅法よくBB%とChase%もMLBでも上位10%以上の実力です。
一方で30%超えの三振率と低打率が課題です。

守備自体は1Bがメインで両翼が守れるタイプです。
守備に関しては良いわけでもなく特段悪いわけでもない、そんな感じのレベルです。

28歳と中堅域に達していますが長打力と選球眼が優秀な選手なのでシャヌエルやカバダスの次点としての起用が現実的でしょう。
またオプションが残っていることもグットポイントです。

一塁手が飽和気味ではありますがカバダスとノダは外野も守れる選手なのでいつでもスタンバイできる選手がいるのは心強いですね。

直近はまだMLBは早いだろう〜と思う若手を昇格させる中堅選手の枯渇が目立っていたエンゼルスはかなり理想的な補強をしていると思います。

以上ありがとうございました!

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