断りたくても断れない
なぜ、人に何か頼まれたりすると断りにくいのでしょうか?
身近な人に頼まれて断りにくいのは仕方がないかもしれません。
断った後も顔を合わせるとなると、断りにくいものですからね。
断ると、相手に嫌われるのが嫌だから…
というのは、ある意味自分を保護している事にもなります。
断りたいけど、相手の事を思って断れない場合もありますが、この感情はどこからきますか?
仕事だったら責任感からくるかもしれませんね。
上司から言われた事は、嫌でもやらなければならない…
と言うしがらみがあるかもしれません。
でも、よくよく考えると、
「自分がかわいいから」
と言う理由で保護する形がほとんどかと思われます。
「自分が相手に悪く思われたくない」
から、断りにくい場合が多いのです。
例えば、見知らぬ人が勧誘の営業に来たとします。
大抵は、断りたいけど、相手の術中にはまってしまい、なかなか断りきれないパターンが多いかと思われます。
「このまま断ったら、この人はどうなってしまうんだろうか?」
「成績が悪くなって、会社をクビになってしまわないだろうか?」
「収入がなくなって、住む場所も失ってしまうのだろうか?」
「食べるものも手に入らなくなり、餓死してしまわないだろうか?」
「この人を救う為にも、いらないものだけど、この商品は買ってあげなければ!」
な~んて(余計な)推測をして断る事ができない人の方が圧倒的に少ないかと思われます。
見知らぬ人に対しては気まずくなる事もないので、営業などはしつこいかもしれませんが、断る事に罪悪感は感じないはずです。
とはいえ、日本人は、やはり断るのが苦手な人が多いです。
断り方がわからないので、うまく断る事ができない事も多いかと思います。
濁したり、遠回しに言う事も多い国ですから、自分の思うがままに言ったら、相手を怒らせてしまったりするので面倒ですよね。
まず、どうでも良い人で断る練習をするのが一番かと思います。