幸せになりたいのになれない理由 その1
「あなたは、幸せになりたいですか?」
と聞かれて
「いいえ、幸せにはなりたくないです」
と言う事はほとんどないかと思います。
しかし、自分ではそう思っているだけで、実は
「幸せになりたい」
と思っていないのかもしれません。
そんな話を書こうと思います。
例をあげるなら、私のインナーチャイルドに
「元気だと母に構ってくれない(愛されない)」
と思っている子がいます。
幼い頃、弟が病気がちで母は弟につきっきりだったからです。
実際は、私が病気になっても、私の時は母は仕事に出かけていましたし、入院しても母が私につきっきりになる事はありませんでした。
私が病気だろうが、元気だろうが、関係なかったのです。
それでも、元気な時よりは構ってくれると学んでしまった私は、いまだに
「大した事はないけれど、あちこち不調」
という事が多いです。
このインナーチャイルドは
「幸せ(健康)になってはいけない」
「幸せ(健康)だと、母に構ってくれないから」
と思っており、その思いが頑なですから、現実も健康になりきれないのです。
インナーチャイルドは、この程度の思いですが、もっと掘り下げていくと
「ほおっておかれる命の危険性」
まで感じています。
命の危険性を感じているのですから、そりゃ健康になったらまずいですよね?
このように、表面的な部分では
「幸せになりたい」
と思っていても、心の奥底には
「幸せになったら困る」
という感情があると、幸せから遠ざかる事もあるのです。
そのくらい、潜在意識に刻まれてしまうと、影響が大きいのです。