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はじめての番組観覧
東京に引越したらしたいことリストのひとつ、番組観覧。
テレビの裏側が知りたい!という、田舎者あるある?な好奇心です。
手当たり次第に応募していた中、某トーク番組の収録に当選!
先日行ってきました。
番組の内容やレポートじゃなくて、ただただ私が感じたことです。
まず、すごいよね。セットの作り込みが。
画面越しに見るとただの背景だけど、実物を見ると奥行きがある。細かい。飾ってある花はもちろん生花。小物のセンス…置き位置は計算されてるのかなあ。
まるで一個の部屋みたい。
撮影する側の空間がわりと無機質に感じ、世界が二分してた。協力しあって一つの番組を作り上げてるんだなと実感。
撮影する側のお仕事は、テレビ越しでは見られない。
こうなってるのか!という新しい発見がたくさんできた。
私は芸能人にあんまり興味がない。
トーク番組は、たまたまテレビの電源入れたときに付いて、そのまま付けっぱなしっていう場合が多い。
内容はあまり聞いてないし、なんなら作業用BGMになってる。
自分から程遠い人の話、興味のない人の話をしっかり聞こうと思わない。
けど、今回はしっかり向き合って聞いてみた。(そういう番組観覧だから)。
そうすると、なんだかすごく感動してしまった。
相手は芸能人だけど、ひとりの人間。
テレビの中で輝いている人たちは、ど田舎で影薄い私とは全く別人間だと思っていたけれど、その人が目指したのがたまたま(と言ったら語弊があるかな)「俳優」であって、
頑張りたい!と思ったことに、一生懸命取り組む姿勢には何の違いもないんだなあと感じた。
なので、勇気をもらった。
そりゃ、運が良く、環境が良く、いろんな条件が合致して、少数の勝者として目の前に立っているのかもしれないけれど。
でも、その努力は絶対に並大抵ではない。
「何者かになりたい」という思いを、ちゃんと形にできたすごい人。
それって本当にすごい。
かっこいい。
やりたいことをちゃんと見つけ、最終的に仕事にこぎつけるなんて。
画面越しでなんとなくで見ているだけじゃ、多分ずっと気づけなかった気がする。
私はすぐ「芸能人」と一括りしてしまうけれど、私と何も変わりもないひとりの人間なんだなと改めて実感し、併せて何となく反省してしまった。
相手に認識されていないにしても、この空間で、人生が交差したことが不思議。
周りの参加者とも。同じ空間で、話を聞いてる。
それってすごい偶然。
東京に出てこなければ、こんな体験は一生できなかった。
世界が広がった、初めての番組観覧でした。