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在宅勤務用ノートPCにディスプレイを繋げたら作業効率が上がった話

在宅勤務で会社支給のノートPCをそのまま使ってませんか? ぜひ大画面のディスプレイを接続することをおすすめします。

私は、コロナ禍で在宅勤務が始まってから数ヶ月間、何に考えずに会社支給のノートPCをそのまま使って作業してましたが、ディスプレイを接続して作業効率がドーンと上がりました。なぜもっと早くしなかったのかと後悔しました。

在宅勤務のPC環境の事例

<会社支給の在宅勤務PC環境>

私の勤務先は、2020年4月頃から新型コロナウィルスの感染拡大により、原則として在宅勤務(WFH: work from home)が基本となりました。会社支給のノートPCを使い、会社設置のPCにリモートデスクトップのような形で接続する環境とりました。

会社支給のノートPCは、13.3インチの小さいものです。一時的な出張や短時間の在宅勤務なら、このサイズでも問題はありません。

しかし、日常的に長時間の在宅勤務をするうちに、小さいサイズのノートPCの問題点を、徐々に認識するにようになりました。次のようなことが気になり始めたのです。

  • 画面が小さく、視認性が悪いことによる、作業のスピードと精度の低下。

  • 画面が小さく、表示領域が狭いことによる、作業効率の低下。

  • ノートPCのキーボードが使いにくい。

  • 視力や姿勢などの健康面での悪影響。

研究開発の業務をしているため、文書作成の他に、複雑な構成図を描いたり、プログラミングをしたり、またそれらを並行して実施することもあって、画面が小さいことがストレスになってきたのです。

<環境の改善>

在宅勤務もいつまで続くのか分からない状況だったので、根本的に環境を改善しようと決めました。会社のオフィスでは大画面のディスプレイを接続して作業していたので、少なくともそれと同等にしようと考え、以下のものを用意しました。

  • 27インチ・4K画質の液晶ディスプレイ

  • キーボード(使い慣れたもの)

  • (マウスは、ノートPCで使ってたものを流用)

環境を変えてみて驚きました。大画面・高画質のモニターを使って、会社の仕事を自宅でするのは、想像以上に快適です。

ノートPCの画面と比べると、作業内容にもよりますが、長時間勤務の場合、効率は2倍くらいになる感覚です。会社で仕事をするよりも作業が捗ります。

また、目の疲れや、腰の痛みなど、体の不調も改善しました。長時間の作業では、姿勢に気をつけるべきだと再認識しました。

なお、一般論としては、大画面のディスプレイにするメリットとしては、こちらの記事 (IO DATA) などが参考になります。

使うべきディスプレイ

ノートPCに接続するディスプレイを選ぶ際、以下のポイントに注意しましょう。

<インタフェース>

今は多くのノートPC・ディスプレイがHDMI対応のため問題ありませんが、一部のノートPCではHDMIに非対応で代わりにミニディスプレイポートが付いている機種もあります。この場合、HDMI・ミニディスプレイの変換アダプタを使えば問題ありません。

<解像度・画面サイズ>

ノートPCが対応しているディスプレイの画質・画素数を確認しましょう。Windowsの場合、下図のように「設定」→「システム」→「ディスプレイ」などから確認できます。対応する解像度に 「3860×2160」とあれば、4K画質対応です。ディスプレイも、迷わず4K画質のものを用意しましょう。それ以下のスペックではもったいないです。

また、「3860×2160」が無い場合でも、将来のノートPCの買い替えを考慮して、4K画質のディスプレイを用意しておくのが無難でしょう。

<ディスプレイの機種の選び方>

解像度以外のスペックとしては「応答速度」も重要です。

ディスプレイを、私物の趣味用のノートPCと共用する人で、動画鑑賞やゲームを頻繁にする場合、応答速度が速いものを選ぶと良いでしょう。逆に、仕事がメインであれば、応答速度はあまり問題になりません。

具体的な機種としては、私自身は、自宅でも職場でもDELLの4K・27インチディスプレイを使っています。性能面で全く不満はなく、業務上の支障もなく、金額的にも安いため無難です。

もちろん、こだわりがあれば他社のモニターでも良いでしょう。店頭でよく見て選ぶと失敗しにくいと思います。

長時間の在宅勤務をするなら、作業効率と健康を考えて、環境を最適化することをおすすめします。

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