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28: 染まれるのが特徴

22時のアロマなコラムAroma Journey
2019年〜2021年まで書き綴っていたコラム(全379記事)使用していたプラットフォームのサービス停止に伴いnoteに移設中です。

自分のことはわからないものだ。

「ほぼ無色」
「染まれるのが特性」
「なのに、色を出したくなったん?ちょっと不思議。」 


そんな言葉をもらった。 


頭では、「意外だ!」と思った。
でも、自分の内側をみたら
「案外、意外でもないかも。」と思った。



人に出逢ったあと、
人の言葉を聞いたあと。 
音楽を聞いたあと。
美しい景色をみたあと。 
五感が動かされた時。


私の中には、
その波紋が広がり、色が浸透していく。
そういう体感がいつもある。 


水に絵の具を落としたら、
水面には波紋が広がり、
水の中には絵の具がふわりと煙のように広がっていくみたいな感じ。 




美しいなと思ったり、
違和感だな、と思ったり、
嫌だなと思ったり。 




たくさんの色が入ってきて、
艶やか!美しい!と思うと同時に、

たくさん入ってきすぎると透明感がなくなってしまって、
また透明の水に入れ替えたくなる。 




色を受け入れて、色を捨てる。 
わたしが浄化と調整がうまいのは、




「染まれる特性」から派生しているのかもしれない。

私は、たくさんの色をみてきたのだろうと思う。
あなたの色も、世界の色も、言葉の色も。 




でも、それを溶かす、水を、私自身の色を愛でたり、
讃えたりということは、少なかったのかもしれない。 



「色、薄いなぁ。。」



と自分のカラーのことを思ってた。 
けど、その人の言うように無理に色を出さなくても良かったのかもしれないね。
透明は透明なのだから。
染まれるけど、色はない。


私はほぼ透明。
ちょっと色がある。
それでいいのかもしれない。


「色の調和を大事にしてるように思うんよね。」 



その人はそうも言っていて、
そうだったっけ?と咀嚼してみたら、
たーしーかーにー。濁ると面白くないから、
自分の中に入ってくるその色の分量に敏感だったかもしれない。




好きな言葉は、
ええ塩梅・・・だし?




なにを取り入れ、何を受け入れないか。 
多すぎても、少なくても嫌だ。




香りの調合と似ている。 




ここに、この色が欲しい。
ここに、この香りが欲しい。 




「ほぼ無色のうっすい紫がかったグレー」
「可愛らしい色をしてる」
「ス〜ンとしてる」




とその人は言った。




その色は、どうやって、
もっと認識したらいいのだろうか。 




ほぼ無色を
相手の中に落とすことはできるのだろうか。
この色を拾ってくれる「色」に出逢ってみたい。 




いや、すでに、
もう周囲の中に、その色を見つけているのかもしれないけれど、
それを自分の色だと気づいていない可能性も否めない。




そう、自分のことはわからないもので。
だから、人を必要としてるし、
人の言葉を思いの外、信じていたりする。

人からもらう自分を知るための言葉って面白いよね。
そういう風に見える自分もいるんだなぁ、と。
自分の知らない側面を見てくれている人がいると
驚きと共に嬉しかったりする。





Today’s Essential oil:
いつ嗅いでも「ス〜ン」ってしてるなと思うのは、
アイダホバルサムファー
ノーザンライトブラックスプルース

御神木系の香り。 
どっちもマツ科







*
愛深く、ピュアに。
あなたが目覚めるアロマテラピー
Awaken Your Sanctuary With Essential Oils

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