63: 安心できる場所
「1番安心できる場所はどこ?」
先日、そんな質問を受けた。
「好きな人の胸の中!」とか、
「愛する人の隣」とか、
そんなラブリーな答えが出てきたら最高だったんだろうけど、
「キッチン」と答えた。
何時間でも居られる。
何時間でも、黙々と料理できる。
多分、アロマよりも向いてると思う。
上手かどうかは置いておいて、
キッチンにいるのが好きだ。
小さい時から。
実家が飲食店だったので、
小さい時から業務用の道具で料理をしていた。
厨房の中で好きなのが、ガスコンベック。
大きな天板が5段入るガスオーブンが好きで、
焼き菓子やパンをよくつくって実家のお客様売っていた。
大学を卒業して飲食店で働きながら、
夜間は調理の専門学校に行った。
なのに、何でしょうね。
料理とは無縁の職業について17回目の春です。
あの日、
一番安心する場所はキッチンです。と答えて、
「サロンちゃうんかい。」と突っ込んだ。
でも、そういうもんよね。
サロンも安心するけど、どちらかと言うと、
サロンは信頼の場所。
積み上げて作った場所。
そういう感じ。
ずっと、料理が好きだったのに、
料理をほとんどしなくなった時期があった。
今思うと、
自分から離れていたんじゃないかと思う。
あの頃は、
「仕事の合間に」私の暮らしがある感じだった。
食事も後回し、自分のことは後回し。
でも、暮らしの中に仕事があるんだ。って、
切り替えてからはやっぱり、また料理をするようになった。
というか、できるようになった。
お料理をする時間を持てるようになった。
単純に、キッチンに立つ時間がなかったんだ。
忙しかったんだ。私。
今は、どこの八百屋さんに行こうかな、とか、
最近サロンの近くにできたお味噌屋さん行ってみようかな、と
キッチンのことを考えられる時間が増えてきた。
でも、それで普通なのよね。
まともに、人間をやるには。
食で自分を養うことは、
何より大事なのだから。
何を口にするか、何を選ぶか、
ということに時間を使って良いんだ。
いや、むしろ、使った方が良い。
エネルギーを取り入れることに
もっと丁寧になった方が良い。
それは、セラピストとしても、
一人の女性としても、人としても。
動物としても。
日常を淡々と充実させる。
最近の私の興味は、それです。
それで、久し振りにお料理の本を買って
「なるほど、これは美味しいわ。」と
あれこれ想像する時間を過ごしています。
作りたいものがいっぱい。
TODAY’S ESSENTIAL OILS:
キッチンでよく使うのは、
<レモンとオレンジ>
油汚れもサッと綺麗になるし、
良い香りだし、お野菜も洗える。
キッチンにもアロマは常駐してます。
*
愛深く、ピュアに。
あなたが目覚めるアロマテラピー
Awaken Your Sanctuary With Essential Oils
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