正しい答え
娘の中間試験の結果が返ってきました。
基本的に本人のやる気がないと勉強しても頭に入らないので、私は、そんなに「勉強しなさい」とは言いません。自分も言われてこなかったというのもあると思いますが。
が、今回は予想どおりとはいえ酷い…
試験の2週間前に自主的にテスト勉強を始めたものの、生徒会総選挙のためのポスターを3枚描くのに試験前の貴重な土日を費やしたから(苦笑)
自分なりの勉強法を確立した後なら、何も言いませんが、コロナ禍で新学期が出遅れた為、定期試験そのものがまだ2回目の娘。
初回のテスト前は私が1週間、家庭教師しました。
「今回は自分で勉強してごらん」って言ったけど、まさかポスター描くことになろうとはね…
というわけで、想定内の結果なのです。
昨日は、合唱祭のポスター描いてました。ポスター制作祭りはまだ続いていて、もはや笑える。
流石に釘刺しておかないとねと思って、今日は珍しく真面目に語りモード。
で、当然ですが、反抗期の娘は自分の点数を棚に上げて反発。
それを横で聞いていた旦那さんは、娘の無茶苦茶な理屈に吹き出してました。どんなに幼稚な主張でも笑っちゃダメだから…珍しく真面目モードなのに、私も笑っちゃうし。
釘を刺しておかなきゃって思った理由があります。
娘の弱点は、「正しい答え」だけを探すこと。
勿論、正しい答えを書かなければ、テストで点数はもらえない。
でも、覚えないといけないのは、「正しい答え」を導き出すプロセスであり、考え方。
「正しい答え」は、ぶっちゃけ解答をみれば、即わかります。
大切なのは、そこまでにたどり着く解き方。
考え方が理解できていないと、時間が経つと同じ問題でもひっかかるでしょうね。きっと。
大人でも、「正しい答え」だけを求める方って、たまにいらっしゃります。
学生の時のテストと違って、大人が抱える問題には「正しい答え」なんて、得てして存在しないのに。正しいという基準すら、時と場合によって変わるのに。
「正しい答え」だけを探すと、大切なことを見落として、袋小路に迷い込む…
娘には「正しい答え」の以前に大切なものが存在することに早く気づいて欲しいなぁと、母は思っております。