季節外の短編ホラー

　タイトル通り。季節を外したので、ゾっとしないホラーに仕立てました。そんな不可思議の謎解きをどうぞ。

ようかい－溶解

　「こわいもの」と聞いて、なにを思い浮かべますか。よくよく調べると、生活に溶け込むものをおおく見受けます。

　時事では9.11テロ、もとより飛行機は高所と閉所です。あるいはフグ毒なんてものも。先人のおかげでフグは食卓に並びました。

見渡すかぎりオアシス

　自然災害も古くからある恐怖。けれど、死亡リスクは下げ止まった跡が。直近の数十年は沈みこんだようです。

　被災ゼロとはいきませんが、生活圏はかつてない安全区です。あたりは人類のオアシスを一望できるでしょう。

夜に駆ける

　謎は深まる。なぜマスメディアは「毒抜きの自然災害」を報じるのでしょうか。そこには思い込みが関係してるようです。

マスメディアとは、大衆に対して意味内容を伝達する道具や装置のこと。

　正解は恐怖本能をねらって報じるからでした。本能は視聴率になります。生まれつきの性（さが）は、不特定多数の関心集めに好都合なのです。

　

おばけなんてないさ

　雨の三連休、おうち時間のあなたへ。今すぐデバイスから離れて、いわれのない恐怖から逃げて。

　それと、テレビを消したら貞子も気をつけたほうがいい。もしかして、人類の恐怖は終わらない？

おわり