ミスiD2020を終えて
本日ミスiD2020の授賞式がありました。
おわりました、賞を頂くことはできませんでした。悔しいです悲しいです。それでも今は少し落ち着いたのでこの気持ちが新鮮なまま文に残したいと思います。
賞に拘っていた。ミスiDにおいて賞の有無はあまり意味を成さないとわかりつつも何かのタイトルがあるということは人から見たときに分かりやすい指標になると思っている。
正直じぶんは何かしらの賞を受賞すると思ってたのに受賞できなかった。自分がある程度の行動を起こして努力してきた自信があるからそう思っていたのに賞が発表されるごとに自分の名前がないことに焦りを感じていた。人の人生を笑うな賞欲しかったな。個人賞で呼ばれなかったときに涙が出そうになった、でも決定打は吉田豪さんがマイクを握った後に発したこの一言「口唇口蓋裂とか…………」その途端涙が止まらなかった。わたしは自分のツイッターや面接を通して口唇口蓋裂という病気を確かに知らしめることはできて、記憶に残すこともできてたのに、それを受賞に繋がる決定打をうつことができなかったことへの悔しさ。
LGBT枠なんてないのはわかってるけどそれすら違う人がとっていった。差別をなくすためにさまざまな現場を知って欲しくてnoteで発信し続けてたのにそれは認めてもらえず他の子がもらってた。口唇口蓋裂のことだってその程度だった。これはそれらの賞を受賞した人への妬み嫉みではなく、ただ自分の力不足が招いた結果なので恨んだりは全くしてないです。けどやっぱり私は何かの二番煎じじゃないのかとか可愛くないからかとか努力を認めてくれなかったとかもう色々考えてしまって今までないくらい泣いてしまった。
何人かが私に言ってくれた「洋梨は絶対賞とるよ」その言葉はなんだったのだろう。そうやって卑屈になっている自分が嫌だった。賞取れた子におめでとうって言えない自分がゴミすぎて泣いていた。もういろいろな感情が全てごちゃまぜになって自分の限界を超えていた。
私は全部中途半端だ。
なんとか涙を止めてファッションショーを見ても仲良い授賞した子が笑顔で歩いているのを見てまた涙が止まらなかった。最後の集合写真の時も受賞してたら前に行けたのに一番後ろで顔も見えない場所で泣くしかできなかった。わたしは明るくてみんなのムードメーカーでありたかったのにいざと言う時誰よりも泣いてかっこ悪すぎる。ずっと好きだったゆうこすさんが来てたのに話しかけられずに病んだ。これはどうでもいいね。
でも落ち着いたのは握手会のとき。
私のこと握手飛ばしたらどうしようってぐずぐず泣いてたけど、いざ握手会が始まったらわたしの名前を覚えててくれた方やTwitter見てるよって言ってくれた方やスピーチ良かったよって言ってくださる方が思いの外いらしてて…
そのひとつ1つの言葉を投げかけられるたびにわたしは賞は取れなかったけどそんな人の縁をミスiDを通じて得ることができてたんだと、その事実に胸がいっぱいになって握手しながら目と鼻から蜂蜜だらだらに垂らしてしまっていた(もえにゃん参照)
沢山の友達やスタッフさんに出会えてSNSを通じてわたしをいつも見守ってくれる人にも出会えて(普段あまり反応くれないけどじぶんはどれだけ幸せなのかと。
結局わたしは最後まで卑屈なので賞を取れなかったこと暫く引きずるだろうけど、悔しいのは自分が努力してきた自信があるからだっていう言葉を自分に言い聞かせつつ徐々に前に進む準備をしようと思う。
準備が完璧に整ったらまたちゃんと宣言するからそれまでちょっとネガティブな私がいても優しく見守って欲しい。
2月誕生日なので生誕祭やりたい。それまでにもっと魅力的な人間になることを約束するから、絶対来てください。
LGBTも障害のこともその他わたしが行ってきた発言で誰かが救われてたら最高だな。誰かのアイドルになれたかな。なれてたらいいな。
今までたくさんの愛を注いでくださってありがとうございました。わたしもあなたを愛してます。
2019/11/23 洋梨(@la_flance_)