【わたしのイッピン】 -能作 錫の器-
錫の器
先日、誕生日の折に素敵な“イッピン”をいただきました。
“能作さんの錫の器”です。
ダリアを象った幾何学的なデザインと錫が持つ質感が合わさった、素敵なイッピンです。
箱の中には“花言葉”も添えられていて開けてからのサプライズも詰まった、とても嬉しいプレゼントでした。
ですが、このお品はそれだけではないのです。
なんと、自分の好みに合わせて形を変えることができるのです。
時折、曲げる際にピキッと音がするのですが、これは“錫鳴き”という現象なのだそう。
この器をいただいて、錫という素材の面白さに初めて出会いました。
富山県の鋳物屋“能作”
作られたのは、富山県にある鋳物屋の“能作”さん。
大正5年から続く老舗で、時代に合った様々な品を制作されています。
伝統を守りながらも、モダンで洗練されたデザインの心惹かれる商品がたくさん揃えられています。
また、能作さんで作られる錫の製品は純正の物を用いて作られているそうです。
みなさんも良かったら、下記サイトの商品を覗いてみてください。
素敵なお品との心躍る出会いがあるかもしれません。
錫 -すず-
今までわたしの身近に錫という素材で出来たものはなかったので、この器を触ってみて新鮮に感じる事がたくさんありました。
手の温度が伝わると、だんだんと馴染んで温かくなっていく金属の器。金属特有の硬さの中に柔らかさも感じられるので、不思議な心地よさがあります。
古くから錫の器は“水は腐らず、酒はよりまろやかになる”と言われているほど錫が持つ抗菌作用は高く、実は食器には持ってこいの素材なのだそう。
そうと知って、早速いただいた器にお菓子を載せてみました。
モダンなデザインのなかで、和菓子の繊細さがより引き立ちます。
お菓子はお隣、石川県の“菓匠まつ井さん”の金箔羊羹です。こちらも金沢が誇る金箔があしらわれた、目にも口にも楽しいイッピンでした。
我が家では食器として使いましたが、きっと普段使いのトレーにしても、日々の生活空間を彩ってくれることでしょう。
いつか富山に赴き、直接お品を見てみたいな、と思っています。
✳︎ 能作さんのフラワートレーはamazonでもお取り扱いがあります。
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